中古車購入
更新日:2024.12.27 / 掲載日:2021.03.19
ランドローバー ディフェンダーの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

ディスカバリーと並び、今やランドローバーを代表する車種のひとつであるランドローバー ディフェンダーに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
ランドローバー ディフェンダーの歴史
1990年、高級四輪駆動車を専門とするイギリスの自動車メーカーであるランドローバーからディフェンダーの初代が登場します。しかし、登場から日本に輸入されるまでの期間は非常に長く、12年ほどの期間が空きました。2002年に、ようやく日本での販売を開始します。この世代では、2.5L直列5気筒SOHCの直噴インタークーラーディーゼルターボエンジンを搭載しました。トランスミッションは、ハイ/ローの2段変速の副変速機付きフロアシフト5速マニュアルという組み合わせを採用しています。
導入された当初は、以下のグレード展開のみでした。
・ディフェンダー 110SW
その後、次々と以下の3つのグレードを販売します。
・ディフェンダー ブラック
・ディフェンダー 110S
・ディフェンダー 110SE
2005年には、イギリス本国よりも10年も早く日本での販売を終了。
2015年には、イギリスでも生産を終了しています。
2020年、イギリスでの販売終了から約5年振りに2代目が登場しました。日本では、約15年ぶりの登場となります。新たに生まれ変わったディフェンダーには、2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジンが搭載され、最高出力も先代の122馬力から300馬力へと大幅にアップしました。
また、先代はディーゼルエンジンモデルのみの設定だったものが、この世代ではガソリンエンジンのみの設定に変わっています。さらに、軽量アルミニウムのモノコック構造で全く新しいアーキテクチャー「D7x」を採用したことにより、ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造となりました。
また、先進運転支援システム(ADAS)を採用し、エマージェンシーブレーキやクルーズコントロール機能を装備することで安全性能もグレードアップしています。
この世代導入時には以下のように非常に豊富なグレードを設定しました。
・ディフェンダー 90ベースグレード
・ディフェンダー 90S
・ディフェンダー 90SE
・ディフェンダー 90HSE
・ディフェンダー 90ファーストエディション
・ディフェンダー 110ベースグレード
・ディフェンダー 110S
・ディフェンダー 110SE
・ディフェンダー 110HSE
・ディフェンダー 110ファーストエディション
2023年4月には、日本国内で「2024年モデル」の受注を開始。ディフェンダー 90には5.0L V型8気筒スーパーチャージドエンジンと、待望の3.0L 直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジンを追加します。ディフェンダー 110にも同じくV8エンジンを設定しました。
このとき、ディフェンダー 130には、5人乗り仕様のグレード「アウトバウンド」を、ディフェンダー 110には先代グレードを引き継いだグレード「カウンティ」をラインナップしています。
ディフェンダー 110S
初代のベーシックグレード「ディフェンダー 110S」
初代では、2.5L直列5気筒SOHCの直噴インタークーラーディーゼルターボエンジンを搭載していましたが、2代目ではガソリンエンジン搭載へと変わっています。それに伴い、最高出力も122馬力から300馬力と大幅にアップしました。
2代目以降のモデルでは、パワーウィンドウや集中ドアロックなどを標準装備しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2003年式:流通量希少のため算出不可
2004年式:流通量希少のため算出不可
2005年式:流通量希少のため算出不可
2006年式:日本未導入
2007年式:日本未導入
2008年式:日本未導入
2009年式:日本未導入
2010年式:日本未導入
2011年式:日本未導入
2012年式:日本未導入
2013年式:日本未導入
2014年式:日本未導入
2015年式:日本未導入
2020年式:798万円前後
2021年式:789.9万円前後
