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更新日:2021.10.07 / 掲載日:2021.10.07

メルセデス・ベンツ GLSの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

メルセデス・ベンツ GLSのグレード紹介 あなたはどこまで知っている?

2015年に初代が登場し、2020年にフルモデルチェンジされて2代目になったばかりのメルセデス・ベンツ GLSに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ GLSの歴史

2015年11月、ロサンゼルスオートショーにてメルセデス・ベンツからGLSの初代が登場することが発表されます。2006年から販売されていたGLクラスの後継車として誕生したGLSは同ブランドの最上級SUVとして位置づけられており、大人が7人乗ってもゆったり過ごすことができる上質な室内空間を兼ね備えているのが特徴です。また、オンロード、オフロードともに優れたパフォーマンスと快適性を両立しています。

2016年4月、本国でも登場から遅れること半年後にようやく日本に導入されました。このときのラインアップは、以下の3グレードが設定されています。

3.0L V型6気筒Bディーゼルターボエンジンを搭載したグレード
・GLS 350d 4マチック
・GLS 350d 4マチックスポーツ

4.7L V型8気筒ツインターボガゾリンエンジンを搭載したグレード
・GLS 550 4マチックスポーツ

これらのグレードはシートレイアウトを変更することで、ラゲッジルームは680Lから最大2300Lにまで調整することが可能です。

2019年4月、ニューヨーク国際オートショーにてGLSの2代目が登場することが発表されます。

2020年3月、本国での登場から遅れることおよそ1年後にようやく2代目が日本に導入されました。この世代では、エクステリアとインテリアのデザインが一新されているのが特徴です。

エクステリアでは、特徴的なデザインの2本のルーバー、クローム仕上げのアンダーガードを採用。インテリアでは、メルセデス・ベンツの対話型インフォテインメントシステム「MBUX」などの最新技術を搭載させました。

導入された当初には、以下の2つのグレードが設定されています。

3.0L直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載したグレード
・GLS 400d 4マチック

4.0L V型8気筒ガソリンエンジンとISGを搭載したグレード
・GLS 580 4マチックスポーツ

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GLS 400d 4マチック

クリーンディーゼルエンジンを搭載した「GLS 400d 4マチック」
GLS 400d 4マチックは、2代目の2020年3月に設定されたグレードです。

このグレードには、静かで滑らかな走りを実現する3.0L直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載しています。

その他の装備としては、メルセデス・ベンツの対話型インフォテインメントシステムである「MBUX」を搭載しているのが特徴で、これによりカーナビやエアコンの温度などの設定が音声で操作できるようになりました。また、ハンドルは右ハンドルのみが設定されています。

中古で購入する際の目安となる予算
GLS 400d 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には1台も流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。

そもそもGLS 400d 4マチックは、2021年3月に設定されたばかりのグレードです。そのため、まだ新車として購入するケースがほとんどで、中古車として手放すユーザーは少ないと予想できます。このような理由から、GLS 400d 4マチックの中古車を手に入れるにはまだ時間がかかりそうです。

先代モデルとの比較
■2代目(現行モデル):2020年~
GLS 400d 4マチックは、2代目の誕生と同時に設定されました。

2代目ではベースグレードとして位置づけられていますが、装備は充実しており、デュアルエアコンやクルーズコントロール、本革巻きステアリング、本革シートなどが標準装備されています。また、パワーシートについては運転席だけではなく、後席にも標準装備されているのが特徴です。

安全装備も充実しており、最新の安全運転支援システムであるインテリジェントドライブも標準装備するなど、安全面にも抜かりありません。

そんなGLS 400d 4マチックの中古車は、現時点の中古車市場にはまだ1台も流通していませんでした。このグレードは2021年3月に登場してからそれほど時間が経過していないので、流通していないのも仕方がありません。時期を待てば流通する可能性はありますが、新車価格と変わらない価格がつくことが予想されるため、予算を確認してから購入を決めることをおすすめします。

エンジンは3.0L直列6気筒ディーゼルターボ最高出力330ps。ボディサイズは全長5210mm×全幅1955mm×全高1825mmです。

人気のあるカラー
GLS 400d 4マチックのボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・モハーベシルバー(M)
・カンバサイトブルー(M)
・ブリリアントブルー(M)
・エメラルドグリーン(M)
・セレナイトグレー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

※(M)とはメタリックペイントを意味します。

GLS 580 4マチックスポーツ

ISGを搭載するスポーツ仕様モデルの「GLS 580 4マチックスポーツ」
GLS 580 4マチックスポーツは、2代目の2020年3月に設定されたグレードです。

このグレードは、4.0L V型8気筒ガソリンエンジンと、スターターと発電機の機能を併せ持つシステムの「ISG」を搭載してスポーツ仕様モデルとなっています。

最大の特徴としては、日本で初めての導入となる48Vの電気システムを動力に使用したアクティブサスペンション「E‐ACTIVE BODY CONTROL」を装備していること。これにより、強烈な発進と加速が体感できます。

中古で購入する際の目安となる予算
GLS 580 4マチックスポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2020年式:1328万円〜1698万円
2021年式:1568万円〜1750万円

GLS 580 4マチックスポーツの中古車は、現時点では10数台が流通していました。登場して間もないグレードなので、ほとんどの車両の走行距離は短く、車両状態もよいのが特徴。そのため、いずれも新車と変わらない価格で取引されています。

先代モデルとの比較
■初代(現行モデル):2020年~
GLS 580 4マチックスポーツは、2代目の誕生と同時に設定されました。

4.0L V型直列8気筒ガソリンエンジンに、ISGを組み合わせることでさらなる高出力を実現してくれます。また、ISGを装備することで、燃費性能も向上しているのが特徴です。その他の装備に関しては、同時に設定された「GLS 400d 4マチック」と大きく変わりはありません。

