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更新日:2019.06.22 / 掲載日:2018.12.10

ダイハツネイキッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

ダイハツネイキッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

ネイキッドは、「自由自在にクリエイティブ・カー」をコンセプトとして掲げ、ダイハツの日常用途での実用性の高い軽自動車として1999年11月にデビューしました。乗る人が自分の趣味やライフスタイルに応じた使い方ができるDIY風のコーディネートができるクルマとして高い人気を誇り、前後共通のドアパネル、部分交換も可能な3分割フロント&リヤバンパーを採用するなど素材感を活かしたボディスタイルが特徴です。

また、ツインカムDVVT(Dynamic Variable Valve Timing)3気筒12バルブEFIエンジンとツインカム3気筒12バルブEFIターボエンジンを搭載し、低速域からトルクフルな走りを実現しています。トランスミッションは、5速マニュアルとコラム式4速オートマチックを用意しています。駆動方式は、前輪駆動(FF)と4WDが用意され、幅広い使用用途が可能なモデルです。

安全面では、ダイハツ独自の衝突安全ボディ「TAF(Total Advanced Function)」ボディを採用し、1999年11月発売当時の新国内衝突安全基準及び新欧州衝突安全基準をクリアしています。SRSエアバッグは運転席に標準装備され、ABSはメーカーオプション設定でした。

2002年1月のマイナーチェンジ時には、ABSをターボ車に標準装備するなど、安全装備も充実しているのが特徴です。

木目調やブラック木目調など、エクステリアやインテリアを自由自在に、アレンジ可能で、脱着可能なリアシート、突っ張り棒などが使える計16箇所の穴などが備わり、自分スタイルのネイキッドを作ることができます。

レーシングスタイルでは、フロントレーシングセットのエアロパーツやENKEI製14インチアルミホイール、ルーフエンドスポイラー、スポーツマフラー、車高を20mmローダウンさせるローダウンキッドなど、用途や目的に合わせ、さまざまな個性豊かなモデルが選択できるのも大きな魅力の1台です。

ここではネイキッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。なお、ネイキッドは、1代限りのモデルですので、L700系と呼ばれる初代モデルのみをご紹介いたします。

ネイキッドの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

ネイキッドの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

初代 ダイハツ ネイキッド L700系(1999年~2004年)の主なグレードの特徴

・ネイキッドG
ネイキッドの標準グレードに位置し、スクロールエアコン、キーレスエントリー、AM/FMチューナー付ステレオ、デュアルSRSエアバッグを標準装備。ガラス全面にUVカットガラスを採用し、リヤドアやバックガラスにプライバシーを守るスモークガラスを採用しています。ネイキッドの基本装備とされる、撥水シート生地や分割バンパー、13インチフルメタルホイールを標準装備しているのが特徴です。

・ネイキッドG Bパッケージ
ネイキッドGの装備から、助手席シートアンダートレイやキーレスエントリー、オーディオを除き、簡素化されたグレード。オーディオやスピーカーを自分好みに後付けする方向けのグレードで、新車販売当時93.5万円(5MT/2WD車)で販売されていたのが特徴です。

・ネイキッドG Sパッケージ
ネイキッドGの装備内容に加え、オーディオをCD付にグレードアップしたのがSパッケージの特徴です。電動格納式ドアミラーや13インチホイールにスタイリッシュなフルホイールキャップを採用している点も特徴です。

・メモリアルエディション
ネイキッドGをベースに2001年5月に発売された特別仕様車です。カロッツェリア製2DIN CD/MD付AM/FMステレオ、リヤシートリクライニング機構&スペアタイヤレス仕様、メッキカラーの電動格納式ドアミラー、メッキドアアウターハンドル、ピラーガーニッシュ、14インチアルミホイールを装備する充実装備でスタイリッシュなデザインが特徴です。

・ネイキッドターボG
ネイキッドGの装備内容に加え、電動格納式ドアミラーを装備。エンジンは、64馬力を発揮するターボエンジンを搭載しているのが特徴です。なお、オーディオが装備されていないので、好みのオーディオを選ぶ必要性があります。

・ネイキッドターボG SPパッケージ
ネイキッドターボGの装備内容に加え、AM/FMチューナー付ステレオ、14インチアルミホイールを標準装備する最もスポーティなグレードです。

