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更新日:2024.12.16 / 掲載日:2020.09.03

トヨタ クラウンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

トヨタ クラウン

日本車として長い歴史と伝統を誇る最上級セダン。トヨタのクラウンに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

トヨタ クラウンの歴史

1955年の発売以来、トヨタの高級セダンとして長きにわたり位置づけられてきたクラウンは、2018年には15代目が登場するロングセラーモデルです。クラウンは官公庁の公用車やタクシー、ハイヤーとしても利用されており、歴代のモデルごとに愛称が付けられています。例えば、初代は観音開きの扉から「観音クラウン」、4代目は丸みを帯びた外観から「クジラクラウン」、12代目はキャッチコピーに由来する「ゼロクラウン」などと呼ばれました。

1952年、初代のクラウンは、海外メーカーとの提携をせずに純国産車として開発され、1955年1月1日に発売を開始。クラウンは海外にも輸出され、日本の国産車をリードする存在であってほしいという願いが込められ、「クラウン」という名前が付けられました。

初代クラウンの特徴は、後部座席へのアクセスが容易な観音開きのドア。当時は個人で車を購入することが少なく、販売は主にタクシー会社向けに集中していました。後部ドアの観音開きのデザインは、タクシー利用時の利便性が高いと考えたのです。

1962年に、2代目のクラウンはV8エンジンを搭載し、高級車路線を進みました。3代目(1967年発売)もその高級感を引き継ぎ、その後の世代でも高級車として販売。3代目のキャッチコピーは「白いクラウン」とし、当時の高級感を強調しました。1979年に登場した6代目には最新技術のターボエンジンが搭載され、1983年発売の7代目は、「いつかはクラウン」というキャッチコピーで高級車のイメージを確立します。

1999年に登場した11代目では、「クラウン アスリート」が復活し、2003年にプラットフォームを一新した12代目クラウンが登場。このモデルはゼロから開発された車両であったため、「ゼロクラウン」と呼ばれました。このプラットフォームは改良されながら、14代目まで継続使用されます。14代目以降はフロントグリルの大胆な王冠をイメージさせるデザインを取り入れ、15代目では若年層もターゲットにしたモデルも登場しました。

2022年に登場した16代目は、クラウンの歴史に新たな転機をもたらします。16代目は、セダンだけでなくクロスオーバーSUV、エステート(ステーションワゴン)、スポーツといった複数のボディタイプを展開し、これまでのクラウンとは異なる市場戦略を取り入れました。

デザイン面では、「リーディングエッジデザイン」と称されるモダンで斬新なスタイルが採用されました。グリルの大型化やクーペライクなシルエットは、従来のクラウンのイメージを打ち破る要素として評価されています。

また、プラットフォームにはTNGAが引き続き採用され、ハイブリッドモデルと新たにプラグインハイブリッド(PHEV)モデルもラインアップされることにより、環境性能と走行性能の両立がさらに進化しています。

クラウン Z

上級セダンへ進化した「クラウン Z」

クラウン Zは、クラウンシリーズの中でも革新的なデザインと多様なパワートレインを備え、時代の最先端を象徴するモデルです。2.4Lターボエンジンを搭載したハイブリッドモデルと、環境性能に優れた燃料電池モデル(FCEV)をラインアップしました。

ハイブリッドモデルには、2.4Lターボエンジンと電動モーターを組み合わせたパワートレインが採用され、約350馬力の高い動力性能と低燃費を実現。四輪駆動システムにより、走行安定性と操作性が向上しています。

燃料電池モデルは、水素を燃料として電力を生成し、走行中にCO2を排出しない「ゼロエミッション」車です。クラウンシリーズでは、初の採用となりました。1回あたり約3分の水素充填で約820kmの走行が可能とされており、長距離移動にも対応できます。

中古で購入する際の目安となる予算

クラウン Zを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2023年式 : 748万円~899万円
2024年式 : 734万円~903万円

クラウン Zは現時点で43台が中古車として流通していました。発売から間もないこともあり、価格も新車とさほど変わらない高値で取引されています。

先代モデルとの比較

第16世代(現行モデル): 2022年~
クラウン ZはTNGAプラットフォームを採用し、先代よりも低重心で高剛性な設計となっています。これにより、走行安定性や乗り心地が向上し、スポーティーで快適な運転感覚を提供。先代モデルも快適性を重視していましたが、クラウン Zではさらにダイナミックな走行性能が実現されています。

