中古車購入
更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.09.25
トヨタヴェルファイアの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ヴェルファイアは、トヨタのフラッグシップミニバンとして市場を牽引する人気モデル「アルファード」の兄弟車として、2008年5月にリリースされました。
上下2段に分割されたフロントヘッドランプや圧倒的な存在感を放つフロントグリルを備えたフロントマスクが印象的なモデルであり、より精悍でダイナミックな佇まいが特徴です。
大柄なボディを過不足なく、ゆったり走らせる余裕のある動力性能、乗員の誰もが居心地の良いラグジュアリーなインテリア、路面の凹凸の追従性に優れロールを抑えたしなやかで重厚な乗り心地など、フラッグシップミニバンに相応しいステイタスと快適性能を備えたモデルです。
また、精悍さと重厚さを併せ持つダイナミックなアピアランスや優れたコンフォート性能、パフォーマンス性能から、パーソナルユースからビジネスユースまで上質な移動空間を提供する個性的なミニバンを求める方々へおすすめのモデルです。
派生モデルには、電気式4WD機構「E-Four」と独自のハイブリッドシステム「リダクション機構付THS II(トヨタハイブリッドシステム II)」を搭載する環境に配慮し、優れた省燃費性能を発揮する「ヴェルファイアハイブリッド」がラインナップされています。
精悍でアグレッシブなスタイリングを演出するエアロパーツや車高を低めたローダウンスタイル、足元を引き締めるロープロファイルタイヤ&アルミホイールを装備する定番のカスタマイズから、ロングドライブでも高品質なミュージックビデオや映画を楽しめる後席モニターをはじめとするエンターテインメント装備、ラグジュアリーなインテリアをより一層快適に過ごすパワーシートや本革シートなど、高級ミニバンの魅力を高める豊富なバリエーションもヴェルファイアの特徴です。
ここではヴェルファイアの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ヴェルファイアの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 トヨタ ヴェルファイア 20系(2008年~2015年)の主なグレードの特徴
・X(2.4L)
2.4L 直列4気筒エンジンを搭載する8人乗り仕様のベーシックグレードです。
16インチタイヤ&アルミホイールをはじめ、LEDハイマウントストップランプ付リヤスポイラー、ディスチャージヘッドランプやLEDリヤコンビネーションランプなどの洗練されたスポーティなエクステリアをはじめ、オプティトロンメーターやポプラ調茶木目加飾パネル、前後左右・前後独立温度コントロールオートエアコンなど上質なインテリアを備えています。
・V
17インチタイヤ&アルミホイール(4WDモデルは16インチ)が装着され、夜間の走行安全性を高めるインテリジェントAFS付ディスチャージヘッドランプ(インテリジェントAFS付は3.5Lモデルのみ)、LEDが組み込まれた照射照度付オプティトロンメーター、フロントパワーシートや助手席パワーオットマンなどの装備に加え、IR&UVカット機能付ウインドシールドグリーンガラスやスーパーUVカットフロントドアガラス、クルーズコントロール、デュアルパワースライドドア+バックドアイージークローザーやナノイーなどの快適装備が追加されます。
また、黒木目調&本革巻4本スポークステアリングホイール&ゲート式シフトレバー&シフトノブへアップグレードされ、タッチに優れたジャガード織ファブリックシートとともに艶やかなインテリアが特徴です。
セカンドシートは超ロングスライド&リクライニング機構を備える7人乗り仕様のリラックスキャプテンシートが選択可能です。
・Z
専用エアロパーツ(フロントバンパー+カラードサイドクラディングパネル+リヤバンパー+マフラーカッター)、18インチロープロファイルタイヤ&アルミホイールを備え、アグレッシブなスタイリングが特徴のモデルです。
スポーツタイプのオプティトロンメーター、ディンプル加工が施された本革巻4本スポークステアリングホイール、本革巻ゲート式シフトレバー&シフトノブなど、シックでスポーティなインテリアを採用しています。セカンドシートがベンチシートタイプの8人乗りモデル、リラックスキャプテンシートを備えた7人乗りモデルが選択できます。
・Lエディション(3.5L)
セカンドシートにパワーリクライニング+スライド機構、パワーオットマンを装備したエグゼクティブシートを備え、しっとりとした上質な肌触りが心地よい本革シートと相まって、高級な大人のための移動空間を提供する最上位モデルです。
ダンピングの効いたしなやかな乗り心地を重視し、17インチタイヤの装備となります。
インテリジェントAFS付ディスチャージヘッドランプは、夜間の安全な視界確保をアシストするオートマチックハイビーム機構付となります。
2代目 トヨタ ヴェルファイア 30系(2015年~)の主なグレードの特徴
・X(2.5L)
16インチタイヤ&アルミホイール、セカンドシートがベンチシートになった8人乗りのベーシックグレードです。
