車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2017.10.05 / 掲載日:2017.10.05
第3回目 BMW全方位

M8
創業以来、スポーティな存在として愛されるプレミアムブランド。革新的な技術とユーザーサービスに力を注ぎ、さらに勢いに乗るBMWは、ニューモデルも含めて話題が豊富!ここではその躍動感を感じてもらいます!
文●GooWORLD 写真●BMW
M8
最強スポーツクーペの
全容が明らかに!M8 GTE
最強スポーツクーペの
全容が明らかに!2018年に発売予定の新型「8シリーズ」に合わせ、「M8」のプロトタイプ写真が公開された。標準モデルに対して大幅なパワーアップが見込まれるM8は、大型のエアインテークやエグゾーストなどが、Mモデルらしい存在感を見せる。また、2018年から「FIAWEC(世界耐久選手権)」に参戦するべく開発が進むレーシングカー「M8 GTE」の開発も順調に進んでいることが明かされた。
8 Series
8シリーズが復活!
コンセプトモデルが公開8シリーズが復活!
コンセプトモデルが公開イタリアで新型「8シリーズ」のコンセプトモデルが発表された。1999年に生産を終了した初代8シリーズは、およそ20年の時を経て、2018年にリリースされる予定だ。往年のBMWクーペからインスピレーションを得たというキドニーグリルから続く先鋭的なフォルムは、初代同様、大きなインパクトを与える。豪華、斬新とされるインテリアにも注目だ。
7 Series
7シリーズが発売40周年
記念モデルをリリース7シリーズが発売40周年
記念モデルをリリース世界中のエグゼクティブから愛され続けるフラッグシップ「7シリーズ」。初代以来、快適性を極めながら、BMWらしくドライビングプレジャーにもこだわり続けた7シリーズが、デビューから40周年となった。それを記念し、専用色フローズンシルバーメタリックとペトロールマイカメタリックが選べる特別仕様車が登場するなど、盛大に祝われた。
高品質な素材で囲まれ、ラグジュアリー感が漂う「エディション 40 ヤーレ」の室内。細部に至るまで細かなオーダーメイドとなり、熟練の職人による手作業で仕上げられている。
Smartphone
スタッフがスマホいじり!?
それはあなたのためスタッフがスマホいじり!?
それはあなたのためBMWは、サービススタッフとセールス部門のコミュニケーション用のアプリケーション「BMWグループ サービス リンク」を導入した。技術的な緊急対応やキャンペーンなどについて、スタッフがタイムリーに最新情報を取り入れることができ、適切な情報提供やスピードアップなど、顧客対応のさらなるレベルアップが期待できるという。
black Fire
X5MとX6Mに
「黒一色」の特別仕様車X5MとX6Mに
「黒一色」の特別仕様車「X5 M」と「X6 M」にとびきりシックな特別仕様車が登場した。キドニーグリルからハニカムメッシュ、サイドミラー、ホイール、さらにはインテリアもブラックで統一された「ブラックファイア」。日本での発売も予定されているというので楽しみだ。
インテリアも漆黒の空間。そこにアクセントとなる赤色が効果的に用いられてスポーティな雰囲気に満ちている。ダッシュボードには「BLACK FIRE」のロゴが入る。
Record
BMWグループの上半期
過去最高の販売台数を記録!BMWグループの上半期
過去最高の販売台数を記録!BMWグループは、2017年上半期に世界新車販売台数が、新記録となる122万819台(前年同期比5%増)に上ったと発表された。地域別には、アジアでは前年同期比15.1%増と大幅に伸びた(41万5262台)が、ヨーロッパでは2.2%の増加(55万4846台)、アメリカでは4.1%減(17万1291台)にとどまった。モデルでは「7シリーズ」や「X1」の好調が目立った。
Motorcycle
二輪車部門も絶好調!
7年連続の記録更新も視野二輪車部門も絶好調!
