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更新日:2024.12.16 / 掲載日:2020.09.03

スズキ アルトの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

スズキ アルト

 

低価格で購入しやすく、使い勝手の良さや経済性の高さなど実用的な軽自動車として人気のあるスズキのアルトに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

スズキ アルトの歴史

アルトは、スズキがかつて販売していたフロンテの商用車バージョンをベースに開発され、軽ボンネット車ブームの先駆けとなったモデルです。ワゴンRが登場するまでは、スズキを代表する軽自動車として広く親しまれていました。その名前はイタリア語で「秀でた」や「優れた」を意味し、車の特長を象徴しています。

初代モデルは1979年に誕生し、2019年には発売から40周年を迎えました。さらに、国内累計販売台数では、スズキ車種の中で初の500万台達成という快挙を成し遂げています。

1979年に発売された初代アルトは、軽自動車市場に大きな革新をもたらしました。このモデルは、当時社長に就任したばかりの鈴木修氏が指揮を執り、開発を進めたものです。すでに次期フロンテの開発が進行していた中で、企画を全面的に見直し、新たな方向性を打ち出しました。

当時、軽乗用車には15%以上の税金が課されていた一方、軽ボンネットバンは非課税対象でした。そこで合法的な節税車というコンセプトで、主婦層をメインターゲットにアルトを開発。コスト削減のため、前輪駆動の2ボックススタイルを採用し、既存モデルのエンジン設計を活用するなど、機能性を重視したシンプルな設計を取り入れているのが特徴です。

発売後は月間販売目標として掲げた5,000台を大幅に上回り、1万8,000台を記録しました。

1984年には2代目アルトが登場。このモデルでは、スポーティーグレード「S」が設定され、12インチホイールやアルト初のフロントディスクブレーキ、さらにタコメーターを装備するなど、走行性能と装備が強化されました。当初は「スノーライナー」の愛称で親しまれています。

1988年に発売された3代目アルトでは、ホイールベースが延長され、当時の軽自動車の中で最も長いサイズを誇るモデルとなりました。また、この世代で国内初のスライドドアを採用した「スライドスリム」を採用しています。

1994年に発売された4代目アルトは、3ドアモデル、5ドアモデル、そしてスポーツモデル「ワークス」の3種類に絞ったシンプルなラインナップが特徴。その後も複数回のモデルチェンジを経て、2014年には現行モデルとなる8代目が登場します。この8代目は「原点回帰」をコンセプトに掲げ、初代モデルを意識したシンプルで実用性を重視した設計が行われました。

さらに、2015年にはターボ仕様車「ターボRS」が追加され、ラインナップの幅を広げます。これまで女性顧客が多かったアルトですが、8代目ではデザインに男女両方を意識したアプローチを取り入れ、幅広い顧客層をターゲットとしたモデルとなりました。

2021年12月には、低燃費を追求した9代目が登場。R06D型エンジンとマイルドハイブリッドを組み合わせたパワートレインを開発し、発電によるガソリン消費を最小限に抑えました。デザインでは全高を50mm、車内高を45mm、室内幅を25mm、フロントドア開口部の高さを20mm拡大し、室内空間の広さと使いやすさを向上。新開発の軽量プラットフォームを採用し、衝突安全性も強化されました。さらに、予防安全技術の「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備しています。

アルト ハイブリッドX

ハイブリッドモデルの最上級グレード「ハイブリッドX」

アルト ハイブリッドXは、低燃費と快適性を両立したハイブリッドモデルの上位グレードです。ハイブリッドシステムを搭載し、実際の走行に近いWLTCモード燃費性能はクラストップレベルの27.7km/Lを達成。軽量で高剛性のプラットフォームを採用し、走行安定性と乗り心地を向上させています。

外観は親しみやすい丸みを帯びたデザインで、全高・室内高・室内幅を拡大した設計により室内空間を広く確保しました。また、快適装備として、スマートキー、シートヒーター、リアスライドシートなどを備え、日常使いから長距離ドライブまで幅広いシーンに対応。経済性と実用性を兼ね備えたモデルとなっています。

安全面では、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報などの先進運転支援装備が標準装備されました。

中古で購入する際の目安となる予算

アルト ハイブリッドXを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2022年式 : 102万円~160万円
2023年式 : 107万円~159万円
2024年式 : 114万円~173万円