パワートレインでは、クラウン Zは2.4Lターボハイブリッドや、燃料電池モデル(FCEV)といった多様な選択肢を導入。特に燃料電池モデルの追加は、クラウンシリーズにとって初めての試みであり、ゼロエミッションを実現する点で革新的です。先代モデルでは主にハイブリッドとガソリンエンジンが中心でしたが、クラウン Zはより幅広いニーズに応えられる仕様となっています。

デザイン面では、クラウン ZはSUVの要素を取り入れた大胆なスタイリングを行い、先代の伝統的なセダンスタイルとは一線を画しました。この新しいデザインは、若年層や新しいユーザー層を意識したアプローチと言えます。

さらに、先進技術の面では、クラウン Zには最新のトヨタセーフティセンスが標準装備されており、先代よりも安全機能を強化。また、インフォテインメントシステムやコネクティビティもアップグレードされ、より直感的で快適な操作性を提供しています。

エンジンは2.5L 直列4気筒+モーターで、最高出力は185ps。ボディサイズは全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mmです。

人気のあるカラー

クラウン Zのボディカラーには、モノトーン6色とツートーン4色が設定されています。

モノトーン
・マスタード
・アッシュ
・ブラック
・プレシャスブロンズ
・エモーショナルレッドⅢ
・プレシャスホワイトパール

ツートーン
・ブラック×プレシャスブロンズ
・ブラック×マスタード
・ブラック×エモーショナルレッドⅢ
・ブラック×プレシャスホワイトパール

この中で人気があるのは、輝く白の「プレシャスホワイトパール」です。

クラウン クロスオーバー RS

優雅さと力強さが交わる「クラウン クロスオーバー RS」

クロスオーバー RSは、クラウンシリーズの中でもスポーティーさと上質さを兼ね備えたモデルです。先代クラウンと比べて全長は20mm、全幅は40mm、車高は85mm拡大され、セダンとSUVを融合したデザインとなりました。また、駆動タイプは4WDのみとなり、安定感を高めています。

外装では、21インチの切削光輝+ブラック塗装のアルミホイールや、4眼LEDヘッドランプなど、洗練されたデザインが特徴。さらに、トヨタセーフティセンスを標準装備し、最新の安全技術を備えています。

中古で購入する際の目安となる予算

クロスオーバー RSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2023年式 : 538万円~758万円
2024年式 : 604万円~698万円

クロスオーバー RSは、調査時点では十数台の流通がありました。まだ流通数が少ないこともあり、価格も新車に近い値段で取引されています。

先代モデルとの比較

第16世代(現行モデル): 2022年~
現行のクロスオーバー RSには、2.4L 直列4気筒ターボエンジンに電動モーターを組み合わせたデュアルブーストハイブリッドシステムを搭載。約350馬力という力強い加速と高い燃費性能を両立しました。さらに、ナビゲーションシステムと連動するAVSサスペンションシステムが搭載され、コーナリング時の安定感を高めています。

標準装備されているトヨタセーフティセンスでは、衝突回避支援機能や、渋滞時支援機能などが追加され、夜間の歩行者検知性能が向上。他にも、最新のマルチメディアシステムが導入され、音声認識機能やスマートフォンとの連携を強化。エアコンの起動や、スイッチで駐車操作を支援するアドバンスト パーク機能などもスマートフォンから操作できます。

エンジンは2.4L 直列4気筒+モーターで、最高出力は272ps。ボディサイズは全長4930mm×全幅1840mm×全高1540mmです。

人気のあるカラー

クロスオーバー RSのボディカラーには、モノトーン7色とツートーン6色が設定されています。

モノトーン
・マッシブグレー
・ブラック
・プレシャスブロンズ
・エモーショナルレッドⅡ
・プレシャスメタル
・プレシャスシルバー
・プレシャスホワイトパール

ツートーン
・ブラック×プレシャスブロンズ
・ブラック×エモーショナルレッドⅡ
・ブラック×プレシャスメタル
・ブラック×マッシブグレー
・ブラック×プレシャスシルバー
・ブラック×プレシャスホワイトパール

中でも人気なのは、輝く白の「プレシャスホワイトパール」です。

クラウン スポーツ Z

スポーティーかつ上品な「クラウン スポーツ Z」

クラウン スポーツ Zは、力強くエレガントなデザインが特徴です。張り出したリアフェンダーや、4眼のリヤコンビネーションランプ、そしてブラック塗装したアルミホイールなどを採用し、スポーツカーのような外見に仕上がっています。