7年連続の記録更新も視野二輪部門「BMWモトラッド」は、2017年上半期の世界新車販売台数が、過去最高の8万8389台(前年同期比は9.5%増)に達したと発表した。ドイツをはじめアメリカ、ヨーロッパでも販売が好調だった。積極的な新車攻勢で、2020年までに、年間20万台計画を掲げる。
HP4 RACE
重量146kg、215馬力!
夢の超高性能BMWマシン重量146kg、215馬力!
夢の超高性能BMWマシン世界初、フルカーボンのフレームとホイールを搭載し、徹底的に軽量化された「HP4 RACE」。146kg(乾燥重量)の車体で、排気量999cc、215馬力のパワーによる異次元のパフォーマンスを実現するこのバイクは、750台の限定だ。ベルリン工場のスペシャリストによりハンドメイドで作られ、シリアルナンバーが与えられる。価格は1000万円。
BMW ConnectedDrive+
さらに進化して便利になる
デジタルサービスさらに進化して便利になる
デジタルサービス車載インフォテインメントとスマートフォンのコンテンツを統合し、操作性を高めるデジタルサービス「BMWコネクテッドドライブ+」が発表された。スマートフォンで目的地を入力すると、十分な燃料があるかのチェックを行い、燃料が不足する場合、ルート沿いで給油地を案内したり、また、時間どおりに到着するための理想的な出発時間なども知らせてくれる。
スマートフォンと車両は相互にデータ交信を行い、到着が遅れそうな場合、指定したひとに到着予定時間や地図上の現在地(車両)を簡単に送ることもできる。
Spaghetti
スパゲッティ柄の「i3」が
オークションで高額落札スパゲッティ柄の「i3」が
オークションで高額落札「i3」の車体全体にパスタが描かれた「スパゲッティカー」が、フランスのサントロペで開催されたチャリティオークションに出品され、ベース車両を大幅に上まわる10万ユーロ(およそ1300万円)で落札された。イタリアのコンセプチュアル・アーティストであるマウリツィオ・カテラン氏が手がけたi3。気になる購入者は、スイスのコレクターだという。
BMWはオークションによる収益金を、映画俳優・監督であるレオナルド・ディカプリオ氏が設立した、環境保護活動を積極的に支援する財団に寄付するとしている。
ふたつの「i」
欧州各国が法制化へと踏み込み、一挙に現実味を帯びてきた脱ガソリンと電動化。BMWにとってそれは強烈な逆風かと思いきや、すでにサブブランド「BMW i」にて電動化への準備は万端。さらなる一手である「iパフォーマンス」をもってして、一気に勝機を掴む勢いだ。
文●GooWORLD 写真●内藤敬仁、BMW
電動化への対応はすでにかなりのレベルで到達済
走りのよさを信条としてきたBMWにとって、環境問題への対処はつねにチャレンジングな課題だった。近年では欧州を中心に「脱ガソリン」を制度化する動きも出てきているが、BMWは電動化についても、むしろ積極的な姿勢で取り組んでいる。
BMWがサブブランドである「BMW i」のプロジェクトをスタートさせたのは2007年。プロダクトの側面からだけでなく、将来の社会構造まで含めた研究を重ね、それにフィットするテクノロジーを、製造、素材といった広範囲に渡り開発した。とくに喫緊の課題であるCO2の排出削減については、自動車が走行する際に排出されるものだけでなく、製造から破棄まで含めたモデルサイクルでの削減を求めた。
そこから生まれたのが、「持続可能な次世代モビリティ」というコンセプトであり、キーテクノロジーとしてEV、プラグイン・ハイブリッド、CFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)が選ばれた。さらにBMWはアメリカやドイツに「BMW i」のために100%自然エネルギーで操業する専用工場を建設。2014年にはついに市販プロダクトとして「BMW i」をスタートさせてしまったのだ。
「BMW i」は、その先鋭性ゆえに大量生産に不向きではあるが、近年ではそのフィロソフィーを注ぎ込んだ量販モデル「iパフォーマンス」の販売も開始させた。そのラインアップの豊富さは、気がつけばハイブリッドを得意とするはずの国産車を凌駕するほど力強い。