アルト ハイブリッドXは、9代目から登場したグレードで、販売開始からまだ3年も経っていませんが、中古車市場の流通量は比較的多めです。状態のよい個体が多いためか、中古車でもほとんどが100万円以上での販売となっています。

先代モデルとの比較

第9世代(現行モデル): 2021年~
アルト ハイブリッドXは、低燃費と実用性を兼ね備えたハイブリッドモデルの上位グレードです。ハイブリッドXには、アルトで唯一の14インチアルミホイールや、フロントに先進的なニュアンスを加えるLEDヘッドランプなどが標準装備されました。

キーシステムには、キーレスプッシュスタートシステムを採用しており、携帯リモコンを身につけていればスイッチ操作で解錠・施錠からエンジンの始動まで行えます。快適装備では、フルオートエアコンやシートヒーターなどが搭載されました。

エンジンは0.6L 直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力は49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmです。

人気のあるカラー

アルト ハイブリッドXのボディカラーは、モノトーン8色、ツートーン4色が設定されています。

モノトーン
・ダスクブルーメタリック
・フェニックスレッドパール
・アーバンブラウンパールメタリック
・ソフトベージュメタリック
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール3
・シルキーシルバーメタリック
・ホワイト

ツートーン
・ダスクブルーメタリックホワイト2トーンルーフ
・フェニックスレッドパールホワイト2トーンルーフ
・アーバンブラウンパールメタリックホワイト2トーンルーフ
・ソフトベージュメタリックホワイト2トーンルーフ

この中では、明るめの青である「ダスクブルーメタリック」と、ホワイトに近いベージュの「ソフトベージュメタリック」が人気です。

アルト ハイブリッドS

マイルドハイブリッド搭載「ハイブリッドS」

アルト ハイブリッドSは、実用性と経済性を重視したハイブリッドモデルのエントリーグレードです。WLTCモードでの燃費性能は27.7km/Lとされており、通勤や買い物など日常の移動に最適なモデルとして人気が高まっています。

外観は親しみやすい丸みを帯びたデザインで、街中での取り回しがしやすいサイズ感が特徴です。コンパクトながらも高い全高デザインにより、広々とした室内空間を確保しました。

安全性能も充実しており、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報など、スズキの先進運転支援システム「スズキ セーフティサポート」を標準装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アルト ハイブリッドSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2022年式 : 96万円~144万円
2023年式 : 97万円~145万円
2024年式 : 106万円~149万円

アルト ハイブリッドSも、ハイブリッドXと同じく9代目から登場したグレードで、こちらはハイブリッドモデルのエントリーグレードにあたります。販売開始から3年も経っていないのはハイブリッドXと同様で、中古車市場における流通量は比較的多いものの、100万円を切る価格帯のものはまだほとんどありません。

先代モデルとの比較

第9世代(現行モデル): 2021年~
アルト ハイブリッドSは、マイルドハイブリッドが搭載されたハイブリッドモデルのエントリーグレードです。Lと同様にドアミラーが電動格納式リモコンドアミラーとなっており、リアにもパワーウィンドウが標準装備されています。

また、メッキフロントバンパーガーニッシュやカラードドアミラー、カラードドアハンドルが装備され、エクステリアの質感がアップしているのが特長。さらに「LEDヘッドランプ装着車」も選択できます。

エンジンは0.6L 直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力は49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmです。

人気のあるカラー

アルト ハイブリッドSのボディカラーは、モノトーン8色、ツートーン4色が設定されています。

モノトーン
・ダスクブルーメタリック
・フェニックスレッドパール
・アーバンブラウンパールメタリック
・ソフトベージュメタリック
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール3
・シルキーシルバーメタリック
・ホワイト

ツートーン
・ダスクブルーメタリックホワイト2トーンルーフ
・フェニックスレッドパールホワイト2トーンルーフ
・アーバンブラウンパールメタリックホワイト2トーンルーフ
・ソフトベージュメタリックホワイト2トーンルーフ

この中では、明るめの青である「ダスクブルーメタリック」と、ホワイトに近いベージュの「ソフトベージュメタリック」、パール塗装を施した「ピュアホワイトパール」の人気が高いようです。

アルト F

スズキ アルト F アーバンブラウンパールメタリック

 