現時点の中古車市場において流通しているディフェンダー 110Sの中古車は、たった1台です。唯一流通している車両は初代であり、発売から15年以上経過していますが、かなり高い価格がつけられています。
先代モデルとの比較
ディフェンダー 110Sは、初代の2003年7月に誕生しました。ロングホイールベース仕様の110(ワンテン)と呼ばれるこのシリーズにおいて、このグレードはベーシックグレードにあたります。
エンジンには2.5L直列5気筒SOHCの直噴インタークーラーディーゼルターボが搭載され、トランスミッションはハイ/ローの2段変速の副変速機付きフロアシフト5速マニュアルという組み合わせです。
この世代の中古車は、現時点で1台のみが流通しています。年式は非常に古いものの、高い価格がつけられていました。
エンジンは2.5L直列5気筒ディーゼルターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1785mm×全高2070mmです。
2代目(現行モデル):2020年~
この世代でも、110シリーズの中でのベーシックグレードという位置づけは変わっていません。
先代との変更点といえばエンジンで、初代はディーゼルエンジンモデルでしたが、この世代ではガソリンエンジンモデルが設定されました。また、最高出力も300馬力と先代に比べて大幅にアップ。
この世代は去年登場したばかりのため、まだ中古車は1台も流通していないので、流通するのを気長に待つしかないでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力300ps。ボディサイズは全長5018mm×全幅2008mm×全高1967mmです。
人気のあるカラー
・サントリーニブラック
・フジホワイト
・パンゲアグリーン
・ゴンドワナストーン
・アイガーグレイ
・インダスシルバー
・タスマンブルー
この中では、ソリッド系の白色の「フジホワイト」が人気です。
ディフェンダー 110SE
初代の最上級グレード「ディフェンダー 110SE」
エクステリア、インテリアともにベーシックグレードのディフェンダー 110Sよりも高級な仕様となっています。インテリアには、運転席だけではなく、助手席から後部座席に至るまですべての座席ヒーター付のブラックハーフレザーシートが採用されました。
2代目以降のモデルでは、ディフェンダー 110S同様パワーウィンドウや集中ドアロックなどを標準装備しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2003年式:流通量希少のため算出不可
2004年式:567万円
2005年式:流通量希少のため算出不可
2006年式:日本未導入
2007年式:日本未導入
2008年式:日本未導入
2009年式:日本未導入
2010年式:日本未導入
2011年式:日本未導入
2012年式:日本未導入
2013年式:日本未導入
2014年式:日本未導入
2015年式:日本未導入
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可
ディフェンダー 110Sと同時期に設定されているディフェンダー 110SEも、現時点で流通している中古車は1台のみです。このグレードも流通しているのは初代ですが、500万円を超える価格がついています。
先代モデルとの比較
ディフェンダー 110SEは、初代の2003年7月に誕生しました。ベーシックグレードであるディフェンダー 110Sに対して、このグレードは最上級グレードという位置づけとなっています。
搭載しているエンジンとトランスミッションの組み合わせは、ディフェンダー 110Sと同じです。ただし、エクステリアに16インチブーストアロイホイールやチェッカープレート付サイドプロテクションレールを装着している点やインテリアにヒーター付のブラックハーフレザーシートなどを採用している点が異なります。
この世代の中古車は、現時点で1台のみ流通していました。年式は2004年と非常に古いですが、高い価格がつけられています。
エンジンは2.5L直列5気筒ディーゼルターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1785mm×全高2070mmです。
2代目(現行モデル):2020年~
この世代のディフェンダー 110SEは、2020年4月に誕生しています。フルオートエアコンやクルーズコントロール、運転席パワーシートを装備しているのが特徴です。
