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更新日:2025.01.08 / 掲載日:2020.08.18
X1の狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

スポーティーさを強調しつつ普段使いできる快適性と利便性のあるBMW X1に関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
BMW X1の歴史
BMW X1は、BMWのSUVラインナップのエントリーモデルとして、2010年に登場しました。プレミアム・コンパクトSUVとしての唯一無二の存在感を放ち、都市部での使用を考慮した設計が特徴です。初期モデルの開発段階から日本の狭い道路や機械式駐車場の利用を意識し、全幅1,800mm、全高1,545mmというコンパクトなボディサイズを採用。このサイズ感に加えて、バイキセノンヘッドライト、分割可倒式リアシート(4:2:4構造)、ルームミラー内蔵型ETC車載器、レインセンサーやオートライトシステム、自動防眩ミラー、コンフォートアクセスなど、利便性と先進性を両立した装備が搭載され、多くのユーザーに支持されました。
2012年9月にはマイナーチェンジを実施し、「Xライン」「スポーツ」「Mスポーツ」という個性あふれる3つのグレードを追加。
エクステリアでは新デザインのフロントバンパーやリアアスカート、LEDスモールライトリングを備えたヘッドライト、ウインカー内蔵型の新しいドアミラーが採用されました。一方でインテリアには上質なクロームエレメントを施し、シフトレバーやカップホルダーなど細部にわたってデザインを刷新。また、一部モデルを除いてエンジン・オート・スタート/ストップ機能を採用し、燃料効率を向上させる工夫もされています。
2015年10月にはフルモデルチェンジが行われ、2代目X1が誕生。新型では、sDrive 18i、xDrive 20i、xDrive 25iという3モデルにそれぞれ「Xライン」と「Mスポーツ」を設定し、BMWツインパワーターボエンジンを全グレードに搭載。
また、スライド機能付きの後部座席を採用することで、乗車人数や荷物の量に応じた多彩なシートアレンジが可能になり、実用性と快適性をさらに高めています。また、安全装備として「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や、人間工学に基づいた「iDriveナビゲーション・システム」を搭載することで、ドライバーの安心感をサポートします。
2019年10月にはさらなる改良が加えられ、新世代のデザインコンセプトを採用。エクステリアではLEDヘッドライトやL字型テールライト、大型化されたキドニーグリルやエアインテークが取り入れられました。
装備面でも進化が見られ、10.25インチのタッチ機能付きディスプレイやワイヤレス充電機能を標準装備。さらに、車線逸脱警告システムや前車接近警告機能を含むBMWドライビング・アシストを搭載することで、先進の安全性と快適性を兼ね備えた1台へと進化しました。
2023年2月、フルモデルチェンジを受けた3代目X1が日本国内で販売を開始。この新型モデルは、SUVセグメントにおけるプレミアムコンパクトモデルとして、さらなる進化を遂げました。
ラインナップには、スタンダードモデルの「Xライン」と、足回りやシートなどをアレンジした「Mスポーツ」を設定。いずれもガソリンモデルのみで、パワートレインに2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載しています。エクステリアには新世代デザインを採用し、キドニーグリルやアダプティブLEDヘッドライトなどが装備されました。
2023年5月には、X1にクリーンディーゼルモデルを追加。2.0L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、7速DCTと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、環境性能とパフォーマンスの両立を実現しました。
さらに同年9月には、X1の高性能モデル「M35i xDrive」を追加。2.0L 直列4気筒ツインターボエンジンを搭載し、317馬力の高出力と専用のアダプティブMサスペンションを備えています。さらに、先進的な運転支援システムや、AI技術を活用した「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」なども導入され、利便性や安全性がさらに向上しました。
