中古車購入
更新日:2025.02.28 / 掲載日:2020.10.11
プジョー 308の狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

フランスの老舗自動車メーカーであるプジョーを代表する人気のシリーズ「308」に関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
プジョー 308の歴史
プジョーは、200年以上の歴史を誇るフランスの老舗自動車メーカーです。もともとは家族経営で製粉業を営んでいましたが、1810年にジャン=ピエール・プジョーとジャン=フレデリック・プジョーの兄弟が製鉄業を始めたことが、自動車メーカーへと発展するきっかけとなりました。そんなプジョーが2008年、Cセグメント市場に投入したのが、ブランドを代表する308シリーズです。初代308のグレード構成は、ベースグレードの「プレミアム」、上級グレードの「シエロ」、そしてスポーツモデルの「GTi」の3種類が用意されました。
発売当初のボディタイプはハッチバックのみでしたが、間もなくステーションワゴンを追加。プレミアムとシエロには1.6L直噴ターボチャージャーエンジン(140馬力)と4速ATを搭載し、GTiには1.6L直噴ターボチャージャーエンジン(175馬力)と4速MTが採用されました。
2代目となるプジョー308は、2014年のフルモデルチェンジを機に、新たに「アリュール」や「GTライン」といったグレードを追加。さらに、スポーティーモデルのGTiは、プジョーのモータースポーツ部門「プジョースポール」の手によって、「GTi byプジョースポール」として刷新されました。
2018年12月には、新開発の1.5Lクリーンディーゼルエンジンを搭載した「ブルー HDi」モデルが登場。現在では、GTi byプジョースポールを除くすべてのグレードに「ブルー HDi」モデルがラインアップされています。
現行モデルのプジョー308シリーズは、ガソリンエンジンとクリーンディーゼルエンジンを搭載したモデル、さらにはハッチバックとステーションワゴンが揃い、プジョーを代表する人気シリーズへと成長しています。
3代目プジョー 308(P5型)は、プジョーの次世代モデルとして2021年に登場しました。ブランドの新たなデザイン言語を採用し、フロントには新しいライオンエンブレムを配置。改良されたEMP2プラットフォームをベースに、ガソリンやディーゼルに加え、プラグインハイブリッド(PHEV)もラインアップされています。
インテリアは進化したi-Cockpitを採用し、10インチデジタルディスプレイや最新のインフォテインメントシステムを搭載。先進技術と環境性能を融合させ、洗練されたドライビング体験を提供しています。
308 GT ハイブリッド
フルモデルチェンジで進化した待望のハイブリッドモデル「308 GT ハイブリッド」
1.6L直列4気筒ターボエンジンと電動モーターを組み合わせ、システム総出力225ps、最大トルク360Nmを発揮。8速EAT8オートマチックと連携し、滑らかな加速性能を実現しました。EVモードでは最大約60kmのゼロエミッション走行が可能です。
インテリアにはi-Cockpitを採用し、10インチのデジタルディスプレイや最新のインフォテインメントシステムを搭載。308 GT ハイブリッドは、スポーツ性と快適性を両立させた最先端のハイブリッドカーです。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2022年式:372万円~373万円
2023年式:398万円~418万円
2024年式:410万円~462万円
2025年式:流通量希少のため算出不可
308 GT ハイブリッドは、2022年に登場した新しいグレードです。発売から間もないため、中古車市場での流通量は非常に少なく、現時点ではわずか7台しか見つかりませんでした。このため、中古車市場での販売価格は高値で安定しており、新車価格とほぼ同等の価格設定となっています。
先代モデルとの比較
308 GT ハイブリッドは、1.6L直列4気筒ターボエンジン(PureTech)と電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルです。
FF(前輪駆動)方式を採用し、8速EAT8オートマチックと組み合わせることで、滑らかな加速を実現。0-100km/h加速は約7.5秒を記録しました。充電時間は3.7kWの普通充電で約3時間50分、オプションの7.4kW充電器を使用すれば約1時間55分でフル充電できます。
インテリアにはi-Cockpitを採用し、10インチデジタルディスプレイや最新のインフォテインメントシステムを搭載。19インチホイールやアクティブサスペンションも装備し、スポーティな走行性能と快適性を兼ね備えたモデルです。
