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更新日:2019.06.21 / 掲載日:2019.03.14
ダイハツアトレーワゴンの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

グーネット編集チーム
ダイハツアトレーワゴンは、1999年10月に軽商用車「アトレー」をベースとして誕生した、軽乗用セミキャブオーバー車です。
RVブームの高まりを受け、商用バンが中心だった軽自動車カテゴリーに、乗用での需要を見込んで投入された1台です。
初代アトレーワゴンのデザインは、イタリアのジョルジェットジウジアーロが担当するなど、商用車とは一線を画す内外装の仕上がりとなりました。
大人4人と人数分の荷物が余裕をもって収まるパッケージングは、2005年5月にフルモデルチェンジを果たした後も健在です(※2018年4月時点)。
ここでは、軽自動車の中でも根強い人気のある5ナンバーワゴン車アトレーワゴンの初代から2代目モデルの人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。
初代 ダイハツ アトレーワゴン S200系(1999年~2005年)

グーネット編集チーム
初代アトレーワゴンは、1998年10月の軽自動車規格変更を受けてモデルチェンジをしていた軽商用車、「アトレー」をベースにしています。
リヤシートに前後長300mmの左右独立ロングスライド機構とリクライニング機構を追加することで、1999年6月に乗用モデルとして発売されました。
エンジンルームが小さく、従来は安全面で不利とされていたこのカテゴリーでも、衝突安全ボディTAF(Total Advanced Function)の採用によって、国内衝突安全基準(50km/h前面・後面衝突)だけでなく、欧州衝突安全基準(40%オフセット前面衝突、側面衝突)をクリアしていることもアトレーワゴンの特徴となります。
【エクステリア】
セミキャブスタイルを採用したアトレーワゴンは、イタリアのジョルジェットジウジアーロがデザインを担当しており、「アトレーワゴン」と、アメリカンスタイルのミニバン「アトレーワゴン カスタム」の2つがラインアップされています。
「アトレーワゴン カスタム」は、ロールーフが基本となり、ルーフレール、メッキパーツ、マルチリフレクターヘッドランプ、カスタム専用リヤコンビネーションランプ等によって、アクティブで力強いデザインとなっています。
【インテリア】
従来の商用バンが後席の居住性を犠牲にしていたのに対し、アトレーワゴンは格納式のセンターアームレストが付いて、長時間乗車でも快適なリヤシートを備えています。
これは、軽自動車No.1(※1999年リリース時点)の前後長300mmのロングスライドとリクライニング機能を備えたものであり、乗車定員と搭載する荷物の量に応じて、最適なシートアレンジが可能となります。
【パワートレイン・メカニズム】
パワーユニットは、EF-VE型ツインカムDVVT(Dynamic Variable Valve Timing)3気筒12バルブEFIエンジンと、EF-DET型ツインカム3気筒12バルブEFIターボエンジンになります。
5MTに加えて、3ATがNAエンジンに、4ATがターボエンジンに組み合わされます。
駆動方式は2WD(FR)と回転差感応式カップリングのフルタイム4WDが選択可能です。なお、足回りは、フロントがL型アームマクファーソンストラットサスペンション、リヤが3リンクコイルスプリングサスペンションとなります。
ダイハツ アトレーワゴン(ATRAI_WAGON)エアロダウンビレットターボ ロールーフ(2000年5月モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:3395×1475×1765mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1670×1310×1210mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/65R14 79S(後)165/65R14 79S
エンジンタイプ:EF-DET型 水冷直列3気筒DOHC12バルブターボ
排気量:659cc
最高出力:64ps(47kW)/5900rpm
最大トルク:10.2kg・m(100.0N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:14.0km/リットル
車両重量:1000kg
価格:1,567,000円
「エアロダウンビレットターボ」は、アメリカンカスタムスタイルの「カスタムターボ」をベースにして、内外装をよりスポーティに仕立て上げたモデルです。
横桟付き専用ビレットバンパー(フロント&リヤ)、専用ビレットグリル、ローダウンスポーツサスペンション、ウッドインテリアや専用シート地などによって、大幅に印象が変更されました。
ほかにも、フォグランプが標準装備となり、標準モデルから1インチアップした専用14インチアルミホイールを履くなど、商用バンがベースとはとても思えない出来栄えに仕上がっています。
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
アトレーワゴン エアロダウンビレットターボ ロールーフ(2000年5月) のカタログ情報(5002566)|中古車の情報なら【グーネット】
・主なオプション
スライドドアイージークローザー(左)、電動格納式メッキドアミラー、大型電動ガラスサンルーフ(スライド)、マルチAVナビシステム&16cmフロントスピーカー、AM/FM付ハイグレードステレオ(カロッツェリア)など。
・カラーバリエーション
ブラックメタリック、ホワイト、ブルーイッシュシルバーメタリック。
(発売時期・グレードにより異なります)
2代目 ダイハツ アトレーワゴン S300系(2005年~)