都市の風景に映えるコンパクトSUVとして誕生したBMW X1は、その革新と進化を重ね、プレミアムブランドならではの走りと利便性を提供し続けています。
X1 M35i xDrive
ドライビングの歓びを極める究極のスポーツコンパクトSAV「X1 M35i xDrive」
最大出力317馬力を発揮する2.0L 直列4気筒ツインターボエンジン、7速DCT、Mスポーツブースト機能の組み合わせによって、0-100km/h加速わずか5.4秒という圧倒的なパフォーマンスを実現。さらに、機械式リミテッド・スリップ・デファレンシャルやアダプティブMサスペンションを装備し、卓越したハンドリング性能を提供しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2023年式:流通量希少のため算出不可
2024年式:705.6万円~775.8万円
販売開始から間もないためか、中古車市場で流通している台数は12台前後と少なめです。走行距離が1万km未満で状態が良好な個体は新車とほぼ同等の価格帯でした。
先代モデルとの比較
現行モデルはBMWの新世代プラットフォーム「FAAR」を採用し、燃費効率と剛性を両立。先代と比べ、ボディサイズは全長がわずかに伸び、インテリアスペースがさらに広がりました。
エクステリアでは大開口のバンパーや専用のMリアスポイラーを、インテリアでは植物由来レザーを用いたMスポーツシートや、カーボン製シフトパドルなど、Mモデルならではの専用装備を多数採用。外観と内装の両面でスポーティーかつラグジュアリーな仕上がりを見せています。
さらに、大径のスポーツブレーキであるMスポーツブレーキも搭載し、制動性能と冷却性能を高めました。安全面では、BMWカーブド・ディスプレイや先進的な運転支援システムを標準装備し、快適性と安全性を向上しています。
エンジンは2.0L 直列4気筒DOHCツインターボで、最高出力は317ps。ボディサイズは全長4500mm×全幅1845mm×全高1625mmです。
人気のあるカラー
・ブラック・サファイア
・アルピン・ホワイト
・M ポルティマオ・ブルー
・ケープ・ヨーク・グリーン
・スペース・シルバー
・ミネラル・ホワイト
・BMW Individual ストーム・ベイ
・BMW Individual フローズン・ピュア・グレー
この中では、角度によって濃紺に見える「ブラック・サファイア」が人気です。
X1 xDrive 20d Mスポーツ
スポーツとラグジュアリーを両立する「X1 xDrive 20d Mスポーツ」
パワートレインに2.0L 直列4気筒ディーゼルエンジンを採用し、最大出力150馬力、最大トルクは36.7kgmを発揮します。これに組み合わされる7速DCTと、48Vマイルドハイブリッドシステムにより、優れた効率と快適な動力性能を実現しています。
また、Mスポーツ専用のエクステリアやインテリアを採用しており、大型のキドニーグリル、Mデザインのシート、パドルシフト付きMレザーステアリングなどが取り入れられました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2023年式:534.5万円~619.6万円
2024年式:586.8万円~632.9万円
X1 xDrive 20d Mスポーツも販売開始から間もないため、中古車市場での流通量は33台前後と多くはありません。手ごろな価格で購入したい場合は、安くなり始めている2023年式を狙うとよいでしょう。
先代モデルとの比較
2023年に登場した第3世代X1(U11型)は、BMWの新世代プラットフォーム「FAAR」を採用。前モデルより全長が伸び、より広い室内空間を確保しました。
X1 xDrive 20dは、2.0L直列4気筒ディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。最高出力150ps、最大トルク367N・mを発揮し、力強い加速と高い燃費性能を両立します。
先代と比較して、インテリアは「BMWカーブド・ディスプレイ」や、操作性向上を意識した新設計のセンターコンソールを採用。さらに、最新の運転支援システム(ADAS)により安全性と利便性が向上しています。
エンジンは2.0L 直列4気筒DOHCターボ+モーター(ディーゼル)で、最大出力は150ps。ボディサイズは全長4500mm×全幅1835mm×全高1625mmです。
人気のあるカラー
・ブラック・サファイア
・アルピン・ホワイト
・ミネラル・ホワイト
・スペース・シルバー
・M ポルティマオ・ブルー
・ケープ・ヨーク・グリーン
この中では、純白の「アルピン・ホワイト」と、メタリックな輝きの「ミネラル・ホワイト」が人気です。
X1 xDrive 20d xライン