アルトのエントリーグレード「アルト F」

アルト Fはアルトのエントリーグレードです。そのため、販売価格も一番安くなっています。

燃費向上効果のあるエネチャージやアイドリングストップ機能などの低燃費サポートシステムは搭載されていません。低燃費サポートシステムがないために、他のグレードよりも燃費は悪いのが特徴です。

スズキの予防安全システムのセーフティサポートも標準装備ではありませんが、オプションで追加することはできます。アルトの中でも、購入価格を安く抑えたいという層向けのグレードです。

中古で購入する際の目安となる予算

アルト Fを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2009年式 : 28万円~39万円
2010年式 : 16万円~66万円
2011年式 : 20万円~110万円
2012年式 : 20万円~73万円
2013年式 : 23万円~69万円
2014年式 : 25万円~148万円
2015年式 : 27万円~109万円
2016年式 : 28万円~84万円
2017年式 : 38万円~88万円
2018年式 : 39万円~115万円
2019年式 : 33万円~124万円
2020年式 : 55万円~103万円
2021年式 : 72万円~92万円

アルト Fはエントリーグレードとして設定されており、新車販売価格が高くないため中古車の価格も比較的リーズナブルな傾向です。価格にはかなり幅があり、状態の良し悪しによって変わりますが、格安で購入できるものもあれば100万円を超えるものもあります。

先代モデルとの比較

第7世代:2009年~2014年
この世代でアルト Fはエントリーグレードとして追加されます。スズキ・K型エンジンであるK6A型を先代に続き搭載しますが、先代では廃止となっていたVTTが追加されました。標準装備のCDプレイヤーも専用デザインとなっています。同じ年に廉価版グレードのEが廃止されたために、Fグレードが廉価版グレードになりました。2013年には四輪駆動モデルはアルトエコに統合されます。

エントリーグレードとなったため、中古車相場は安めです。

エンジンは0.7L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1535mmです。

第8世代 : 2014年~2021年
かつてのアルトのようにシンプルを求めて開発されたので、先代のイメージを残しながらも、デザインは大きく変えて新鮮さを持たせています。インテリアは車体重量軽量化のために部品点数を抑えることを重視し、エクステリアにあわせてシンプルになりました。助手席のトレーを備えないことにより、シンプルな座席周辺の構成となっており、足元空間が広がっています。

登場からそれほど時間が経っていないので、状態が良いものなら高い価格で取引されているようです。

エンジンは0.7L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

アルト Fのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ブルーイッシュブラックパール3
・アーバンブラウンパールメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・フィズブルーパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・フェニックスレッドパール
・ピュアホワイトパール

この中では、柔らかいアイボリーカラーが特徴的な「シフォンアイボリーメタリック」やマイルドな色合いの「シルキーシルバーメタリック」が人気です。

アルト L

スズキ アルト L ブルーイッシュブラックパール3

抜群の低燃費を誇る「アルト L」

アルト Lは減速したときのエネルギーで発電するエネチャージやアイドリングストップ機能、アイドリングストップ中にエアコンが止まっても一定時間冷たい空気を出すエコクールなどが標準装備されたグレードです。

トランスミッションはCVTになっており、2014年12月ではガソリン車でトップクラスの低燃費を誇ります。運転状況に応じてスピードメーターの色を変えるステータスインフォメーションランプ、エネチャージなどの流れを示すエネルギフローインジケーターを装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アルト Lを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式 : 34万円~48万円
2015年式 : 19万円~100万円
2016年式 : 28万円~79万円
2017年式 : 34万円~91万円
2018年式 : 29万円~84万円
2019年式 : 29万円~99万円
2020年式 : 49万円~103万円
2021年式 : 70万円~123万円
2022年式 : 79万円~142万円
2023年式 : 76万円~139万円
2024年式 : 86万円~105万円

アルト Lは人気の高いグレードのひとつなので、中古車市場における流通量はかなり多めです。年式の古いものは価格の幅が広く、状態の良し悪しによって価格は大きく変わってきます。年式の新しいものになると、状態の良い個体が多くなるためか、高値で取引きされるも傾向です。

先代モデルとの比較

第8世代 : 2014年~2021年
アルト Lは2014年発売の8代目から登場したグレードです。このグレードは、アイドリングストップ機能を標準装備しており、エネチャージやエコクールなどの機能もあります。軽量化のためにプラットフォームを刷新し、使用されたのはスズキの他車種にも使用されているプラットフォームです。2015年に平成32年度燃費基準を達成、2016年にはFF車で平成32年度燃費基準+50%を、4WDで平成32年度燃費基準+30%を達成するなどと、各年の燃費基準を達成しています。