2.5L 直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、優れた燃費性能と力強い走行性能を実現しました。また、電気式四輪駆動システム「E-Four」を採用し、様々な路面状況での安定した走行を可能にしています。

中古で購入する際の目安となる予算

スポーツ Zを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2021年式 : 578万円
2022年式 : 流通量希少のため算出不可
2023年式 : 533万円~733万円
2024年式 : 564万円~780万円

スポーツ Zは、新車の価格が他のグレードよりもお求めやすい金額のため市場には100台以上流通しています。ただし、発売から間もないため価格は新車とあまり変わりません。

先代モデルとの比較

第16世代(現行モデル): 2022年~
スポーツ Zは全長4720mm、全幅1880mm、全高1565mmと、全長が短縮され、全幅と全高が増加し、SUVらしい力強いプロポーションと存在感を持つデザインとなっています。

パワートレインには、2.5L 直列4気筒エンジンに高効率ハイブリッドシステムを組み合わせ、システム最高出力234PSを発揮。燃費性能も向上し、WLTCモードで21.3km/Lを実現しました。

インテリアには、広がりと先進性を感じさせる水平基調のデザインを採用し、12.3インチのセンターディスプレイを配置。シフトノブは電子制御式となり、スマートフォンのワイヤレス充電機能も備えるなど、利便性が向上しています。

安全性能は、交差点での出会い頭の事故にも対応するプリクラッシュブレーキや、高速道路でのハンズオフ走行を可能にする渋滞時支援など、より高度な運転支援システムが導入されました。

エンジンは2.5L 直列4気筒+モーターで、最高出力は186ps。ボディサイズは全長4720mm×全幅1880mm×全高1565mmです。

人気のあるカラー

スポーツ Zのボディカラーには、モノトーン6色とツートーン4色が設定されています。

モノトーン
・マスタード
・アッシュ
・ブラック
・プレシャスブロンズ
・エモーショナルレッドⅢ
・プレシャスホワイトパール

ツートーン
・ブラック×プレシャスブロンズ
・ブラック×マスタード
・ブラック×エモーショナルレッドⅢ
・ブラック×プレシャスホワイトパール

中でも人気なのは、深く鮮やかな赤の「エモーショナルレッドⅢ」です。

クラウン アスリート

トヨタ 2.0 アスリートS-T ホワイトパールクリスタルシャイン

 

若い人をターゲットに開発したスポーティーグレード「クラウン アスリート」

アスリートは、保守的なクラウンを若い人をターゲットに開発したスポーティーグレードとなっており、走りの性能を追求しています。

14代目ではエアロパーツとサスペンションによって、快適性と運動性能を重視したツアラーとしてラインナップされました。

15代目ではアスリートはRSグレードに名前を変更。専用エアロや4本のエキゾーストテールパイプを備え、スポーツ指向を強調しています。従来のアスリートよりも、よりスポーティーなデザインのモデルです。

中古で購入する際の目安となる予算

クラウン アスリートを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2008年式 : 45万円~258万円
2009年式 : 47万円~199万円
2010年式 : 48万円~210万円
2011年式 : 63万円~308万円
2012年式 : 85万円~238万円
2013年式 : 70万円~195万円
2014年式 : 139万円~266万円
2015年式 : 140万円~407万円
2016年式 : 167万円~399万円
2017年式 : 157万円~398万円
2018年式 : 247万円~454万円

クラウン アスリートは同じ年式のものでも、価格に大きな幅があるのが特徴です。車の状態や装備により価格は変化していますが、中古車の流通量は多いので、条件に合った車を探しやすいでしょう。

先代モデルとの比較

第13世代 : 2008年~2012年
クラウンの保守的なイメージを一新するため、スポーティーなフォルムになっていた先代のイメージを引継ぎながら、よりシャープで曲線的なデザインになっています。

登場から15年ほど経過していることもあり、この世代のアスリートは相場の幅も広いです。エンジンは2.5L V型6気筒ターボ最高出力215ps。ボディサイズは全長4870mm×全幅1795mm×全高1470mmです。

第14世代 : 2012年~2018年
アスリートにはいくつかのグレードが設定され、ハイブリッド車も登場しました。この世代では、フロントグリルが稲妻のような見た目の形となり、大幅に変更されています。2018年のフルモデルチェンジにてアスリートは廃止され、後継グレードのRSが登場します。

この世代は車両の状態によって、価格の幅が広いため、しっかりと見極めるのがポイントです。エンジンは2.5 V型6気筒ターボ最高出力203ps。ボディサイズは全長4895mm×全幅1800mm×全高1450mmです。

