中古車購入
更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.10.05
スズキワゴンRの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ワゴンRは、1993年9月のリリース以来、新たなジャンルである軽トールワゴンマーケットを切り拓き、6代目となる現行モデルでもスズキを牽引する人気モデルです(※2018年5月時点)。
軽自動車規格に則り、限られたボディサイズを縦方向に伸ばし、タイヤをボディの四隅に配置するなど、徹底したスペース効率を図ることで、圧倒的な室内空間と利便性・実用性の高いラゲッジスペースを実現しています。
軽自動車の新たな可能性を具現化したエポックメイキングなモデルとして知られます。
また、ヒンジ式ドアを採用することで、ボディの軽量化やコストダウンにも大きく寄与し、併せて軽自動車の基本性能を追求することで、伸びやかで爽快な走行性能や低燃費性能を実現しています。
歴代モデルに共通するクルマ作りの姿勢として、常に時代をリードし、ベンチマークになるべく、最新の技術を積極的に投入してきた背景があります。
ボディデザインの進化とともに、軽自動車ならではの低コストエコロジー&低燃費技術である「エネチャージ」やEV走行を搭載した「マイルドハイブリッド」など、先進の省燃費性能も魅力的なモデルです。ほかにも衝突被害軽減ブレーキ「DSBS:デュアルセンサーブレーキサポート」や「全方位モニター」を搭載した安全性の高さも大きく評価されるポイントです。
飽きのこない上質なスタイリングや居心地の良い快適な室内空間をはじめ、経済性に優れフットワークの良い軽快な走りなど、オールマイティに活躍する軽トールワゴンとして、女性ユーザーや若いファミリー層の方々を中心に高い支持を集めるモデルです。
ここではワゴンRの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ワゴンRの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
6代目 スズキ ワゴンR MH35/55系(2017年~)の主なグレードの特徴
・FA
0.66L 直列3気筒自然吸気エンジンを搭載するベーシックグレードです。
2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定され、本グレードのみCVT以外に5MTが選択可能です。
四角形を組み合わせた凛としたモダンなフロントマスクを採用しています。
ベースグレードながら、運転席&助手席SRSエアバッグシステムや頭部衝撃軽減構造インテリアの採用をはじめ、エマージェンシーストップシグナルや(車両走行安定補助システム)が搭載されています。
また、坂道発進の後退を防ぐヒルホールドコントロールなど、充実した安全装備が施されています。また4WDモデルには運転席シートヒーターやリヤヒーターアクトが装備されます。
エアコンはマニュアルタイプ、足回りは14インチタイヤ&スチールホイール?フルホイールキャップ仕様となります。
・ハイブリッド FX/ハイブリッド FXセーフティパッケージ装備車
減速時に発生するエネルギーから発電し、低燃費性能を賢くサポートするマイルドハイブリッドエンジン、先進のアイドリングストップシステムを搭載しています。
安全装備として車両接近通報装置が追加されます。
先進のハイブリッドカーならではの、エコドライブの状況を目で確認できるステータスインフォメーションランプやマルチインフォメーションディスプレイに加え、タコメーターが装備されます。
セーフティパッケージ装備では、デュアルセンサーブレーキサポート+誤発進抑制機能+車線逸脱警報機能+ふらつき警報機能+先行車発進お知らせ機能+ハイビームアシスト+ヘッドアップディスプレイ+オートライトシステムなどの安全装備に加え、キーレスプッシュスタートシステムが追加装備されます。
・ハイブリッド FZ/ハイブリッド FZセーフティパッケージ装備車
上下2分割された横基調のフロントグリルやブルーリフレクターを備えたLEDヘッドランプを装備し、精悍なフロントマスクが特徴のスポーティグレーです。
エアロ形状のフロントバンパーやリヤバンパーをはじめ、サイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーを装着し安定感のあるフォルムを実現しています。
ステアリングホイールは本革巻きとなり、ステアリングガーニッシュが追加されます。
また、チルトステアリング&運転席シートリフターやステアリングオーディオスイッチ、LEDサイドターンランプ付ドアミラーが備わり機能性が向上しています。
足回りは14インチアルミホイールがアップグレードされ、2WDモデルではリヤスタビライザーも備わり、剛性感の高いスポーティな走りを提供します。
ワゴンRの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、ワゴンRの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
5代目 ワゴンR MH34/44系(2012年~2017年)の燃費・維持費
・MH34S:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:30.6km/L
年間ガソリン代:約44,117円(326.7L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約54,917円 ※3
・MH34S:0.66L/AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:29.0km/L
年間ガソリン代:約46,551円(344.8L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約57,351円 ※3
・MH44S:0.66L/CVT/FFモデル/S-エネチャージ
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:33.0km/L
年間ガソリン代:約40,909円(303.0L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約51,709円 ※3
・MH44S:0.66L/CVTフルタイム4WDモデル/S-エネチャージ
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:30.8km/L
年間ガソリン代:約43,831円(324.6L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約54,631円 ※3
6代目 スズキ ワゴンR MH35/55系(2017年~)の燃費・維持費
・MH35S:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:26.8km/L
年間ガソリン代:約50,373円(373.1L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約61,173円 ※3
・MH35S:0.66L/CVTフルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:25.4km/L
年間ガソリン代:約53,149円(393.7L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約63,949円 ※3
・MH55S:0.66L/CVT/FFモデル/ハイブリッド
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:33.4km/L
年間ガソリン代:約40,419円(299.4L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約51,219円 ※3
・MH55S:0.66L/CVTフルタイム4WDモデル/ハイブリッド
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:30.4km/L
年間ガソリン代:約44,407円(328.9L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円※2
年間維持費:約55,207円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは2015年4月1日以後の税額を用いています。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ワゴンRの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
ワゴンは人気の高い軽トールワゴンモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
ワゴンRの主なグレード・型式の中古車価格帯
5代目 ワゴンR MH34/44系:15.5~159.8万円
MH34S:19.8~159.8万円
MH44S:65.8~145万円
20周年記念車:45.8~125万円
FX-E:44.8~90万円
6代目 ワゴンR MH35/55系:74.8~172.8万円
MH35S:78.9~148万円
MH55S:79.9~172.8万円
FZ:65.8~139万円
ハイブリッドFZ:108~172.8万円
ハイブリッドFX:79.9~148万円
ワゴンRの中古車では、2012年9月にリリースされた5代目モデルでは2012年から2014年式を中心に、50万円代から80万円台の登録車が多く分布しています。走行距離は1万kmから4万km未満の登録車が多く見られます。
2017年2月発売の現行6代目モデルでは、初年度モデルでも1年ほどしか経過していないため、80万円台から130万円台までの価格レンジに多くの登録車が分布している傾向が見受けられます。
また、走行距離では1万km以下の低走行車両が多いのが特徴です(上記中古価格帯については、2018年5月30日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
参考:
ワゴンR MH34、44系(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】