2019年には、初代アルト発売から40周年を記念して特別仕様車のLリミテッドを発売しました。スズキのセーフティサポート装着車をベースにして、ドアミラーとガラスをSと同じにしており、インテリアのエアコンセンタールーバーなどをXと同じにしました。

中古車市場ではさまざまな状態の車両が多く流通し、その価格にも幅があるため、良質な車両をしっかりと見極めて購入することをおすすめします。

エンジンは0.7L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1475mmです。

第9世代(現行モデル) : 2021年~
2021年に登場したアルト Lの9代目は、アルトのガソリンモデルの中では上位グレードにあたります。新プラットフォーム採用により軽量化と高剛性を実現し、25.2km/L(WLTCモード)の優れた燃費性能を提供。全高を高めたデザインで室内空間を広く確保し、使い勝手の良い設計が特徴です。

安全性能では、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能などの基本的な運転支援装備を搭載。必要な機能をコンパクトにまとめた仕様で、初めての車やセカンドカーとして最適な1台です。

エンジンは水冷直列3気筒DOHC12バルブで、最高出力は46ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmです。

人気のあるカラー

アルト Lのボディカラーは、モノトーン8色、ツートーン4色が設定されています。

モノトーン
・ダスクブルーメタリック
・フェニックスレッドパール
・アーバンブラウンパールメタリック
・ソフトベージュメタリック
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール3
・シルキーシルバーメタリック
・ホワイト

ツートーン
・ダスクブルーメタリックホワイト2トーンルーフ
・フェニックスレッドパールホワイト2トーンルーフ
・アーバンブラウンパールメタリックホワイト2トーンルーフ
・ソフトベージュメタリックホワイト2トーンルーフ

この中では、温かみのあるホワイトにパールを交えた「ピュアホワイトパール」、ブルー寄りのブラックで大人の個性を演出している「ブルーイッシュブラックパール3」が人気です。

アルト S

スズキ アルト S シフォンアイボリーメタリック

セーフティサポートを標準装備「アルト S」

アルト Sはセーフティサポートが標準装備になるグレードです。アルト Xの下のグレードであり、カタログ燃費はアルト Xと同じ。タイヤは13インチであり、前後のスタビライザーは装備していないながらも、コーナリングは安定しています。

トランスミッションのCVTによる制御が巧みに行われ、動力性能には申し分ないでしょう。運転席のシートリフターやリアシートヘッドレスト、UVカットガラス、リアとバックドアのスモークガラスが標準装備で快適に過ごせる装備が充実しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アルト Sを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式 : 予算目安>
2014年式 : 38万円~67万円
2015年式 : 29万円~79万円
2016年式 : 37万円~66万円
2017年式 : 39万円~85万円
2018年式 : 55万円~99万円
2019年式 : 32万円~99万円
2020年式 : 57万円~114万円
2021年式 : 87万円~113万円

アルト Sも、アルト L同様に2014年発売の8代目から設定されたグレードです。新車販売価格は100万円以上ですが、中古車でも状態の良いものは高値で取引きされています。ただ、アルト Sは年式を問わず、全体的にリーズナブルな価格帯のものが多いという印象です。

先代モデルとの比較

第8世代 : 2014年~2021年
アルト Sは2014年発売の8代目から登場したグレードです。女性の顧客が多いアルトでしたが、8代目になると新規層の顧客獲得のために、男性にも女性にも向けたデザインとなりました。初代アルトの原点回帰をコンセプトにして、シンプルなデザインでターゲットを絞らないようにしています。

安全装備では、スズキセーフティサポートを装備。これはパッケージ化した安全装備であり、車線逸脱警報やハイビームアシスト、全方位モニター用カメラなどを搭載します。また、衝突被害軽減ブレーキであるレーダーブレーキサポートはオプションとして設定されました。

低価格路線での販売を行うために、マイルドハイブリッドシステムであるS-エネチャージは採用されていません。運転席シートリフターやリアシートヘッドレストがあるので、長く乗っても疲れにくいです。前面UVカットガラスやバックドアのスモークドアもあり、快適に過ごせる装備も備わっています。