洗練されたデザインと走行性能が融合した新世代SAV「X1 xDrive 20d xライン」
実際の走行に近い燃費性を示すWLTCモードで19.5km/L、使用状況を再現した燃費性を示すJC08モードでは22.6km/Lにも達します。
さらに、後輪へも駆動トルクを伝達するインテリジェント4輪駆動システムを搭載しており、走行安定性も向上。日常の街乗りから長距離ドライブ、さらには未舗装路や砂利道といった軽いオフロードにまで対応できる一台です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2023年式:527万円~574万円
2024年式:593.7万円~613万円
販売開始から間もないため、中古車市場での流通量は17台前後と多くはありません。ただし、総じて状態の良い個体が多く、2023年式を狙うとオプション付きの個体も手ごろな価格で購入できる可能性があります。
先代モデルとの比較
2023年に登場したX1 xDrive 20d xラインでは、最新プラットフォーム「FAAR」を採用し、従来のX1モデルと比べてボディサイズがわずかに拡大。アダプティブMサスペンションや、従来よりも20mm長い2690mmのホイールベースを取り入れ、走行時の乗り心地や安定性を向上させました。
パワートレインに、2.0L 直列4気筒ツインパワーターボのディーゼルエンジンを搭載し、7速ダブルクラッチトランスミッションを組み合わせ、最大トルク400N・mを実現。インテリアでは、タッチ操作が可能な一体型デジタルディスプレイの「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用し、使い勝手と視認性を向上させています。
また、先進運転支援システムも充実し、渋滞時のハンズオフ機能付き運転支援などが利用可能です。
エンジンは2.0L 直列4気筒DOHCツインターボ+モーター(ディーゼル)で、最高出力は150ps。ボディサイズは全長4500mm×全幅1835mm×全高1645mmです。
人気のあるカラー
・ブラック・サファイア(メタリック)
・スペース・シルバー(メタリック)
・ユタ・オレンジ(メタリック)
・アルピン・ホワイト
・ミネラル・ホワイト(メタリック)
・ファイトニック・ブルー(メタリック)
・サンレモ・グリーン(メタリック)
・ケープ・ヨーク・グリーン(メタリック)
この中では、メタリックな輝きの「ミネラル・ホワイト(メタリック)」が人気です。
X1 sDrive 18i

BMW X1の中でも手ごろな価格「X1 sDrive 18i」
パワートレインは1.5L直列3気筒ターボDOHCガソリンエンジン(ハイオク仕様)、駆動方式FR、トランスミッションに電子油圧制御式7速のDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用しています。また、アイドリングストップ装置非搭載の唯一のグレードです。ホイールはsDrive 18i標準装備の17インチで、タイヤは前後とも225/55 R17を装備しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2010年式:49万円~85.9万円
2011年式:49.8万円~129.8万円
2012年式:50.8万円~159.8万円
2013年式:65万円~110.8万円
2014年式:68万円~71.8万円
2015年式:流通量希少のため算出不可
2016年式:162.5万円~199.6万円
2017年式:149.9万円~233万円
2018年式:219.8万円
2019年式:303.5万円~313万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:410万円
2022年式:流通量希少のため算出不可
2023年式:流通量希少のため算出不可
初代に限れば、2010年式や2011年式はとても手が出しやすい価格の車両もあります。もしも良質な車両に出会えた場合は、あまり年式にとらわれることなく購入するのがおすすめです。
先代モデルとの比較
BMW X1の中での最も安価なグレードです。第1世代ではこのグレードのみ、FFが設定されています。
中古車市場では最低本体価格50万円以下で販売しているものもあるので、手を出しやすいグレードでしょう。
エンジンは、2L直列4気筒ターボ最高出力150ps。ボディサイズは全長4485×全幅1800×全高1575mmです。
第2世代:2015年~2023年
第2世代は現行型ということもあり、最低本体価格は約200万円からで先代と比較するとかなり高めです。しかし、ダウンサイジングターボエンジンやアイドリングストップ機能により燃費が大幅に向上しています。後席シートスライド機能の追加や衝突回避・被害軽減ブレーキ、LEDヘッドライトなども標準装備となりました。