グーネット編集チーム
2代目アトレーワゴンは、初代で確立した便利で楽しいミニバンというコンセプトそのままに、内外装の質感を向上させて、室内空間をさらに追及したモデルになりました。
メインターゲットは、家族で過ごす時間を大切にする父親、コンセプトは「家族みんなで楽しく使えるプレジャーサポーター」となっています。
キャビン下にエンジンを縦置きするミッドシップレイアウトを継承しつつも、外観デザインをモダンで力強いものに変更させました。
【エクステリア】
エクステリアの特徴は、大型エアロバンパーとメッキグリルとなっており、力強いフロントマスクが表現されています。
また、軽キャブワゴンクラスでは初めての4灯式ディスチャージヘッドヘッドランプを上級グレードに標準装備とし、ワンランク上の質感を実現しました。
【インテリア】
室内空間としては、軽トップの室内長2015mmと、前後乗員間距離1060mmを達成しており、リヤシートは、180mmのスライド機能に加えて、ヘッドレストをつけたまま左右分割格納が可能となっています。
アトレーワゴン最大のハイライトと言うべきラゲッジスペース容量は、リヤシートスライドを最も前に出した時で最大1116 L(VDA方式)を誇り、4人分の荷物以上の収容能力があるのが特徴です。
【パワートレイン・メカニズム】
パワーユニットは、先代に設定されていた自然吸気エンジンを廃止し、軽としては重くなった車重を引っ張るために、EF-DET型ツインカム3気筒ターボエンジンが全グレードに採用されました。
先代にあった5MTや3ATも廃止して、トランスミッションは全て4段オートマチックに集約されていますが、後輪駆動に加えてフルタイム4WDも用意される点は先代と同じです。
ダイハツ アトレーワゴン(ATRAI_WAGON)カスタムターボRSリミテッド SA III(2017年11月モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FR
ボディサイズ:3395×1475×1875mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2020×1285×1350mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/65R13 77S(後)165/65R13 77S
エンジンタイプ:KF型 水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
排気量:658cc
最高出力:64ps(47kW)/5700rpm
最大トルク:9.3kg・m(91N・m)/2800rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.2km/リットル
車両重量:1010kg
価格:1,652,400円
「カスタムターボRSリミテッド SA III」は、2017年11月のマイナーチェンジの際に、内外装のデザインの変更に加えて、安全装備の「スマートアシストIII」を採用したモデルです。
「スマートアシストIII」は、ステレオカメラで周囲を監視し、衝突警報や自動的ブレーキの作動、ブレーキアシストでブレーキの踏み込みを補助するなどして、衝突の回避を支援するシステムです。
従来は、商用バンの派生モデルと捉えられていただけに、軽乗用車でも最上級クラスにしか設定されない安全装置が、「カスタムターボRSリミテッド SA III」をはじめ全グレードに装備されたことは、ユーザー層拡大の意味でも、大きなトピックと言えるでしょう。
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
アトレーワゴン カスタムターボRSリミテッド SAIII(2017年11月) のカタログ情報(10112777)|中古車の情報なら【グーネット】
・主なオプション
スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、LEDヘッドランプ(ロー/ハイビーム・マニュアルレベリング機能・LEDクリアランスランプ付)、LEDフォグランプ(メッキベゼル付)、スーパークリーンエアフィルター、リヤヒーターなど。
・カラーバリエーション
ブラックマイカメタリック、ホワイト、タングステングレーメタリック、ブライトシルバーメタリック、プラムブラウンクリスタルマイカ、アーバンナイトブルークリスタルメタリック、パールホワイトIIIなど。
(発売時期・グレードにより異なります)