1. BMW i
未来を先取りする持続可能性を極め電動化したサブブランド
i8
いまだ鮮烈な印象の
未来派スーパースポーツ「BMW i」というブランドを象徴する存在でもある次世代型スーパースポーツのi8。カーボン製の軽量かつ高剛性の車体に、電気モーターと1.5L 3気筒ターボを前後に搭載するプラグイン・ハイブリッドカーである。システム最大出力は362馬力ながら、燃料消費量は小型車並み。2017年4月にはLEDの2倍の照射距離を誇る「BMWレーザー・ライト」を装備する限定車「i8 Protonic Frozen Black」も登場した。
限定車に施された特別塗装色の「プロトニック・フローズン・ブラック」はマットな質感と金属の輝き感を両立させたスペシャルカラー。
i3
新型バッテリーで
航続距離を大幅にアップ2014年にBMW初の市販電気自動車として登場し、注目を集めたi3。車両の素材や製造過程をも含めて、環境に対する影響を最小限に抑えた意欲的な都市型モビリティだ。2016年10月にはリチウムイオン・バッテリーのエネルギー密度を高める改善により、航続距離を390kmと従来より70%向上(JC08モードにて)させることに成功。発電用エンジンを搭載するレンジエクステンダー仕様も存在する。
従来とバッテリーのサイズを変えることなくエネルギー密度を向上させることに成功。航続距離を大幅に伸長させ、実用性は一気に高まった。
2. iPerformance
理想と現実を兼ね備えるプラグイン・ハイブリッド
環境性能だけでなくBMWらしい
走りのよさにもこだわったシステム環境性能だけでなくBMWらしい
走りのよさにもこだわったシステムBMWのプラグイン・ハイブリッドモデルは、エンジンとモーターを同軸に配置するのが特徴。ガソリンエンジンを主軸に、低速時にはモーターのみの走行も可能としたシステムで、大排気量モデルのような加速とエコカーのような経済性、環境性能を両立させたのがポイント。バッテリーを車両の重心近く、低い位置に搭載しているところにも、走行性能にこだわるBMWらしさが現れている。停車中に車外からエアコンを操作し、温度管理することも可能。
BMWのプラグイン・ハイブリッドモデルには、急速充電機能は備わっていない。これは、走行しながらの充電が可能であること、そして完全放電からでも最長約4時間で満充電が可能であるから。
新型5シリーズに搭載されるプラグイン・ハイブリッドシステム。エンジンとトランスミッションの間にモーターを、後席下にバッテリーを配置するというシンプルな機構だ。
プラグイン・ハイブリッド ラインアップ
7
740e iPerformance5
530e iPerformance
3
330e iPerformance2
225xe iPerformance Active TourerX5
X5 xDrive40e iPerformance
全国2万カ所で充電できる「ChargeNow」
電気自動車ユーザーがもっとも心配するのが活動先での充電環境。BMWは他ブランドに先駆け、公共充電サービス「チャージナウ」を2016年に開始している。これは国内最大規模の充電器ネットワークを利用できるようにするもので、2017年8月現在で約2万基を用意。会費制だが初年度は無料、2年目以降も普通充電器は無料となる。
「チャージナウ」はBMWの電動化モデルに付帯するサービスで初年度の会費および利用料金は無料となっている。
たとえばi3であれば、2年目から月額5000円、急速充電は15円/分(普通充電はすべてのクルマで利用料無料)というコストで利用できる。
使用済み電池を積極的にリユース
電気自動車の持つ課題として、劣化したバッテリーをどう扱うかというものがある。BMWでは、それに対する回答のひとつとして、劣化したバッテリーを再利用するプロジェクトに取り組んでいる。ボートメーカーとのコラボでは、i3の使用済みバッテリーを使ったボートを販売(日本未発売)。4ノットで5時間の航行が可能だという。