また、先代モデルから全長が30mm短く、全高が35mm高くなったことにより、取り回しの良いコンパクトなボディサイズを実現。着座位置が前席で36mm、後席で64mm高められたことにより、乗降性が向上して、より良好な視界を確保できるため、前方の交通状況の確認しやすくなりました。
現行モデルのため、中古車市場では高値で取引されています。
エンジンは、1.5L直列3気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4455×全幅1820×全高1610mmです。
人気のあるカラー
・アルピン・ホワイト3
・ミネラル・ホワイト
・ブラック・サファイア
・ブラック2
・メディテラニアン・ブルー
・スパークリング・ストーム・ブリリアント・エフェクト
・チェスナット・ブロンズ
・ミネラル・グレー
・プラチナ・シルバー
・グレイシャー・シルバー
・サンセット・オレンジ
・ユーカリ・ベージュ
その中でも、発色の良いホワイトが特徴の「アルピン・ホワイト3」が特に人気があるようです。
X1 sDrive 20i
「X1 sDrive 20i」はX1の中間グレード
パワートレインは2.0L直列4気筒ターボDOHCガソリンエンジン(ハイオク仕様)、駆動方式FR、トランスミッションに電子油圧制御式8速ATを採用しています。ホイールはsDrive 20i標準装備の17インチで、タイヤは前後とも225/50 R17です。フロントバンパー、リアスカートのデザインを一新させたため、よりプレミアムな印象を演出しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2013年:69万円~149.8万円
2014年:69万円~125万円
2015年:流通量希少のため算出不可
残念ながらX1 sDrive 20iはX1 sDrive 18iと比較して流通量が少ないため、なかなかお目当ての車両に出会いにくい可能性があります。特にグレードにこだわりがないのであれば、他のグレードも検討してみるのがおすすめです。
先代モデルとの比較
2012年9月のマイナーチェンジを期に新たに設定されたグレードです。第2世代へのフルモデルチェンジを期にFRのX1 sDrive 20iのグレードは廃止されたため、この世代のみに設定されています。
エンジン自体はX1 sDrive 18iと同じですが、X1 sDrive 20iの方はチューニングが施され、高いパワーと低燃費、低排出ガスを実現させしました。また、8速ATであることやアイドリングストップ機能も新たに採用。これらの変更により、新型X1のJC08 モードでの燃費は、従来モデルに対して最大約20%の改善を実現し「平成27年度燃費基準+10%」「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」を達成しました。このことによりエコカー減税およびグリーン税制対象モデルとなり、自動車取得税および重量税の75%減税、翌年度の自動車税が50%減税されるようになります。
低年式で価格が安い個体もありますが、あまり流通していないため、なかなか希望に沿った車両を見つけるのは難しいでしょう。
エンジンは、2.0L直列4気筒ターボ最高出力184ps。ボディサイズは全長4485×全幅1800×全高1575mmです。
人気のあるカラー
・アルピン・ホワイト3
・ミネラル・ホワイト
・ブラック2
・ブラック・サファイア
・スパークリング・ブロンズ
・マラケシュ・ブラウン
・ミッドナイト・ブルー
・ディープ・シー・ブルー
・ルマン・ブルー
・ミネラル・グレー
・カシミヤ・シルバー
・グレイシャー・シルバー
・ヴァレンシア・オレンジ
ボディカラーは全グレード共通なので、X1 sDrive 20iでも発色の良いホワイトである「アルピン・ホワイト3」に人気があるようです。
X1 xDrive 18d

唯一のディーゼル搭載グレード「X1 xDrive 18d」
パワートレインは2.0L直列4気筒ターボDOHCディーゼルエンジン、駆動方式フルタイム4WD、トランスミッションに電子油圧制御式8速ATを採用しています。ホイールはxDrive 18d標準装備の17インチで、タイヤは前後とも225/55 R17です。
このグレードでは、車両の前方や後方にある障害物までの距離を信号音とビジュアル表示で知らせてくれるフロントPDC(パーク・ディスタンス・コントロール)が標準装備になったため、操作性が向上しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2017年:164.3万円~223.7万円