この世代は去年登場したばかりのモデルのため、中古車はまだ1台も流通していないため、流通されるのを気長に待つしかありません。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力300ps。ボディサイズは全長5018mm×全幅2008mm×全高1967mmです。
人気のあるカラー
・サントリーニブラック
・フジホワイト
・パンゲアグリーン
・ゴンドワナストーン
・アイガーグレイ
・インダスシルバー
・タスマンブルー
この中では、ソリッド系の白色の「フジホワイト」が人気です。
ディフェンダー 110SW
高い耐久性と走破性を備えたモデル「ディフェンダー 110SW」
搭載された2.5L 直列5気筒SOHCの直噴インタークーラーディーゼルターボエンジンの最高出力は122馬力で、右ハンドルのみが設定されました。
頑強なアルミボディと高いボディ剛性を誇るボックスフレーム構造が採用されており、高い耐久性と走破性を備えたモデルとなっています。
装備面では、マニュアルエアコンやAM/FMラジオ付きMDプレイヤーが装備されました。
中古で購入する際の目安となる予算
先代モデルとの比較
ディフェンダー 110SWは、初代の2002年4月に誕生したグレードです。110(ワンテン)と呼ばれるこのモデルはロングホイールベース仕様となっており、5ドアモデルのみの設定となりました。
エンジンには、2.5L直列5気筒SOHCの直噴インタークーラーディーゼルターボエンジンが搭載され、最高出力は122馬力となっています。トランスミッションは、ハイ/ローの2段変速の副変速機付きフロアシフト5MTの組み合わせを採用。駆動方式はセンターデフ付フルタイム4WDで、右ハンドルのみの設定です。
ランドローバーの特徴でもある頑強なアルミボディと高いボディ剛性を誇るボックスフレーム構造が採用され、高い耐久性と走破性を備えるモデルに仕上がりました。
日本市場では1年程度しか設定されていなかったこのグレードの中古車は、現時点でたった1台しか流通していません。かなり古い年式ではあるものの、人気の高さから中古車価格は高騰しています。
エンジンは2.5L直列5気筒ディーゼルターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1785mm×全高2070mmです。
人気のあるカラー
・チャウトン・ホワイト(ソリッド)
・コニストン・グリーン(ソリッド)
・ボナティ・グレイ(メタリック)
・ラトランド・レッド(ソリッド)
この中では、ソリッド系の白色の「チャウトン・ホワイト(ソリッド)」が人気です。
ディフェンダー ブラック
50台限定の特別仕様車「ディフェンダー ブラック」
ボディカラーはグレード名が示す通り、ジャバ・ブラック1色のみの設定となっています。また、インテリアにはブラックレザーシートやブラックのカーペットなどが採用されているのが特徴です。その他のインテリアもブラックでまとめられています。
装備面では、マニュアルエアコンにAM/FMラジオ付きMDプレイヤーなどが装備されました。
中古で購入する際の目安となる予算
先代モデルとの比較
ディフェンダー ブラックは、2002年9月に50台限定の特別仕様車として誕生しました。
今回の限定モデルであるディフェンダー ブラックは、ロングホイールベースの「110・ダブルキャブ・ピックアップトラックバージョン」がベースとなっています。
このグレードでは、アルミ製チェッカープレートをウィングトップとサイドスリップに装着しました。その他にも、シルバーペイントの頑強なアウターロールケイジやシルバースチールホイールなども装備されています。
搭載エンジンには、最高出力122馬力の2.5L 直列5気筒SOHCの直噴インタークーラーディーゼルターボが採用されました。
インテリアには、ブラックレザーシートやブラックのカーペットなどを採用しています。その他、アロイのギアレバーやトランスファギアボックスレバー、クロームのベゼル付のインストゥルメントパネルなどが装備されているのも特徴です。
限定50台の特別仕様車ということもあり、現時点の中古車市場での流通量は、わずかに1台のみとなっています。しかし、流通していること自体奇跡に近いので条件に合えば購入を決めるのがおすすめです。
エンジンは2.5L直列5気筒ディーゼルターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4495mm×全幅1785mm×全高2090mmです。
人気のあるカラー
・ジャバ・ブラック
もともと1色しか設定されていないので、必然的に人気なのは漆黒の「ジャバ・ブラック」です。
※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。