中古車購入
更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.11.12
トヨタランドクルーザーの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ランドクルーザーは、トヨタの高級本格オフロード4WDとして2007年の5代目モデル登場しました。迫力あるスタイリングと質感の高いインテリア、そして高い強度と耐久性を持つフルフレーム構造が特徴の車種です。
また、最上級グレード・ZXには、さまざまな路面状況で車高調整を自動制御可能な4-Wheel AHC&AVS(Active Height Control Suspension & Adaptive Variable Suspension System)が標準装備され、車高調整可能なサスペンションの後付けが不要となっています。
加えて、ランドクルーザーシリーズには、オフロード走行性能が高く、3列シートでありながらボディサイズを抑えた、ランドクルーザープラドもラインアップされています。
いずれも高級オフロード4WDに相応しい上質な室内空間と、余裕のある動力性能を提供しています。街乗りドライブから、高速道路を使ったロングドライブ、オフロード路面での安定した走行性能を実現しているので、ビジネスシーンなどフォーマルな場面でも満足感の得られる人気モデルです。
オフロード走行時に滑りやすい路面、急な坂道など微妙な速度調節が必要となる路面状況で、エンジンとブレーキを自動制御して約1~5km/hの極低速をキープします。
そして、ホイールスピンやロックに関しては最小限に抑制し、ドライバーはステアリング操作のみで優れた車両安定性を実現する「クロールコントロール」を全グレードに標準装備し走行性能を高めています。
さらに、ラグジュアリーな本革シートや20インチアルミホイールなど、用途や目的に合わせ、さまざまな個性豊かなモデルが選択できるのも大きな魅力の1台です。
ここではランドクルーザーの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ランドクルーザーの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
5代目 トヨタ ランドクルーザー 200系(2007年~)の主なグレードの特徴
・GX
2列シート5人乗りモデルがGXです。滑りやすい悪路走行時に、ステアリング操作のみで、クルマが極低速でトラックションコントロールを行ってくれるクロールコントロールを装備するなど、オフロード走行における装備はベーシックなGXグレードにも備わります。
さらにLEDヘッドランプ(ロービーム)、衝突軽減ブレーキや、前車追従型のレーダークルーズコントロールを装備するToyota Safety Sense Pを装備します。
ホイールは17インチスチールホイールを装着した耐久性重視のモデルです。オフロード走行が多く、3列目のシートが無いため荷物を多く積載するのにおすすめのグレードです。
・AX
3列シート8人乗りのベーシックグレードです。GXグレードの基本装備に加えて、木目調インテリアオーナメント、18インチアルミホイール、LEDヘッドランプ(ロービーム&ハイビーム)、4本スポーク本革巻ステアリングホイール、LEDフロントフォグランプ、前後左右独立温度コントロール式フルオートエアコンなどが装備されます。灯火類がLED化され、3列シートのミニバンと同様の使い勝手が可能な中間グレードです。
・AX Gセレクション
AXグレードに上級装備を追加したグレードとして位置付けられています。AXグレードの装備に加えて、4本スポーク木目調+本革巻ステアリングホイール(ステアリングヒーター付)、本革シート、運転席助手席8ウェイパワーシートが装備されます。
さらにVGRS(バリアブル・ギヤ・レシオ・ステアリング)は、車速に合わせてステアリング操作のギヤ比を変えて、中低速域では軽快で扱いやすく、高速域では安定感あるレスポンスを得ることが可能です。
AX Gセレクションのみに装備されるKDSS(Kinetic Dynamic Suspension System:キネティックダイナミックサスペンションシステム)は、ロールを抑えるスタビライザーの効力を走行状態と路面状況に応じて、自動的に変化させるシステムを装備しています。
高速走行時には、カーブの傾きを抑え安定した走り、オフロード走行では、タイヤのグリップを高める働きを持ちます。AX Gセレクションは上級志向、スポーティな走行に適したグレードです。
・ZX
ZXはランドクルーザーの最上級グレードです。AX Gセレクションの装備に加えて、20インチアルミホイール、リヤスポイラー、チルト&スライド電動ムーンルーフ、セカンドシートにパワースライド機能が加わります。
ZXグレードのみに装備される4-Wheel AHC&AVS(4輪アクティブ・ハイト・コントロール・サスペンション&アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システム)は、さまざまな路面状況で車高調整を自動制御します。さらに、走行状態に応じて減衰力を自動制御するAVSがさらに進化しました。
高速走行時には車高を低く、オフロード走行時には車高を高めに維持するなど、あらゆる走行状況において快適な乗り心地と操縦安定性を実現しています。
本革シートや木目調パネルを使用し、高級セダン並みの上質なインテリア、3列シート8人乗りで広い室内空間、高い走行性能全てを持ち合わせたランドクルーザーの最上級グレードです。
・60thブラックレザーセレクション(特別仕様車)
ランドクルーザー生誕60周年を記念して、AX GセレクションとGXに設定された特別仕様車です。
シート表皮ならびにドアアームレストにブラックレザーを採用、クォーターピラーに専用エンブレムを装備し、スマートキーには専用ロゴを装備することで魅力的なグレードにしています。
ランドクルーザーの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、ランドクルーザーの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
5代目 トヨタ ランドクルーザー 200系(2007年~)の燃費・維持費
・UZJ200W:4.7L/5AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10.15モード燃費:6.6km/L
年間ガソリン代:約219,696円(1515L×145円) ※1
自動車税:年間88,000円 ※2
年間維持費:約307,696円 ※3
・URJ202W:4.6L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:6.9km/L
年間ガソリン代:約210,144円(1449L×145円) ※1
自動車税:年間88,000円 ※2
年間維持費:約298,144円 ※3
・URJ202W:4.6L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:6.7km/L
年間ガソリン代:約216,417円(1492L×145円) ※1
自動車税:年間88,000円 ※2
年間維持費:約304,417円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ランドクルーザーの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
ランドクルーザーは人気の高い高級本格オフロード4WDであり、比較的価格が高値で安定した中古車価格を維持しています。
また、流通台数が比較的多いことも特徴であり、用途や予算、好みのボディカラーやグレード、乗車人数などに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
さらに街乗りメインで使用されたクルマか、オフロードメインで使用されたクルマかによってパフォーマンスに違いが生じるのも、ランドクルーザーの中古車の特徴です。
トヨタ ランドクルーザーの主なグレード・型式の中古車価格帯
5代目 トヨタ ランドクルーザー 200系:248.4~999万円
UZJ200W:249.8~438万円
UZJ202W:248.4~999万円
GX:327~580万円
AX:248.4~614.6万円
AX Gセレクション:259.8~948万円
ZX:369.9~978万円
ZX 60thブラックレザーセレクション:415~652万円
ランドクルーザーの中古車では、650万円以上の高額車が多く存在しています。
その中でも、平成20年式、平成28年式のランドクルーザーが豊富です。
それ以外にも、平成26年式以前のモデルで460万円を切った価格帯での中古車も多く存在します。さらに、新車価格約680万円(最上位グレードのZX)を上回るランドクルーザーの中古車も多く存在します(上記中古価格帯については、2018年7月10日時点での数値となっています)。
新車価格を上回るランドクルーザーの中古車の背景のひとつには、エアロパーツの装着のほか、メーカーオプションのナビゲーションシステムが50万円以上と高価であることが挙げられます。
年式やグレード、アルミホイールのインチ数、エアロパーツや純正ナビゲーションシステムの装着などのオプション装備をはじめ、走行距離や修復歴の有無を含む外装および内装の程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。