2018年:140万円~316.7万円
2019年:流通量希少のため算出不可
2020年:290万円~323.9万円
ディーゼル仕様が人気のためか、かなりの流通量があります。燃料が軽油になるので、ハイオクよりお財布にやさしいグレードといえるでしょう。また、中古車市場でも比較的新しく、走行距離も少なめの車両が多いです。
先代モデルとの比較
2016年10月のマイナーチェンジのタイミングで、2.0L直列4気筒DOHCツインパワーターボ・クリーンディーゼルエンジンを搭載したグレードであるxDrive 18dがBMW X1の2代目に追加されました。組み合わされるトランスミッションは上位グレードのものと同じ8速ATで、駆動方式は4WDのみとなります。このクリーンディーゼルエンジンは、とてもパワフルで他グレードと比較しても最も燃費が良く、さらには燃料が軽油であるため、経済的になっているのが特徴です。
グレード名には1.5Lガソリンエンジンと同じ18の文字がつけられているものの、xDrive 18dの排気量は2.0Lとなっています。アイドリングストップ機能を搭載し、エコカー減税対象車の認定を受けたため、自動車取得税・重量税が免税、翌年度の自動車税も75%減税となりました。
2代目より新たに設定されたグレードであるため、中古車市場でも、まだまだ販売価格は高めの傾向となっています。
エンジンは、2.0L直列4気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4455×全幅1820×全高1610mmです。
人気のあるカラー
・アルピン・ホワイト
・ブラック・サファイア
・ミネラル・ホワイト
・ミネラル・グレー
・グレイシャー・シルバー
・シミア・シルバー
・ファイトニック・ブルー
・サンセット・オレンジ
このグレードでも、発色の良いホワイトの「アルピン・ホワイト」に人気があるようです。
X1 xDrive 28i
「X1 xDrive 28i」はBMW X1の最上級グレード
パワートレインは2.0L直列4気筒ターボDOHCガソリンエンジン(ハイオク仕様)、駆動方式フルタイム4WD、トランスミッションに電子油圧制御式8速ATを採用しています。ホイールはxDrive 28i標準装備の17インチで、タイヤは前後とも225/50 R17です。
このグレードはxDrive 20iよりも性能が向上しているため、ディーゼル車と同じか、もしくはそれ以上の加速の気持ちよさを味わえるでしょう。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2012年式:109.3万円
2013年式:85.1万円
このグレードは他のグレードに比べて流通量が圧倒的に少ないため、購入する際には走行距離やカラー、オプションなどある程度妥協しなければ難しいでしょう。BMW X1の中で、特にグレードにこだわりがないのであれば、他のグレードの購入を検討するのがおすすめです。
先代モデルとの比較
xDrive 20iグレードと同様、2.0L直列4気筒DOHCターボを搭載していますが、性能は「xDrive 20i」より130%アップしました。パワーが向上しているものの、燃費は「xDrive 20i」と同じ13.6km/Lを保てているのも、注目のポイントといえるでしょう。
また、最上級グレードにふさわしく、他グレードとデザインが異なるのが特徴です。スタイリング621の17インチホイールやマルチファンクション・レザーステアリング(3本スポークのステアリングでオーディオ、ハンズフリーの操作が可能で、パドルシフト装備)、電動フロントシートなど他グレードではオプション扱いの装備が標準装備されています。第2世代へのフルモデルチェンジを期に、X1 xDrive 28iのグレードは廃止となりました。
販売価格は安いものもありますが、8~9年落ちで走行距離は高めです。また、流通量も他のグレードと比較して圧倒的に少ないため、中古車市場で探すのは難しいかもしれません。
エンジンは、2.0L直列4気筒ターボ最高出力245ps。ボディサイズは全長4485×全幅1800×全高1575mmです。
人気のあるカラー
・アルピン・ホワイト3
・ミネラル・ホワイト
・ブラック2
・ブラック・サファイア
・スパークリング・ブロンズ
・マラケシュ・ブラウン
・ミッドナイト・ブルー
・ディープ・シー・ブルー
・ミネラル・グレー
・カシミヤ・シルバー
・グレイシャー・シルバー
・ヴァレンシア・オレンジ
この中でも、やはりBMW X1では発色の良いホワイトである「アルピン・ホワイト3」が人気です。
※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。