・F
丸型ヘッドライトが特徴のネイキッドに対し、Fグレードでは角型ヘッドライトを装備し、リアシートの脱着機能がなく、乗り心地や上質感を高めたのが特徴です。2DIN CD/MD付AM/FMステレオ、13インチアルミホイールを標準装備し、装備面でも充実しています。また、14インチアルミホイールを装備したターボエンジンモデルも用意されています。

・ギア
ターボエンジン専用グレードで、2トーン革巻ステアリングや14インチアルミホイールのほか、明るいディスチャージヘッドランプを標準装備するのが特徴です。オーディオはメーカーオプションまたは販売店装着オプションで好みのオーディオやナビの選択が必要です。

ネイキッドの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

ネイキッドの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、ネイキッドの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。

初代 ダイハツ ネイキッド L700系(1999年~2004年)の燃費・維持費

・L750S:0.66L/5MT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:22.0km/L
年間ガソリン代:約61,363円(454.5L×135円) ※1
自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約72,163円 ※3

G(2002年1月モデル)

・L750S:0.66L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:18.8km/L
年間ガソリン代:約71,808円(531.9L×135円) ※1
自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約82,608円 ※3

メモリアルエディション(2002年1月モデル)

・L760S:0.66L/5MT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:19.4km/L
年間ガソリン代:約69,587円(515.4L×135円) ※1
自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約80,387円 ※3

G(2002年1月モデル)

・L760S:0.66L/4AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:16.4km/L
年間ガソリン代:約82,317円(609.7L×135円) ※1
自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約93,117円 ※3

F(2002年1月モデル)

・L750S:0.66L/5MT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:19.4km/L
年間ガソリン代:約69,587円(515.4L×135円) ※1
自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約80,387円 ※3

ターボG(2002年1月モデル)

・L750S:0.66L/4AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:16.4km/L
年間ガソリン代:約82,317円(609.7L×135円) ※1
自動車税:年間12,900円 ※2
年間維持費:約93,117円 ※3

ターボG(2002年1月モデル)

・L760S:0.66L/5MT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:18.0km/L
年間ガソリン代:約75,000円(555.5L×135円) ※1
自動車税:年間10,800 ※2
年間維持費:約85,800円 ※3

ターボG(2002年1月モデル)

・L760S:0.66L/4AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:15.4km/L
年間ガソリン代:約87,662円(649.3L×135円) ※1
自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約98,462円 ※3

ギア(2002年1月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

ネイキッドの中古車価格相場から選ぶ

ネイキッドの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

ネイキッドはDIY感覚でカスタマイズできる軽乗用車で立体駐車場にも入るため、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、生産終了から10年以上経過していますが、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

ネイキッド主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 ダイハツ ネイキッド L700系:0.2~119.8万円
L750S:0.1~119.8万円
L760S:7.7~79万円

ベースグレード:5.9~40万円
Gパッケージ:3~48万円
G:1.5~82万円
G Sパッケージ:8~39万円
Gリミテッド:13~36万円
メモリアルエディション:9.9~49.8万円
F:4.5~75万円
ターボG:5.8~79万円
ターボGリミテッド:4.8~43.2万円
ターボF:17~43.2万円

ネイキッドの中古車では、20万円前後の価格の車が多く存在しています。
その中でも、平成12年式から平成14年式のネイキッドが豊富です。

それ以外にも、走行距離が少なく修復歴のない状態の良いネイキッドほど価格が高値で推移しており40万円前後で販売されているクルマもあります。販売終了から10年以上経過していることから、修復歴有のクルマも多く、中古車で販売されているネイキッドの約28%が修復歴有です。10万円前で販売されているネイキッドもありますので、手軽に所有したい方にはおすすめです。販売終了から10年以上経過しておりますが、自分好みのスタイルに合った良質な中古車がまだまだ選べるのも魅力のひとつです(上記中古価格帯については、2018年10月22日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、4WDなど駆動方式、走行距離や修復歴の有無、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なります。ネイキッドは、ドレスアップなど手を加えられたクルマが多く純正部品か社外品かを見極め、丁寧に乗られてきたクルマかどうかもチェックのポイントです。中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

ネイキッド(ダイハツ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

ダイハツ ネイキッドの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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