中古車購入
更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.10.01
アウディA3の中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
アウディA3は1997年の日本デビュー以来、プレミアムコンパクトの先駆けとして、扱いやすいボディサイズとスポーティなエクステリアデザインで一躍人気となりました。2003年には2代目、そして2013年には3代目へとフルモデルチェンジを行い、常に進化を続けています。
3代目の最新型モデルでは、ブレーキやアクセルを自動制御して車間距離と速度を一定に保つ「アダプティブクルーズコントロール」や、予防安全のシステムの自動ブレーキ機能「アウディプレセンス フロント」を全モデルに標準装備するなど、先進の安全性能を手に入れました。
FFモデルに加えて、アウディが誇るquattroフルタイム四輪駆動モデルも設定されており、電子制御油圧式のマルチプレート(多板)クラッチによって、通常はFF状態で走行し、電子システムによって必要に応じて駆動を前後輪に振り分けることが可能です。
さらにquattroモデルには、「ミラーサイクル」の原理を取り入れたアウディ独自の新燃焼方式「Bサイクル」を採用した新2.0 TFSIエンジンを搭載し、低燃費と高出力を高い次元で両立させています。
他にも通常の車のメーターパネルの位置に「バーチャルコックピット」と呼ばれる多機能ディスプレイがオプションで選択でき、車両の情報表示やナビゲーションの地図など多くの情報を表示することが可能となっています。
ここではA3の中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
A3の主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
3代目 アウディ A3 8V系(2013年~)の主なグレードの特徴
・スポーツバック1.4TFSI(1.4L)
1.4LのTFSIエンジンが搭載されたモデルです。ちなみに直噴システムと過給器を装着したガソリンエンジンの総称である「TFSI」は、2代目のA3(2005年モデル)に初めて搭載されており、ダウンサイジングされたエンジンに過給器を付けるというトレンドの先駆者といえます。なお、上級グレードの「スポーツバック1.4TFSI スポーツ」との差は、タイヤサイズが205/55R16の16インチで幅が細いタイヤサイズになることや、アルミホイールのデザインが異なること、フロントシートが標準シートになることなどです。他には、フロントシート調整機能が電動ではなかったり、ランバーサポート4ウェイ(フロント)やシートヒーター(フロント)、ドアシルプレートが付かないこと、デコラティブパネルがモノメタリックプラチナムになることなどが挙げられます。
・スポーツバック1.4TFSI スポーツ(1.4L)
1.4Lエンジンの上級グレードでベースグレードとの違いは、タイヤサイズが225/45R17の17インチになること、フロントシートがスポーツシートに、シート素材がラリークロスになることなどです。他には、フロントシート調整機能について右側が電動調整、左側が手動高さ調整となること、ランバーサポート4ウェイ(フロント)やシートヒーター(フロント)が付くこと、デコラティブパネルがアルミニウムミストラルになることなどとなります。その他のエンジン出力やトランスミッションに違いはありません。
・スポーツバック2.0TFSIクワトロ(2.0L)
2.0リッターエンジンの4WD仕様のベースグレードです。こちらも1.4Lの装備差と同じように、タイヤサイズが205/55R16の16インチとなり、タイヤプレッシャーワーニング機能がありません。また、エアコンディショナーがマニュアル式になり、インテリアライティングパッケージが付きません。サスペンションバージョンもダイナミックという仕様で、アウディドライブセレクトが省かれており、パーキングブレーキもEPB(エレクトロメカニカルパーキングブレーキ)となります。
・スポーツバック2.0TFSIクワトロ スポーツ(2.0L)
2.0リッターエンジンの4WD仕様のスポーツグレードで、エンジン出力やトランスミッションなどはベースモデルと同一であるものの、主に足回りの面で大きな差別化が図られています。まず、タイヤサイズが225/45R17の17インチになり、タイヤプレッシャーワーニング機能が付きます。エアコンがデラックスオートマチックエアコンディショナーとなり、ライティングパッケージが装備されます。他にもスポーツサスペンションやアウディドライブセレクト、アウディホールドアシスト(サイドブレーキ)などが標準装備とされており、下位グレードと差別化が図られています。
A3の燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、A3の主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
2代目 アウディ A3 8P系(2003年~2013年)の燃費・維持費
・8PCAX:1.4L/7AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:18.4km/L
年間ガソリン代:約78,804円(543.4L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約113,304円 ※3
・8PCDA:1.8L/7AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:14.2km/L
年間ガソリン代:約102,112円(704.2L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約141,612円 ※3
・8PCCZF:2.0L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:12.2km/L
年間ガソリン代:約118,852円(819.6L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約158,352円 ※3
3代目 アウディ A3 8V系(2013年~)の燃費・維持費
・8VCXS:1.4L/7AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:19.5km/L
年間ガソリン代:約74.358円(512.8L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約108,858円 ※3
・8VCZPF:2.0L/7AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:16.0km/L
年間ガソリン代:約90,625円(625L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約130,125円 ※3
・8VCJSF:1.8L/6AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:14.8km/L
年間ガソリン代:約97,972円(675.6L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約137,472円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
A3の中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
A3主なグレード・型式の中古車価格帯
2代目 アウディ A3 8P系:6.9~160万円
8PBLR:23~69.8万円
8PBLX:29.8~84万円
8PBSE:19.8~69.8万円
8PBVY:24.8~68.5万円
8PBWA:27.8~87万円
8PBZB:39.8~86.4万円
8PCAX:36.5~180万円
8PCCZF:77.8~148万円
8PCDA:45~148万円
3代目アウディ A3 8V系:94.9~398万円
8VCJSF:163~331万円
8VCPT:132.9~277万円
8VCXS:109~368万円
スポーツバック1.4TFSI:36.5~325万円
スポーツバック1.4TFSI スポーツ:179~348万円
スポーツバック1.8TFSI:28~107万円
スポーツバック1.8TFSIクワトロ:163~375万円
スポーツバック2.0TFSIクワトロ:77.8~148万円
A3の中古車では、200万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成25年式、平成27年式のA3が豊富です。
それ以外では、平成17年から平成19年式のA3が40万円台から60万円台で多く登録されています。(上記中古価格帯については、2018年5月24日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
参考: