中古車購入
更新日:2019.06.21 / 掲載日:2018.12.03
日産リバティの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
リバティは1998年11月の誕生以来、3列シートを備えた5ナンバーボディの操作性に優れるジャストサイズのミニバンとして、多くの方々に親しまれる日産の人気モデルです。
その後、2001年5月のマイナーチェンジ時に「リバティ」と車名が変更されました。
初代モデルから一貫したコンセプトを掲げ、「5ナンバーサイズ」「3列シート」「7人乗り」「両側スライドドア」の特徴を引き継いでいます。
同時にミニバンに求められる、優れたキャビン性能・実用性と利便性の良さ・快適な乗り心地と走行性能を高次元でバランス良く実現しています。
爽快な加速フィールと中低速域の粘りのある走りを両立する2.0L 直列4気筒自然吸気エンジン、低速域から高速域まで余裕のある動力性能を発揮する2.0L 直列4気筒ターボエンジンが設定され、ターボエンジンはエアロパーツを備えたスポーティなフルタイム4WDモデルに搭載されます。
なお、2001年5月のマイナーチェンジ時にはターボモデルが消滅し、新たに環境性能&省燃費性能が大幅に向上した新世代2.0L NAエンジン「QR20DE」へ置換されます。
両側スライドドアや多彩なシートアレンジが可能な2列目&3列目シートなど、コラム式シフトを採用することでウォークスルーを実現するなど、使い勝手の良い利便性の高いパッケージデザインが高い支持を集めています。
また、限定モデルとしてアウトドアレジャーブランド「コールマン」とのコラボレーションモデル、エアロパーツを装着したダイナミックなエクステリアが印象的なスポーティグレード「ハイウェイスター」の限定モデルもラインナップされています。
ほかにも関連会社オーテックジャパンが手掛けるカスタマイズモデル「ライダー」や食べこぼしなどの汚れも簡単に拭き取れる生地に採用した「kid’sバージョン」なども限定モデルとして登場しました。
このようにリバティは、多くの限定モデルがリリースされていることも特徴として挙げられます。
そして、2004年12月まで販売された後、初代「プレーリー」から続く基本コンセプトは、パノラミックルーフと大きな窓を持つ「ラフェスタ」へと引き継がれます。
ここではリバティ中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
リバティの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 日産 リバティM12系(1998年~2004年)の主なグレードの特徴
ここでは2002年9月に一部改良された後の最終モデルについて取り上げます。
・S
2.0L直列4 気筒自然吸気エンジン「QR20DE NEO」は全グレードに共通し、CVTを採用する2WD/FFモデルと4速ATを備えるフルタイム4WDモデルが設定されています。
ベースグレードながら、UVカットグリーンフロントガラス+UVカット断熱グリーンフロントドアガラス&スライドドアガラスをはじめ、電動格納式リモコンカラードドアミラーやオゾンセーフフルオートエアコンに加え、集中ドアロック、電磁式ガラスハッチオープナーやマルチリモートエントリーシステムなどの充実した快適装備が施されます。
ほかにもチルトステアリングや運転席シートリフター、上下調整式ヘッドレストが装備され、体格に合わせた最適なドライビング環境を提供します。
さらにCDオートチェンジャー対応機能付CD一体AM/FM電子チューナーラジオ(120W+4スピーカー)が装備され、シート地は身体を優しく包み込むトリコット仕様となります。
また、2列目シートの左右分割ロングスライド機構、3列目シートのシートクッションワンタッチ跳ね上げ機構も全グレード共通の装備となります。
・G
「S」グレードに対して、スライドドアガラスとリヤサイド/バックドアがプライバシーガラス(UVカット断熱機能付)、マルチリモートエントリーシステム(ドアロック、オートドア、作動確認機能付)へとグレードアップされる上位グレードです。
ほかにもカップホルダーアームレストがフロント助手側、2列目シートにも装備され、インストルメントパネルが木目調になるなど室内の装備が充実するとともに質感が高まります
また、助手席側リモコンオートスライドドア(挟み込み防止機構付)が追加装備されます。
・G ナビパッケージ
「G」グレードに対して、TV+DVDナビゲーションシステムやバックビューモニター(カラー、車幅/距離表示機能付)が追加装備されるとともに、シート地がしなやかな肌触りを持つスエード調クロスへ変更されます。
リバティの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、リバティの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。
初代 日産 リバティ M12系(1998年~2004年)の燃費・維持費
・RM12:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:13.0km/L
年間ガソリン代:約103,846円(796.2L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約143,346円 ※3
・RNM12:2.0L/4AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:10.6km/L
年間ガソリン代:約127,358円(943.3L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約166,858円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
リバティの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
リバティは両側スライドドアを備え、大人7人がゆったりと寛げる広々とした室内空間を備えた使い勝手の良い、5ナンバーサイズのミニバンモデルであり、比較的が安定した中古車価格を維持しています。しかしながら、販売終了から年数が経過しており、流通台数が少ないことあり、じっくり時間をかけ最適な1台を選ぶことをおすすめします。
日産 リバティの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代リバティM12系:7.9~69万円
RM12:4.9~69万円
G:13~29.8万円
Gナビパッケージ:4.9~69万円
リバティは先代モデルにあたる「プレーリー」の後を受け、1998年11月から2004年12月まで販売された、人気の高いミニバンです。
発売当初は「プレーリー リバティ」と名乗っていましたが、2001年5月のマイナーチェンジのタイミングで車名が「リバティ」と変更になりました。ただし、車名が変更になっても同一車種として位置づけられます。
2000年以降のモデルが中心となり、10万円未満から60万円台までの分布となります。
走行距離は2万kmから3万km未満の低走行車両も見られますが、おおむね5万kmから15万km未満の年式相応の分布といえるでしょう。
個々に登録車両を見ると、経年からグレードよりも走行距離や程度に比重が置かれ、車両価格が付けられている傾向があります(上記中古価格帯については、2018年7月31日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。