中古車購入
更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.11.06
トヨタプリウスPHVの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
プリウスPHVは、プリウスをベースにゼロエミッション性能を高めたプラグインハイブリッドシステムを組み合わせています。
電気自動車の環境性能・動力性能とハイブリッドカーの実用性などの双方のメリットを兼ね備えた、新たな乗用車として、2012年1月に販売を開始しました。
高出力・大容量リチウム電池を搭載し、満充電で26.4kmの航続距離を実現するなど、第一世代となる初代モデルでも、日常の買い物から家族の送迎などモーターのみのEV走行で賄えるほどの実用性を備えていました。
万一、走行中に電力を使い切ってしまっても、通常のハイブリッドカーとして走行できる安心があるため、電気自動車のように充電ステーションまでの距離や航続可能距離を心配する必要がない点は大きなアドバンテージと言えるでしょう。
ハイブリッドカーとしても、「プリウス」に搭載される1.8Lエンジンにリダクション機構付THS II(TOYOTA Hybrid System II)のハイブリッドシステムを搭載しているため、31.6km/Lの優れた省燃費性能を発揮します。
プリクラッシュセーフティシステムやインテリジェントパーキングアシストなどの先進安全装備を備えている点も大きな魅力と言えるでしょう。
2017年2月にリリースされた2代目モデルではEV走行可能距離を68.2kmと初代モデルの約2.5倍へ延ばすなど、プライグインハイブリッドシステムの基本性能を大きく進化させました。
また、急速充電モードでは約20分の充電で約80%を充電可能になるなど、コンビニやサービスエリア、公共施設などの充電ステーションの拡充とともに、より身近な存在となりつつあります。
航続距離の延長に加えて、ダブルバブルウインドゥを採用するエアロダイナミクスボディや躍動感あるアグレッシブなスタイリングなど、性別や世代を問わず幅広い層の方々から親しまれる人気モデルです。
ここではプリウスPHVの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
プリウスPHVの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
2代目 プリウスPHV 50系(2017年~)の主なグレードの特徴
・S
ファブリックシート、オーディオレス、普通充電インレット、シルバー塗装サイドレジスターベゼル仕様のベーシックグレードです。
ベーシックグレードながら、4灯式LEDヘッドランプやステアリングヒーター機能付本革巻3本スポークステアリングホイール、4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが装備されます。
また、運転席6ウェイ&助手席4ウェイをはじめ、ファブリック巻きリヤ大型センターアームレスト&フロント大型コンソールボックスやイルミネーテッドエントリーシステム(フロント・マップランプ/リヤ)が標準装備されます。
・Sナビパッケージ
「S」グレードに対し、T-Connect SDナビゲーションシステムが追加されます。
ほかにも充電インレットに急速充電インレットが加わります。
外観上ではLEDフロントフォグランプやヒーター付LED サイドターンランプ付オート電動格納式リモコンカラードドアミラーが追加され、インテリアでは静電式ヒーターコントロールパネルやフロントのドアトリムアッパー部がソフトパッドに変更されるなど、内外装の質感が向上します。
また、先読みエコドライブ(先読み減速支援)が追加され、エコドライブを支援します。
・A
「Sナビパッケージ」グレードに対し、ブラインドスポットモニター(BSM)+インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付)+シンプルインテリジェントパーキングアシストが追加装備されるなど、安全装備が充実した上級グレードです。
また、イルミネーテッドエントリーシステムにフロント足元ランプが追加されます。
・Aレザーパッケージ
「A」グレードに対し、掛け心地の良い本革シートや電動ランバーサポート機能付運転席に加え、合成皮革巻きのステッチが配されたフロント大型コンソールボックスが追加装備され、質感の高いラグジュアリーなインテリアが特徴のグレードです。
・Aプレミアム
「Aレザーパッケージ」グレードに対し、自動防眩付インナーミラーや抗菌・防臭・保湿効果のある「ナノイー」を装備するなど、充実した装備が施される最上位グレードです。
プリウスPHVの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、プリウスPHVの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年6月時点で参照したものとなります。
ただし、以下はハイブリッドカーとして走行した場合の維持費です。プリウスPHVはEV走行モードを備えているため、実際の維持費とは異なることをご了承ください。
初代 プリウスPHV 30系(2012年~2017年)の燃費・維持費
・ZVW35:1.8L/CVT/FFモデル/ハイブリッド
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:31.6km/L
年間ガソリン代:約42,721円(316.4L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約82,221円 ※3
2代目 プリウスPHV 50系(2017年~)の燃費・維持費
・ZVW52:1.8L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:37.2km/L
年間ガソリン代:約36,290円(268.8L x 135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約75,790円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年6月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
プリウスPHVの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
プリウスPHVは経済性のプライグインハイブリッドモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
トヨタ プリウスPHVの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 プリウスPHV 30系:69.8~339万円
ZVW35:74.8~339万円
G:74.8~198万円
Gレザーパッケージ:96.9~339万円
2代目プリウスPHV 50系:218~530万円
ZVW52:228~530万円
Sナビパッケージ:228~398万円
A:249~394万円
Aレザーパッケージ:269~449.8万円
Aプレミアム:308~395万円
プリウスPHVは、2012年1月の発売以来、モーターのみで走行するEV走行時の卓越した環境性能や電力を使い切っても通常のハイブリッドカーとして使用できる実用的な特徴から、走行距離を気にすることなく行動範囲の広い、新世代プライグインハイブリッドモデルとして高い人気を誇ります。
初代モデルでは一部キャンピングカー仕様となっている登録車を除き、初年度モデルにあたる2012年式を中心に190万円未満の安定したプライスが掲げられています。
走行距離は5万km以上7万km未満のほぼ年式相応と言える分布となります。
2017年2月にリリースされた2代目モデルでは、発売からあまり年数が経過していないこともあり、2012年式を中心に190万円から320万円の価格帯に登録車が集中している傾向が見受けられます。走行距離も同様に1000km以上7000km未満の低走行車が中心となります(上記中古価格帯については、2018年6月29日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
プリウスPHV(トヨタ)の価格相場|中古車なら【グーネット】
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