人気のあるカラー

クラウン アスリートのボディカラーには、以下の6色が設定されています。

・ダークレッドマイカメタリック
・ブラック
・シルバーメタリック
・プレシャスブラックパール
・プレシャスシルバー
・プレシャスホワイトパール

この中では、高級感のあるソリッド系の「ブラック」と上品な輝きを放つ白系の「プレシャスホワイトパール」が人気です。

クラウン ロイヤルサルーン

クラウン  2.5 ロイヤルサルーンG ダークレッドマイカメタリック

クラウンの中でも最上級グレード「クラウン ロイヤルサルーン」

クラウンの最上級グレードとして、5代目から登場しました。ロイヤルサルーンの中でも4WDのロイヤルサルーンG Fourというグレードが一番価格は高いです。5代目以降でも各代でロイヤルサルーンのグレードは設定され、サスペンションを柔らかくして、乗り心地を良くしています。昔はフルフレームボディで製造し、これが高級車の証でした。

10代目からはモノコックボディに変更。15代目には、ロイヤルサルーンはGというグレード名に変わりました。

中古で購入する際の目安となる予算

クラウン ロイヤルサルーンを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2008年式 : 47万円~148万円
2009年式 : 47万円~126万円
2010年式 : 49万円~161万円
2011年式 : 59万円~161万円
2012年式 : 69万円~132万円
2013年式 : 69万円
2014年式 : 134万円~267万円
2015年式 : 157万円~237万円
2016年式 : 139万円~309万円
2017年式 : 184万円~270万円
2018年式 : 245万円

2013年式までのロイヤルサルーンは、中古車価格にも幅があります。この価格は車両の状態、走行距離によって左右されるといっていいでしょう。しかし、中古車市場には多く出回っているので手に入れやすいグレードです。

先代モデルとの比較

第13世代 : 2008年~2012年
ロイヤルサルーンの外観はシャープなイメージになり、リヤはバンパーとマフラーが一体化したデザインになりました。

相場は比較的安い値段になっていますが、状態の良いものだと高値で取引されているモデルもあります。エンジンは2.5L V型6気筒ターボ最高出力215ps。ボディサイズは全長4870mm×全幅1795mm×全高1470mmです。

第14世代 : 2012年~2018年
3.0L車を廃止し、ロイヤルの最上級グレードのロイヤルサルーンGは2.5L車となります。先代で独立したシリーズのハイブリッドは、アスリートとロイヤルに組み込まれました。2018年のフルモデルチェンジにて、ロイヤルサルーンのグレード名は廃止されました。

初期のものでも発売開始からまだ10年経っていないため、まだまだ100万を超える価格のものも存在します。エンジンは2.5L V型6気筒ターボ最高出力203ps。ボディサイズは全長4895mm×全幅1800mm×全高1460mmです。

人気のあるカラー

クラウン ロイヤルサルーンのボディカラーは、以下の6色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・プレシャスシルバー
・ブラック
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークブルーマイカ

この中で人気があるのは「ホワイトパールクリスタルシャイン」です。ロイヤルサルーンはフォーマルな場所に行くときにも使われることが多いことから上品さと華やかさを兼ね備えているこの色が好まれていると考えられます。

クラウン ロイヤル

静寂性や安全性能、上質感などをコンセプトにした「クラウン ロイヤル」

クラウンは昔からロイヤルシリーズがありましたが、14代目からロイヤルとロイヤルサルーンに分かれるようになりました。クラウンの最上級グレードがロイヤルサルーンであり、ロイヤルサルーンの中の廉価グレードがロイヤルです。

ロイヤルにはガソリン車とハイブリッド車があり、エクステリアやグリル周りがアスリートとは違う差別化が図られました。静寂性や安全性能、上質感などをコンセプトとして、中年以上の層をターゲットとしています。

2018年のフルモデルチェンジにてロイヤルは廃止され、同グレードに相当するSが設定されました。

中古で購入する際の目安となる予算

クラウン ロイヤルを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2012年式 : 流通量希少のため算出不可
2013年式 : 98万円~162万円
2014年式 : 流通量希少のため算出不可
2015年式 : 131万円~170万円
2016年式 : 209万円
2017年式 : 202万円
2018年式 : 流通量希少のため算出不可

ロイヤルは現時点では、市場に流通しているのは7台のみでした。以前は500万円以上の価格となる中古車も存在していましたが、現在は入手しやすい価格に落ち着いています。