デュアルエアコンやクルーズコントロール、本革シートなどが標準装備されていますが、本革巻きステアリングのみ設定されませんでした。また、ウッドパネルはオプションで装備することが可能です。

このグレードも登場からあまり時間が経過していないグレードですが、それでも現時点の中古車市場には10数台が流通していました。GLS 400d 4マチックに比べて選択肢は多いですが、価格は新車価格と変わらないものばかりですべてが1000万円以上と非常に高額です。そのため、あまり中古車として購入するメリットはないかもしれません。

エンジンは4.0L V型8気筒ツインターボ最高出力489ps。ボディサイズは全長5220mm×全幅2030mm×全高1825mmです。

人気のあるカラー
GLS 580 4マチックスポーツのボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・モハーベシルバー(M)
・カンバサイトブルー(M)
・ブリリアントブルー(M)
・エメラルドグリーン(M)
・セレナイトグレー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

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GLS 350d 4マチックスポーツ

BlueTECディーゼルターボエンジンを搭載したスポーツ仕様モデル「GLS 350d 4マチックスポーツ」
GLS 350d 4マチックスポーツは、初代の2019年3月に設定されたグレードです。このグレードは、3.0L V型6気筒BlueTECディーゼルターボエンジンを搭載したスポーツ仕様モデルとなっています。

9速オートマティックトランスミッションを装備しており、滑らかなシフトチェンジを実現しているのが特徴です。さらに4マチックと組み合わせられているので、さまざまな天候や路面状況にも常に最適なトラクションを発揮します。

中古で購入する際の目安となる予算
GLS 350d 4マチックスポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2016年式:379万円~798万円
2017年式:538万円~798万円
2018年式:583万円〜838万円
2019年式:838万円
2020年式:流通量希少のため算出不可

GLS 350d 4マチックスポーツは初代に設定されていたグレードなので、現時点の中古車市場には30台以上が流通しています。初期年式の車両であれば価格も少しは落ち着いてきていますが、それでも300万円以上はするため、よく考えてから購入したほうがよいでしょう。

先代モデルとの比較
■初代:2016年~2020年
GLS 350d 4マチックスポーツは、初代の誕生と同時に設定されました。

エクステリアは、スポーティーでダイナミックなメルセデス・ベンツのブランドであることを誇張するデザインとSUVデザインを融合させた高級感を感じさせるものとなっています。

また、インテリアにはベースとなったSクラスと同様の上質な本革シートなどを装備しているのが特徴です。主な装備として、デュアルエアコンやパワーウィンドウ、クルーズコントロール、本革巻きステアリング、運転席パワーシート、ウッドパネルなどを搭載。

安全装備に関しては、車両の周囲状況を確認できる360°カメラシステム、縦列駐車と車庫入れをアシストしてくれるアクティブパーキングアシストなどが標準装備されています。

このグレードの中古車は、現時点の中古車市場には30台以上が流通しています。高年式のものはまだ高額ですが、初期年式であれば落ち着きつつあるので新車で購入するよりはだいぶ安く購入できるでしょう。

エンジンは3.0L V型6気筒ディーゼルターボ最高出力258ps。ボディサイズは全長5130mm×全幅1982mm×全高1849mmです。

人気のあるカラー
GLS 350d 4マチックスポーツのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カンバサイトブルー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

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GLS 550 4マチックスポーツ

変速ショックの少ない快適な乗り心地を実現している「GLS 550 4マチックスポーツ」
GLS 550 4マチックスポーツは、初代の2016年4月に設定されたグレードです。

このグレードは、4.7L V型8気筒ツインターボのBlueDIRECTガゾリンエンジンを搭載したモデルとなっています。トランスミッションには、GLS 350d 4マチックスポーツと同様の9速オートマティックトランスミッションを採用しているのが特徴です。そのため、変速ショックの少ない快適な乗り心地を実現しています。

また、このグレードには左ハンドルのみ設定されました。

中古で購入する際の目安となる予算
GLS 550 4マチックスポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2016年式:513万円〜837万円
2017年式:578万円〜958万円
2018年式:568万円〜928万円
2019年式:流通量希少のため算出不可
2020年式:流通量希少のため算出不可

GLS 550 4マチックスポーツの中古車は、10数台が流通しています。初期年式はいくらか選択肢はありますが、高年式のものは流通していないので、このグレードの比較的新しいモデルを手に入れるのは難しいでしょう。

先代モデルとの比較
■初代:2016年~2020年
GLS 550 4マチックスポーツは、初代の誕生と同時に設定されました。

このグレードの最大の特徴は、4.0Lのクリーンディーゼルエンジンを装備しており、当時最上級の出力455馬力を実現していることです。その他の装備に関しては、ほとんど「GLS 350d 4マチックスポーツ」と変わりなく、デュアルエアコンやパワーウィンドウ、クルーズコントロールなどが装備されています。

また、安全装備では「GLS 350d 4マチックスポーツ」と同じく360°カメラシステムやアクティブパーキングアシストなどが標準装備されているのが特徴です。

GLS 550 4マチックスポーツは、現時点の中古車市場には10数台が流通しています。初代に設定されていたグレードの中では、上級グレードに位置づけられているため、中古車価格は安くても500万円以上とわりと高額です。そのため、予算とよく比較したうえで購入することをおすすめします。

エンジンは4.0L V型8気筒ツインターボ最高出力455ps。ボディサイズは全長5140mm×全幅1980mm×全高1850mmです。

人気のあるカラー
GLS 550 4マチックスポーツのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カンバサイトブルー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

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※本記事は、2021年9月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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