エンジンは1.6L直列4気筒DOHCターボ+モーター、最高出力180ps。ボディサイズは全長4420mm×全幅1850mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・オリビン・グリーン
・ペルラ・ネラ・ブラック
・エリクサー・レッド
・ヴァーティゴ・ブルー
・オケナイト・ホワイト
308 GT ハイブリッドの流通量は非常に少ないため、人気のボディカラーを特定するのは困難です。ただ、中古車市場で流通しているカラーでは、鮮やかで明るめの青色の「ヴァーティゴ・ブルー」と、黒真珠のような光沢と高級感のある「ペルラ・ネラ・ブラック」が多く見られています。
308 GT ブルーHDi
環境に配慮した本場のクリーンディーゼルエンジンモデル「308 GT ブルーHDi」
さらに、最新のi-Cockpitを採用し、10インチデジタルディスプレイや最先端のインフォテインメントシステムを搭載。GT専用のエクステリアデザインやスポーツサスペンションも備え、快適な乗り心地とスポーティな走行フィールを提供します。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2022年式:266万円~362万円
2023年式:325万円~370万円
2024年式:394万円~420万円
2025年式:流通量希少のため算出不可
308 GT ブルーHDiもまた、308 GT ハイブリッドと同じく2022年に登場した新しいグレードであるため、中古車市場における流通量は20台程度と少ない状況です。そのため、価格も308 GT ハイブリッドと同様に高値で安定しています。
先代モデルとの比較
308 GT ブルーHDiは、1.5L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、8速EAT8オートマチックトランスミッションと組み合わせて、スムーズなシフトチェンジと高い燃費性能を実現。駆動方式は前輪駆動(FF)で、0-100km/h加速は約10秒を誇ります。さらに、GT専用のスポーツサスペンションにより、俊敏なハンドリングと快適な乗り心地を兼ね備えました。
エクステリアには専用のフロントグリルとエアロダイナミクスを強調したデザインを採用。インテリアには10インチデジタルディスプレイとi-Cockpitが標準装備され、ADAS(先進運転支援システム)も充実しており、安全性と快適性を両立しました。
エンジンは1.5L直列4気筒DOHCターボ(ディーゼル)、最高出力は130ps。ボディサイズは全長4420mm×全幅1850mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・オリビン・グリーン
・ペルラ・ネラ・ブラック
・エリクサー・レッド
・ヴァーティゴ・ブルー
・オケナイト・ホワイト
この中では、艶と深みのある白色の「オケナイト・ホワイト」が人気で、現時点の流通量のうち約半数を占めていました。
308 GTi
308のスポーティーモデル「308 GTi」
プジョーは1984年に発表した205 GTi以来、ハッチバックのスポーツモデルにはこの「GTi」の3文字を使い続けています。この308 GTiも、それらのスポーツモデルを受け継ぐグレードです。
他のグレードではハッチバックだけでなくステーションワゴンも用意されていますが、308 GTiはハッチバックのみで、トランスミッションも6速MTのみのラインナップとなっています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2008年式:88万円
308 GTiは308が誕生した当初に設定されているグレードで、今もなお人気が高いですが、中古車市場の流通量はかなり少ないといっていいでしょう。そのため、現時点で確認することができたのは、わずか1台のみという状況です。このようなことから、時期によっては全く市場に流通していないという状況も考えられます。
先代モデルとの比較
308 GTiは初代に設定されていたグレードで、プジョー 308のスポーティーモデルです。プジョーは、1984年に発表した205 GTi以来、ハッチバックのスポーツモデルにはこの「GTi」の3文字を使い続けており、308 GTiもその例にもれず、プジョーのスポーツモデルとしての伝統を引き継いだ形となっています。
エンジンは、プジョー・シトロエンとBMWが共同で開発した新世代の1.6L直列4気筒ターボを搭載しました。そして、以下の内容が標準装備されています。
・パノラミック・ガラスルーフ
・バイキセノン・ヘッドランプ
・フロント&バックソナー など
ラゲッジスペースの容量は348Lとなっており、6:4の分割可倒式リアシートを折りたたむことで、最大で1201Lにまで拡大させることが可能です。