先代モデルとの比較

第14世代 : 2012年~2018年
この世代からロイヤルのグレードが追加されました。衝突の被害を軽減する新型のセーフティシステムを搭載しています。ロイヤルはガソリン車とハイブリッド車の2つがあり、ハイブリッド車の普及を目指し、販売価格の大幅値下げを行いました。2014年にはハイブリッドの四輪駆動車が追加され、ロイヤル Fourというグレードで発売されます。

この世代はある程度時間が経っているので、価格も手ごろです。エンジンは2.5L V型6気筒ターボ最高出力203ps。ボディサイズは全長4895mm×全幅1800mm×全高1460mmです。

人気のあるカラー

クラウン ロイヤルのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・ダークブルーマイカ
・ダークレッドマイカメタリック
・ブラック
・シルバーメタリック
・プレシャスシルバー
・ホワイトパールクリスタルシャイン

この中で人気があるのは「ホワイトパールクリスタルイサンシャイン」です。他のグレードでも人気のホワイト系にパールを加えた、きらきらと輝く華やかなカラーとなっています。

クラウン スーパーデラックス

商用車として使われる「クラウン スーパーデラックス」

商用車としてメインに使われる、クラウンセダンで設定されたグレードです。クラウンセダンは1974年から発売が始まり、スーパーデラックスは初代から設定されました。マーク2をベースにして製造し、クラウンコンフォートの装備に加え、その上で装備と内外装を充実させています。スーパーデラックス・マイルドハイブリッドも途中の代から追加されました。

2001年に6代目が登場し、その後は14代目のクラウンシリーズに統合される形で、6代目で販売が終了しました。

中古で購入する際の目安となる予算

クラウン スーパーデラックスを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1987年式 : 流通量希少のため算出不可
1988年式 : 流通量希少のため算出不可
1989年式 : 流通量希少のため算出不可
1990年式 : 流通量希少のため算出不可
1991年式 : 137万円
1992年式 : 流通量希少のため算出不可
1993年式 : 138万円
1994年式 : 流通量希少のため算出不可
1995年式 : 流通量希少のため算出不可
1996年式 : 86万円~119万円
1997年式 : 74万円~109万円
1998年式 : 99万円
1999年式 : 90万円~135万円
2000年式 : 65万円~95万円
2001年式 : 流通量希少のため算出不可
2002年式 : 流通量希少のため算出不可
2003年式 : 流通量希少のため算出不可

スーパーデラックスは年式が新しいほど中古価格が高くなる傾向にありますが、価格はそれほど高くはありません。ただ、2001年式以降のスーパーデラックスなら、価格に見合った良質な個体を見つけられるでしょう。

先代モデルとの比較

第4世代:1987年~1995年
クラウンスーパーデラックスは第1世代から設定されているグレードです。4世代ではメッキスチールバンパーを採用し、ドアモールを装備します。ディーゼルエンジンのモデルもありました。

この世代初期のものはほとんど流通していないので、探し出すのは困難でしょう。エンジンは2.0L直列6気筒ターボ最高出力135ps。ボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1435mmです。

第5世代 : 1995年~2001年
スーパーデラックスは5ナンバーサイズであり、4WDモデルもあります。エアバッグとABSが標準装備です。法人タクシー仕様はコンフォートに移行のために廃止され、コラムシフト車も廃止されました。

先代よりも流通しているようですが、年式が古いので低い価格で取引されています。エンジンは2.0L直列6気筒ターボ最高出力135ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1460mmです。

第6世代 : 2001年~2003年
この世代でもスーパーデラックスのグレードは設定され、2002年10月にスーパーデラックス・マイルドハイブリッドが追加されました。3点式シートベルトやチャイルドシート固定専用バーなどを追加し、新衝突安全基準に対処します。なお、この世代でスーパーデラックスは生産が終了しました。

スーパーデラックスの中で最も新しい世代ですが、最初は20年以上前に登場したグレードのため、車両状態によって相場にも幅があります。エンジンは2.0L直列6気筒ターボ最高出力160ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1515mmです。

人気のあるカラー

クラウン スーパーデラックスのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・スーパーホワイトII
・ブラック
・ダークブルーマイカ
・シルバーメタリック
・ホワイトパールクリスタルシャイン

この中で人気があるのは、定番の白系「スーパーホワイトII」と黒系の「ブラック」です。商用車として使われることが多いため、一般的な人気カラーに人気が集まっているのが特徴です。

※本記事は、2024年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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