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更新日:2019.06.22 / 掲載日:2018.12.10

ルノーカングーの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

ルノーカングーの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

カングーは、欧州では「LUDOSPACE(ルドスパス:遊びの空間)」と呼ばれて長年親しまれている背の高いワゴンモデルです。1998年に欧州で誕生し、日本にも2002年3月に導入されており、ルノーの日本における総販売台数(2017年)の約30%を占めていることもあり、同社を代表するモデルになります。

カングーは、ほかのライバル車とは違う魅力があり、熱烈なファンが存在するモデルです。ユーザーの中には、ペット愛好家やキャンパー、マリンスポーツや車中泊を好む人、サイクリストなど多種多様な趣味を持つ人が多く、ユーザー自身がカスタムや改良をしながらそれぞれ楽しんでいます。

フランス車らしくボディカラーもおしゃれで、あえて内張りを付けない手法でボディカラーをそのまま内装色に活かしたデザインです。欧州では派生車種として商用車モデルがラインアップされているものの、従来、日本人が持っていた商用車のイメージとは大きく違う、シンプルながらもモダンでポップな造り込みは多くの人を魅了しています。毎年、「ルノーカングージャンボリー」というイベントが、日本国内で開催されます。

両側スライドドアや広い荷室など、基本的なコンセプトは不変のカングーですが、年式やグレードによってパワートレイも異なるため、自分の使い方に合った1台を選ぶのが重要です。

ここではカングーの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

カングーの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

カングーの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

初代 ルノー カングー KC系(2002年~2010年)の主なグレードの特徴

・1.4(1.4L 4AT)
2002年3月の日本での輸入販売開始時に設定されたグレードです。エンジンは1.4Lで、組み合わされるトランスミッションは、運転パターン学習型の4ATのみとなります。このグレードでも、前席SRSエアバッグ、サイドエアバッグ、ABSなどが標準装備されます。なお、このグレードは観音開き式のダブルバックドアではなく、ハッチゲート式のリアドアとなります。

・1.6(1.6L 4AT)
2003年8月のマイナーチェンジでは、エンジン排気量が1.6Lに拡大されるとともに、リアドアについても観音開きのダブルバックドアが選べるようになりました。なお、ハッチゲート式も同時に設定されています。メインボディカラー5色を基本としながらも、受注生産カラー5色を追加しており、よりカラーバリエーションが広がったグレードです。

・1.6(1.6L 5MT)
2004年12月に追加されたのが1.6Lの5MTモデルです。なお、リアドアは観音開きのダブルバックドアのみとなります。これまでは、4ATのみの設定でしたが、エンジンの出力を最大限に引き出した走りをしたいユーザーにとっては、この5MTモデルは大きな魅力といえます。

・オーセンティック(1.6L 4AT/5MT)
2006年6月に追加されたのが「オーセンティック」というグレードです。2005年6月に特別仕様車として設定されたのが通常グレードに格上げされた形となります。専用シート生地、専用ホイールキャップを採用しており、ベースモデルより価格を抑えた仕様です。

ルノー カングー KC系の中古車一覧

2代目 ルノー カングー KW系(2009年~)の主なグレードの特徴

・1.6(1.6L 4AT/5MT)
2009年9月のフルモデルチェンジの際に当初設定されたグレードです。ボディカラーは全12色が用意されており、搭載されたエンジンは1.6L直列4気筒DOHCエンジンです。その後に登場したグレードと比べると、エンジンやトランスミッションがまだ旧世代仕様であることが特徴です。

・イマージュ(1.6L 4AT)
2012年3月に登場した上級グレードが「イマージュ」です。シートが専用デザインとなるほか、シルバーアクセントの前後バンパー、ブラックヘッドランプマスク、15インチアロイホイール、レザーステアリングホイール、バックソナーやESP(横滑り防止装置)が標準装備となります。

・アクティフ(1.6L 4AT/5MT)
2013年8月にフロントマスクを大幅変更した際に「ゼン」とともに設定されたグレードです。ブラックバンパー、ブラックドアハンドル、ダークカーボンファブリックシートなどを装備するエントリーモデルとなります。なお、ESC(横滑り防止装置)は標準装備となります。

・ゼン(1.6L 4AT)
ボディ同色バンパー、3トーンファブリックシート、オートランプ、オートワイパー、オートエアコンなどが装備される上級グレードです。なお、ESC(横滑り防止装置)は標準装備となります。

・ゼン(1.2L 6MT)
2014年5月の仕様変更にて、1.2L直噴ターボエンジンと6段MTを組み合わせたグレードとしての新しい「ゼン」が登場しました。ストップ&スタート機能、エナジースマートマネジメント(減速エネルギー回生機構)、ECOスイッチ、ヒルスタートアシスト、エクステンデッドグリップ、専用メーター、クルーズコントロール&スピードリミッター、運転席ワンタッチスイッチ付きフロントパワーウィンドを装備します。

・ゼン(1.2L 6AT)
2016年7月に追加されたグレードで、デュアルクラッチ式ATの6段エフィシエントデュアルクラッチ(EDC)を組み合わせたモデルです。

ルノー カングー KW系の中古車一覧

カングーの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

カングーの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、カングーの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。

初代 ルノー カングー KC系(2002年~2010年)の燃費・維持費

・KCK7J:1.4L4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
年間ガソリン代:約—-円(—-L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約—-円 ※3

1.4(2002年3月モデル)

・KCK4M:1.6L4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—- km/L(詳細不明)
年間ガソリン代:約—-円(—- L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約—-円 ※3

1.6(2003年8月モデル)

2代目 ルノー カングー KW系(2009年~)の燃費・維持費

・KWK4M:1.6L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—- km/L(詳細不明)
年間ガソリン代:約—-円(—- L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約—-円 ※3

1.6(2009年9月モデル)

KWH5F1:1.2L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:14.7 km/L
年間ガソリン代:約98,639円(680.2L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約133,139円 ※3

ゼン(2016年7月モデル)

KWH5F:1.2L/6MT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—- km/L(詳細不明)
年間ガソリン代:約—-円(—-L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約—-円 ※3

ゼン(2018年4月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
なお、輸入自動車特別取扱制度による届出のため燃料については記載のないグレードが存在します。

カングーの中古車価格相場から選ぶ

カングーの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

カングーは人気の高いミニバンであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力といえるでしょう。

カングーの主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 ルノー カングー KC系:15.9~149万円
KCK4M:17~149万円
KCK7J:15.9~68万円

2代目 ルノー カングー KW系:54.8~325万円
KWH5F:144.8~229万円
KWH5F1:208~325万円
KWK4M:48~239.7万円

1.4:15.9~68万円
オーセンティック:59.8~179万円
1.6:17~195万円
クルール:59.9~268万円
ゼン:138~273万円

カングーの中古車では、200万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成29年式、平成30年式のカングーが豊富です。
それ以外にも30万円台から90万円台まで幅広い価格帯での中古車も多く存在します(上記中古価格帯については、2018年10月22日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

カングー(ルノー)の価格相場|中古車なら【グーネット】

カングー KC(ルノー)の価格相場|中古車なら【グーネット】

カングー KW(ルノー)の価格相場|中古車なら【グーネット】

ルノー カングーの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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