アルト Sも現行モデルであるため、比較的高値で取引されているようです。また、状態の良い車両もそれなりに流通しています。

エンジンは0.7L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

アルト Sのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ブルーイッシュブラックパール3
・アーバンブラウンパールメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・フィズブルーパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・フェニックスレッドパール
・ピュアホワイトパール

この中では、ブルーの入ったブラックが特徴の「ブルーイッシュブラックパール3」、パールの輝きを放つ白色が特徴的な「ピュアホワイトパール」が人気です。

アルト X

スズキ アルト X シルキーシルバーメタリック

アルトの最上級グレード「アルト X」

アルト Xはアルト Sの装備に加えて、フルオートエアコンやキーレスプッシュスタートが標準装備となったグレードです。アルトの中では最上級グレードとなります。

多くの車種で表重装備のフルオートエアコンは、アルトではアルト Xのみに標準装備となりました。さらにチルトステアリングやルーフアンテナなどの装備も備わります。

他のグレードのタイヤは13インチですが、アルト Xのみ15インチとなっており、ホイールはアルミホイールです。タイヤが大きくなったために、走行安定性が増しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アルト Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2004年式 : 15万円
2005年式 : 20万円~30万円
2006年式 : 流通量希少のため算出不可
2007年式 : 流通量希少のため算出不可
2008年式 : 流通量希少のため算出不可
2009年式 : 29万円
2010年式 : 20万円~54万円
2011年式 : 20万円~38万円
2012年式 : 29万円~47万円
2013年式 : 128万円
2014年式 : 44万円~64万円
2015年式 : 34万円~81万円
2016年式 : 44万円~72万円
2017年式 : 51万円~109万円
2018年式 : 69万円~109万円
2019年式 : 69.7万円~109万円
2020年式 : 87万円~91万円
2021年式 : 流通量希少のため算出不可

アルト Xは6代目で登場した最上級グレードですが、さすがに第6世代のモデルは現時点での中古車市場ではほとんど流通していません。第7世代のモデルも流通量はかなり少なく、現在中古車市場で流通しているものの多くは第8世代のモデルです。最上級グレードだけあって年式の新しいものになると、状態の良いものは100万円を超えてきます。

アルト Xの6代目で登場しており、この世代は発売から時間が経っているため、価格はそれほど高くはありません。しかし、現行モデルである8代目だとそれほど経っていないこともあり、100万円を超える価格の車もあります。

先代モデルとの比較

第6世代:2004年~2009年
2004年にフルモデルチェンジを行い、グレード体系を見直し、最上級グレードとして設定されました。エンジンは先代に続いてK6A型DOHCエンジンを搭載します。運転席と助手席のSRSエアバッグは標準装備です。FF車と四輪駆動車があり、2006年にFF車は平成22年度燃費基準+10%を達成しました。

この世代は発売から時間が経っているので、価格はすっかり安くなっています。

エンジンは0.7L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1500mmです。

第7世代 : 2009年~2014年
フロントグリルやヘッドライトが丸みを帯びたデザインになり、先代の鋭角なイメージとは大きく変わりました。この代でもK6A型DOHCエンジンを搭載しVVTも搭載し、なおかつCVT車が設定されます。車体重量を軽量化したことで、平成27年度燃費基準を達成しました。標準装備のCDプレイヤーは専用デザインです。

この世代は販売から10年ほど経過していることもあり、相場も手ごろな価格となっています。

エンジンは0.7L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1535mmです。

第8世代 : 2014年~2021年
ヘッドライトやフロントマスクのデザイン変更により、先代よりも違うイメージになりました。若干丸みを持たせながらも鋭角的な印象を与えるデザインです。原点回帰という考えで、初代アルトを強く意識しています。キーレスプッシュスタートシステムやフルオートエアコンなどを装備しました。

高年式の車両の価格はまだ高めですが、この世代初期のものは落ち着いています。

エンジンは0.7L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1500mmです。

人気のあるカラー

アルト Xのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ブルーイッシュブラックパール3
・アーバンブラウンパールメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・フィズブルーパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・フェニックスレッドパール
・ピュアホワイトパール

この中では、落ち着いた大人っぽさを醸し出している「シルキーシルバーメタリック」が人気色です。

※本記事は、2024年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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