中古車購入
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2018.11.26
日産デイズの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
デイズは、これまで自社の軽自動車を持たず他車からOEM供給を受けていた日産自動車にとって、初めて設計・デザインから携わったオリジナルモデルとして、2013年6月にリリースされました。
三菱自動車との提携で実現した軽自動車であり、お互いの生産ノウハウや開発資源を活かし、OEM車では成し得なかった、両社のフィロソフィーや技術が相乗効果となった革新的なクルマ作りがなされています。
既に小型車以上には搭載されていた、車両の周囲の状態を真上から見る俯瞰映像をモニターに表示する「アラウンドビューモニター」を軽自動車で初めて搭載するなど先進の安全装備やリヤシートの掛け心地にこだわるなど、クラスを超えた装備が大きな特徴となっています。
ワイド感を強調したクリーンなフロントマスク、ヘッドランプからとリヤコンビネーションランプから始まる、サイドに入れられた彫りの深い立体的な2本のキャラクターラインなど、モダンで躍動感のある上品なスタイリングを採り入れています。
また、日産のミニバンシリーズでは既に定番モデルとして人気の高い、横基調の太いメッキフロントグリルや重心の低い精悍なエアロバンパーや専用アルミホイールを装備した「ハイウェイスター」グレードが設定されている点も大きな魅力です。
また、クオリティの高い、ピアノブラック加飾が施されたタッチパネル式センタークラスターパネルをはじめ、ロングドライブでも疲れを感じにくいオットマンのような掛け心地を提供するリヤシートが装備されています。加えて、緩やかにラウンドさせたダッシュボードやルーフ上端まで広がったフロントウィンドウガラスなどが備わっており、ボディにさまざまなこだわりが体現されています。
また、万一の際に後続車へ注意を促す「エマージェンシーストップシグナル」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などの安全装備に加え、「停車前アイドリングストップシステム」や「バッテリーアシストシステム」などといったエコロジー性能を高める先進技術が搭載されています。
ここではデイズの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
デイズの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

初代 日産 デイズ B21系(2014年~)の主なグレードの特徴
・J
直列3気筒自然吸気エンジンを搭載するベーシックグレードです。
ベーシックグレードながら、スーパーUVカットグリーンフロントガラス+UVカット断熱グリーンフロントドアガラスやヘッドランプオートオフ機能をはじめ、エマージェンシーストップシグナルや踏み間違い衝突防止アシスト、ヒルスタートアシストなどの快適・安全装備が施されています。
シート表皮はアイボリーカラーのスエード調クロス地、リモートコントロールエントリーシステム、ハロゲンヘッドランプ、マニュアルエアコン仕様となります。
足回りは14インチタイヤ&フルホイールカバーが装着されます。
駆動方式は2WD/FFのみの設定となります。
・S
全グレードとも2WD/FFとフルタイム4WDモデルが設定されています。
ベーシックグレードながら、撥水シートや5:5分割可倒式リヤシート、助手席側スライドドアオートクロージャー、運転席シートリフター、スーパーUVカットグリーンフロントガラス+UVカット断熱グリーンガラス(フロントドア/フロントクォーター)などの快適装備が施されています。
また、前席SRSエアバッグシステム&SRSサイドエアバッグシステムをはじめ、インテリジェントエマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、ヒルスタートアシストに加え、エマージェンシーストップシグナルなどの充実した安全装備が施されています。
NAエンジン搭載車には、アイドリングストップに加え、バッテリーアシストシステムのエコロジー技術が搭載されます。
シート地はアイボリーカラーのスエード調クロス、ハロゲンヘッドランプ、オートエアコン仕様となります。
足回りは14インチタイヤ&フルホイールカバーが装着されます。
・X
「J」グレードに対して、アラウンドビューモニターやディスプレイ付自動防眩式ルームミラー、アイドリングストップ、バッテリーアシストなどの先進装備が追加されます。
ほかにも運転席リフター&チルトステアリング、プッシュエンジンスターターをはじめ、インテリジェントキーやIRカット&スーパーUVカットグリーンフロントガラス+IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンフロントドアガラスなどの快適装備が施されています。
オートエアコン、ドアミラーはサイドターンランプ付となり、エアコン吹き出し口やセンターベントノブなどがシルバーフィニッシャー仕上げ、ドアトリムがアイボリークロスになるなど、内外装の仕様がグレードアップされます。
駆動方式はフルタイム4WDモデルも設定されます。
・ハイウェイスターX
「X」グレードに対して、フロント&リヤエアロバンパーやサイドシルスポイラー、ルーフスポイラーが装着され、インテリアカラーが精悍なエボニー基調になるスポーティグレードです。
ほかにもバイキセノンヘッドランプやLEDフロントアクセントランプ、ハイビームアシスト、オートライトシステム、LDW(車線逸脱警報)などの安全装備が追加されます。
また、ステアリングホイールがシルバーフィニッシャー付の本革巻となり、パワーウィンドウスイッチベースにシルバー加飾が施されます。
足回りは14インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。
・ハイウェイスター Gターボ
直列3気筒インタークーラー付ターボエンジンが搭載されるスポーツグレードです。
「ハイウェイスターX」グレードに対して、クルーズコントロール(ステアリングスイッチ付)や6スピーカーが追加されます。
足回りは15インチタイヤ&アルミホイール仕様となります。
デイズの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、デイズの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
初代 日産 デイズ B21系(2013年~)の燃費・維持費
・B21W:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:25.8km/L
年間ガソリン代:約52,325円(387.5L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約63,125円 ※3
・B21W:0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.0km/L
年間ガソリン代:約61,363円(454.5L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約72,163円 ※3
・B21W:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:23.2km/L
年間ガソリン代:約58,189円(431.0L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約68,989円 ※3
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは発売時期から10,800円の税額を用いています。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
デイズの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
デイズはスムーズな乗り降りを実現するヒンジ式ドアやフロントベンチシートを採用し、大人4人が快適に移動できる上質な室内空間の実現や先進の安全装備を搭載する、数々のこだわりの詰まった軽ハイトワゴンモデルであり、比較的が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
デイズの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 日産 デイズB21系:13~154.8万円
B21W:13~154.8万円(CVT/FF/NAモデル)
B21W:25.5~148万円(CVT /フルタイム4WD/NAモデル)
J:13~126.3万円
S:22.8~129万円
X:29.9~144.3万円
ハイウェイスター J:45~109万円
ハイウェイスター X:35.5~154.8万円
ハイウェイスター G:34.8~147.5万円
ハイウェイスター Gターボ:42.5~154万円
ライダー ハイウェイスター Gターボ:59.9~153.8万円
ボレロ J:87.9~106.9万円
ボレロ X:82.9~123万円
デイズは、これまで独自で設計した軽自動車を持たなかった日産自動車が満を持して投入した、革新的な初の軽ハイトワゴンとして高い人気を誇ります。
2013年6月より販売を開始したデイズは、全体的に安定したセールスを維持しています。販売初年度にあたる2013年式及び販売を再開し、熟成を重ねた2017年式は登録台数が増加しており、年式を問わず70万円台から120万円台の価格帯に集中しています。
7000km未満のデモカーや未登録車が数多く登録されており、走行距離に関しては1万kmから7万kmを中心に、ほぼ偏りのない年式相応のレジストリを持つ車両が多く分布しています(上記中古価格帯については、2018年9月25日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。