308 GTiは308の誕生当初に設定されたきりで、その後、マイナーチェンジは行われていません。そのため、中古車市場での流通量もほぼ無いといっても過言ではなく、希望の車両を探し出すのは困難でしょう。
エンジンは1.6L直列4気筒ターボ最高出力175ps。ボディサイズは全長4315mm×全幅1820mm×全高1515mmです。
人気のあるカラー
・ペルラ・ネラ・ブラック
・アルミナム・グレー
・シャーク・グレー
・バビロン・レッド
・エーゲ・ブルー
この中では、黒真珠という意味を持っているぺルラ・ネラという名前が示す通り、黒真珠のような光沢と高級感のある「ペルラ・ネラ・ブラック」が人気です。
308 アリュール

都会的で上質感のあるデザインの「308 アリュール」
エクステリアは都会的で上質感のある外観となっており、13個のLEDが埋め込まれたデザインが特徴のLEDフルヘッドライト、光が流れるウインカーのシーケンシャルインジケーターなどといったデザインが人気を呼んでいます。
インテリアでは、シートはテップレザー/ファブリッシート加工が施されており、シルバーとブラックで統一されたモダンな雰囲気のデザインが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2014年式:流通量希少のため算出不可
2015年式:51万円~137万円
2016年式:67万円~118万円
2017年式:63万円
2018年式:流通量希少のため算出不可
2019年式:135万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可
2022年式:279万円~287万円
2023年式:269万円~365万円
2024年式:流通量希少のため算出不可
2025年式:流通量希少のため算出不可
308 アリュールは、308の中でも中古車市場での流通量が比較的多いグレードです。そのため、308 アリュールの中古車を見つけることはそれほど難しくはないでしょう。
しかし、308 アリュールにはハッチバックとステーションワゴンの2タイプがあり、ステーションワゴンの流通量は多いといえないため、見つけるのは簡単ではないでしょう。
先代モデルとの比較
308 アリュールは、2014年11月のフルモデルチェンジにより誕生した2代目で初めて設定されたグレードで、2代目308シリーズのベースグレードとなっています。グレードの設定当初は、ハッチバックのみの設定でしたが、2015年10月にはステーションワゴンも設定されました。
主な装備は以下になります。
・アクティブセーフティブレーキ
・ブレーキサポート付きのアクティブクルーズコントロール
また、フロント部分にあるプジョーのライオンのロゴはフロントグリルに合わせて、シルバーカラーが採用されました。
車内はプジョー独自のi-Cockpitというデザインで設計されています。これにより、小径ステアリングホイール、ヘッドアップインストルメントパネル、大型タッチスクリーンを人間工学に基づいて配置し、スムーズなドライビングを可能にしました。
このグレードは、308の中でも中古車市場での流通量が比較的多いグレードであるため、希望の中古車を探し出すことはそれほど難しくはないでしょう。
エンジンは1.2L直列3気筒ターボ最高出力130ps。ボディサイズは全長4275mm×全幅1805mm×全高1470mmです。
第3世代(現行モデル):2022年~
3代目の308 アリュール(P5型)はEMP2プラットフォームを採用し、軽量で高剛性なボディ構造が特徴です。さらに1.2L直列3気筒ターボエンジン(PureTech 130)を搭載し、最大トルク230Nm/1,750rpmを発揮。8速EAT8オートマチックトランスミッションと組み合わされ、滑らかな加速と優れた燃費性能を実現しました。
フロントはマクファーソンストラット、リアはトーションビーム式サスペンションを採用し、快適な乗り心地と安定したハンドリングを提供。インテリアにはi-Cockpitを搭載し、10インチデジタルディスプレイや最新のインフォテインメントシステムが装備され、ADAS(先進運転支援システム)による充実した安全性能も備えています。
エンジンは1.2L直列3気筒DOHCターボ、最高出力は130ps。ボディサイズは全長4420mm×全幅1850mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・オリビン・グリーン
・エリクサー・レッド
・オケナイト・ホワイト
308 アリュールでは特に白系が人気で、艶と深みのある白色の「オケナイト・ホワイト」が多く見られました。
308 GTライン

快適な装備を充実させた「308 GTライン」
9つのスピーカーを備えたDENONのオーディオシステムや、車庫入れ・縦列駐車をする際に駐車可能なスペースを検知し、そのステアリング操作を自動で行ってくれるパークアシスト機能など快適な装備を充実させています。
外観では、専用のグリルやサイドスカートなどのエアロパーツを装備しており、18インチのタイヤ&アルミホイールを装着しました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:84万円~117万円
2016年式:64万円~121万円
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:150万円~185万円
2019年式:227万円~289万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可
2022年式:流通量希少のため算出不可
308 GTラインにもハッチバックとステーションワゴンの2タイプが用意されていますが、どちらのタイプも中古車市場での流通量は少ないといえます。特にステーションワゴンの方が少ないため、状態の良いものを見つけるのは難しいでしょう。
先代モデルとの比較
308 GTラインは2代目で初めて登場したグレードで、2015年7月に設定されました。308 GTラインは、308 GTiと同じスポーティーモデルです。
エクステリアでは、他のグレードではプジョーのロゴであるライオンのエンブレムがボンネットの前端に取り付けられているのに対し、このグレードではグリルの内側に配置されています。さらに、基本的にボディカラーと同じカラーになることの多いドアミラーも、ベルラ・ネラ・ブラックというカラーで塗り分けられているのが特徴です。
インテリアでは、308 GTラインの特徴である赤いステッチがシートやドアトリム、ステアリングホイールなど随所に施されています。また、運転支援システムには308 シエロと同じく、アクティブクルーズコントロールやブラインドスポットモニター、エマージェンシーブレーキサポートなどが採用されています。
中古車市場では、それほど多い台数が流通量しているわけではありません。そのため、良質な車両を探すのは少し難しそうです。
エンジンは1.2L直列3気筒ターボ最高出力130ps。ボディサイズはハッチバックが全長4275mm×全幅1805mm×全高1470mmです。
人気のあるカラー
・ペルラ・ネラ・ブラック
・アルタンス・グレー
・アルティメット・レッド
・パール・ホワイト
・マグネティック・ブルー
・ハリケーン・グレー
この中では、パール塗装が施されている「パール・ホワイト」と、明るめの紺色をした「マグネティック・ブルー」が人気です。
308 シエロ
初代から上級グレードという位置づけだった「308 シエロ」
日本でトランスミッションは、6ATのみが設定されています。上級グレードということで、他のグレードにはない電動サンシェード付パノラミック・ガラスルーフが標準装備されています。
また、シエロにもハッチバックとステーションワゴンの2タイプが用意されており、ステーションワゴンのラゲッジスペースはクラストップレベルの広さです。
中古で購入する際の目安となる予算
308 シエロの初代はハッチバックのみでしたが、2代目ではステーションワゴンも用意されました。こちらもまた流通量が多いわけではないグレードで、特にステーションワゴンは少ないため、状態の良いものを見つけるのは至難の業でしょう。
先代モデルとの比較
308 シエロは、2008年にプジョー 308が誕生した当初から存在するグレードで、プジョー 308の上級グレードです。上級グレードだけあってフルレザーシートになっていたり電動サンシェード付パノラミック・ガラスルーフが装備されていたりと、他のグレードよりも装備が充実しています。
エンジンは1.6L直列4気筒ターボ最高出力140ps。ボディサイズは全長4315mm×全幅1820mm×全高1515mmです。
第2世代:2014年~2015年
このフルモデルチェンジで初代ではハッチバックのみだったボディタイプに、ステーションワゴンが加わっています。また、ボディサイズが先代よりもひと回りコンパクトになり、エンジンも直列4気筒だったものが直列3気筒へと変更されました。ただ、308 シエロは2015年2月のマイナーチェンジを最後にグレード自体が廃止となっています。
エンジンは1.2L直列3気筒ターボ最高出力131ps。ボディサイズは全長4260mm×全幅1805mm×全高1470mmです。
人気のあるカラー
・ペルラ・ネラ・ブラック
・ビアンカ・ホワイト
・ダーク・ブルー
・アルタンス・グレー
・トルネード・グレー
・リオハ・レッド
・パール・ホワイト
この中では、高級感漂う黒色の「ペルラ・ネラ・ブラック」やメタリック系ホワイトの「ビアンカ・ホワイト」といった定番の黒白系カラーが人気です。
※本記事は、2025年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。