中古車購入
更新日:2019.06.25 / 掲載日:2018.10.22
ホンダシビックの中古車購入の際の選び方の参考ポイント
グーネット編集チーム
ホンダシビックは、1972年7月の誕生以来、大人4人がゆったりと過ごせる優れた居住性を備えたベーシックカーとして世界中で愛されるベストセラーモデルです。
初代モデルがリリースされた当時、世界中の自動車メーカーが解決できなかったアメリカの排気ガス規制をクリアした画期的な低公害エンジン「CVCC(Compound Vortex Controlled Combustion:複合渦流調速燃焼方式)」と共に世界に名を知らしめ、ホンダのグローバルスタンダードモデルとして位置づけられています。
丸目2灯の親しみやすいフロントマスクや安定感のある台形フォルムを採用した機能的なスタイリングをはじめ、開放感あふれるコックピットデザイン、機能的なラゲージスペースに加え、伸びのあるパワフルなエンジンによる軽量ボディを軽快に加速させる動力性能など、その後数多くのファンを生んだ画期的なコンパクトハッチバックモデルとして知られます。
ホンダの豊富なラインナップの中でも中核をなすモデルとして進化を続け、セダンボディや高性能エンジンを搭載したホットモデルの追加やRVモデル、ステーションワゴンなど多くの派生モデルをリリースしています。
現在の10代目モデルまでドライバーを刺激する熱い走りを提供する高性能グレードをラインナップに揃え、歴代のスポーティモデルを乗り継ぐ愛好家も少なくありません(※2018年6月時点)。
特に1997年8月に発売された初代「タイプR」以降、スポーツ性能に磨きがかかり、ホンダのレーシングスピリットを継承するピュアスポーツモデルとして、今日まで脈々とDNAが受け継がれています。
2017年9月に誕生した10代目モデルでは、「タイプR」以外に久しく途絶えていたセダンとハッチバックモデルが発表され、魅力的な新世代Cセグメントカーとして安定的なセールスを誇ります。
ここではシビックの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
シビックの主なグレードの特徴と比較から選ぶ
グーネット編集チーム
10代目 ホンダ シビック FC1/FK7/FK8系(2017年~)の主なグレードの特徴
・セダン/セダンホンダセンシング
1.5L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載するセダンモデルです。
インテリアにはスムースレザーを使用した本革巻ステアリングホイール、ステンレス製スポーツペダルやピアノブラック調コンソールガーニッシュ、トランスクルー機構付6:4分割可倒式リアシートなど、利便性・実用性の高い装備を備えています。
高輝度LEDヘッドランプや旋回性を向上させるアジャイルハンドリングアシストをはじめ、電子制御パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能に加え、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムなどの安全装備が施されています。
また、エンジンスタートボタン付Hondaスマートキーシステムや運転席&助手席シートヒーター、オートエアコン、テレスコピック&チルトステアリングに加え、ロードノイズを低減する16インチノイズリデューシングアルミホイールなど充実した快適装備が施されています。
ホンダセンシンググレードは、基本装備はまったく同じながら、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が追加されたグレードです。
・ハッチバック/ハッチバックホンダセンシング
1.5L直列4気筒直噴ターボエンジンが搭載され、CVTとダイレクトなシフトフィールが心地よい6速マニュアルトランスミッションが設定されています。
セダンと同等な基本装備に加え、フロントスポイラー、センターデュアルエキゾースト、18インチタイヤ&アルミホイールなど、スポーティドライブを演出する装備が追加されます。
・タイプR
320psの最高出力と圧倒的なトルク、切れの良い俊敏なレスポンスを誇る専用の2.0L VTECターボエンジンを搭載するスポーツグレードです。
ボディ剛性の強化や軽量化をはじめ、レブマッチシステムを搭載したショートストローク&クロスレシオ6速マニュアルトランスミッションに加え、専用サスペンション20インチタイヤ&軽量アルミホイール、ブレンボ製アルミ対向4ポットキャリパー&ドリルド・ピラーフィンディスなど、本格なスポーツ走行を支える、数々の魅力的な装備が施されています。
ほかにもトリプルエキゾーストシステムやアグレッシブなエアロダイナミクス・カラードバンパーなど専用の空力パーツを備えたエクステリア、滑りにくいラックススエードを使用したバケット形状のシートが備わっています。
さらにDカット形状の本革巻ステアリングホイール、アルミ製シフトノブを備え、レッド&ブラックでコーディネートされたスポーティなインテリアが特徴です。軽量化とボディバランスを向上させるアルミ製フロントフードも装着されています。
参考:
シビックの燃費と年間維持費の違いを比較から選ぶ
グーネット編集チーム
ここでは、シビックの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年6月時点で参照したものとなります。
9代目 ホンダ シビック FK2系(2015年~2016年)の燃費・維持費
・FK2:2.0L/6MT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:13.0km/L
年間ガソリン代:約111,538円(769.2×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約151,038円 ※3
10代目 ホンダ シビック FC1/FK7/FK8系(2017年~)の燃費・維持費
・FC1:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.4km/L
年間ガソリン代:約69,587円(515.4×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約104,087円 ※3
・FK7:1.5L/6MT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:17.4km/L
年間ガソリン代:約77,586円(574.7×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約112,086円 ※3
・FK8:2.0L/6MT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.8km/L
年間ガソリン代:約113,281円(781.2×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約152,781円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年6月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
シビックの中古車価格相場から選ぶ
グーネット編集チーム
シビックは優れた経済性と走行性能を兼ね備えた人気の高いハッチバック・セダンモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
シビックの主なグレード・型式の中古車価格帯
9代目 ホンダ シビック FK2系:349~499.8万円
FK2:339~499.8万円
10代目 ホンダ シビック FC1/FK7/FK8系:238.8~488万円
FC1:245~284.8万円
FK7:239.8~285万円
FK8:450~488万円
ハッチバック:248~276万円
セダン:245~284.8万円
セダン ホンダセンシング:245~279.9万円
タイプR:44.8~499.8万円
ここでは9代目モデルと現行の10代目モデルのシビックの中古車を取り上げます。
9代目モデルは、2015年12月から2016年6月の間に「タイプR」のみ販売されました。イギリスで生産された車両を輸入するかたちで750台のみ販売されました。
少数のみの限定販売と言うこともあり、現在も当時の販売価格と変わらない安定した価格がついています。希少性からも340万円から490万円未満のレンジに分布しており、走行距離は1万km以上2万km未満の車両が中心となります。
2017年9月に発売された現行の10代目モデルでは、登録から日も浅く、ほとんどが走行距離1万km以下の低走行車両です。
セダン・ハッチバックモデルの販売価格は260万円台を中心に分布しており、まだまだ台数が少ない傾向にあります。ピュアスポーツグレードの「タイプR」は、特殊性もあり登録車両は少なく、400万円台後半のプライスタグがつけられています(上記中古価格帯については、2018年6月12日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
参考: