カー用品・パーツ
更新日:2022.06.24 / 掲載日:2022.06.24
夏タイヤ購買行動調査 8割が店頭で購入 GfK Japan
ドイツを本拠地とするマーケティング・リサーチ会社「GfK」の日本法人であるGfK Japan(東京都中野区)は6月23日、自家用車を保有する全国のドライバー14,762名を対象に、夏タイヤの購買行動に関して2022年4月18日~5月1日の期間で実施したインターネット調査の調査結果を発表した。
タイヤの値上げについて 36%がタイヤの溝がなくなるまで使い続けると回答

全国のドライバー14,762名に、国内市販用タイヤの販売価格が引き上げられたことに対する考えについて聞いたところ、「タイヤの溝がなくなる(スリップサインが出る)まで今のタイヤを使い続けたい」が36%で最も多く、2位の「値上げがあっても欲しいタイヤを買いたい」21%を15ポイント上回った。
また、「グレードを下げて費用を抑えたい」と回答した人は15%となっているが、その中でも30代は22%と世代別で最も多く、「欲しいタイヤを買いたい」の20%を上回る結果となった。
夏タイヤ購入者 店頭購入者とインターネット購入者の違いは?

店頭でのタイヤ購入者が店舗を選んだ理由「いつも使っているお店」48%で最多
直近1年での夏タイヤ購入者のうち、80%がカーディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどの店頭で購入したという回答を受け、その購入店舗を選んだ理由について聞いたところ、「いつも使っているお店だから」が48%でトップに。続いて「タイヤの価格が安かったから」が28%という結果となった。
次に、購入タイヤの選定理由について聞いてみると、「信頼できるメーカー」が30%で最も多く、続いて「安定性、乗り心地」27%、「店員のおすすめ」24%という結果に。購入検討に際し、交換前に使っていた夏タイヤと同じメーカーを重視する人が40%を占め、インターネット購入者の31%と比べると重視度が高かった。
参考情報としては、「店員のおすすめ」が34%で最多となり、「店頭での価格」「店頭の商品展示」が続いた。これ以下の回答としては、「タイヤメーカーのホームページ」が11%、「価格比較サイト/ショッピングサイト」が7%と、インターネットでの情報収集には積極的ではない姿勢がうかがえる。
タイヤをインターネットで購入した理由 39%が安価な価格と回答
夏タイヤをインターネットで購入した人に、インターネットで購入した理由について聞いたところ、「安価な価格」が39%でトップに。また、「コストパフォーマンス」を挙げた人が30%に上った。「安定性、乗り心地」「運転中のノイズの少なさ」等の性能面への関心は、店頭購入者よりも高い傾向にあった。
参考にした情報源は、「価格比較サイト/ショッピングサイト」が37%、「検索サイト」が31%とインターネット上の情報が多く、「YouTube動画/広告」を参考にしたのは6%という結果に。なお、購入検討に際し39%が店頭を訪れており、実際の商品を事前に確認する消費者も少なくないことがわかった。
「夏タイヤ購買行動調査」概要
■調査期間:2022年4月 18日~5月1日(計14日間)
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:自家用車保有者 14,762名(ノンウェイト集計)
■回答者属性:性、年代、居住都道府県