ほかにも高遮音性UVカット機能付ウィンドゥシールドガラスやLEDクリアランスランプ付LEDヘッドランプ、ワンタッチスイッチ付助手席側パワースライドドア(デュアルイージークローザー、挟み込み防止機能付)などの実用性の高い安全・快適装備に加え、本革巻4本スポークステアリングホイールやシルバー塗装と茶木目調パネルで加飾された合成皮革ドアトリムなど充実した装備を誇ります。
・V(2.5L)
タイヤが17インチ、LEDヘッドランプがデイライト機能付へとそれぞれアップグレードされました。
主な装備としては、クルーズコントロール、UV&IRカット機能付ウィンドゥシールドガラス&スーパーUV+IRカット機能付フロントドアグリーンガラス、オートワイパーや、LEDコーナーランプ、リバース連動機能付オート電動格納式リモコンカラードドアミラーなどです。
また、ステアリングホイールは茶木目調&本革巻のコンビタイプとなり、インストルメントパネルやドアトリムもスパッタリング+茶木目調に施され、質感が向上しています。
さらにシート表皮はしっとりとした滑らかな肌触りが特徴の合成皮革&ファブリックコンビシートとなり、運転席には8wayパワー+マイコンプリセットドライビングポジションシステム+オートスライドアウェイ機構、ロングドライブでも快適な助手席オットマンが装着されます。
ほかにもパワースライドドアがデュアルタイプとなり、運転側からの乗降性が向上しています。セカンドシートは8人乗りのベンチシートタイプと7人乗りのリラックスキャプテンシート仕様が設定されています。
・VL(3.5L)
「V」の装備に加え、オートマチックハイビーム、パワーバックドアをはじめ、ステアリングヒーターや快適温熱シートに加え、スマートエントリーシステムがウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能付となるなど、実用性の高い快適・安全装備が充実したモデルです。
ほかにも掛け心地の良い上質な本革シートやセカンドシートにエグゼクティブパワーシートを備えるなど、よりラグジュアリーで快適な室内空間を実現しています。
・エグゼクティブラウンジ(3.5L)
きめの細かなしっとりとしたタッチが特徴の丁寧になめされたセミアリニン本革シートをはじめ、華美で質感の高オリーブ・アッシュバール木目調フィニッシュをステアリングホイールやパネル&ゲート式シフトレバーやドアトリムに採り入れています。
より豪華な仕様を持つエグゼクティブラウンジシートと相まって、最上位グレードならではのプレミアム感あふれる室内空間が特徴です。
ほかにもトヨタの通信情報サービス「T-Connect」に対応したSDナビゲーションシステム、高音質で濃密なサウンドを再生するJBLプレミアムサウンドシステムや12.1型リアシートエンターテインメントシステムなど、充実した装備が施されています。
ヴェルファイアの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、ヴェルファイアの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
初代 トヨタ ヴェルファイア 20系(2008年~2015年)の燃費・維持費
・ANH20W:2.4L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.6km/L
年間ガソリン代:約116,379円(862.0L×135円)
自動車税:年間45,000円 ※
年間維持費:約161,379円
・ANH25W:2.4L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.4km/L
年間ガソリン代:約118,421円(877.1L×135円)
自動車税:年間45,000円 ※
年間維持費:約163,421円
・GGH20W:3.5L/6AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.3km/L
年間ガソリン代:約155,913円(1075.2L×145円)
自動車税:年間58,000円 ※
年間維持費:約213,913円
・GGH25W:3.5L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.1km/L
年間ガソリン代:約159,340円(1098.9L×145円)
自動車税:年間58,000円 ※
年間維持費:約217,340円
2代目 トヨタ ヴェルファイア 30系(2015年~)の燃費・維持費
・AGH30W:2.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:11.6km/L
年間ガソリン代:約116,379円(862.0L×135円)
自動車税:年間45,000円 ※
年間維持費:約161,379円
・AGH35W:2.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:12.0km/L
年間ガソリン代:約112,500円(833.3L×135円)
自動車税:年間45,000円 ※
年間維持費:約157,500円
・GGH30W:3.5L/8AT/FFモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:10.6km/L
年間ガソリン代:約136,792円(943.4L×145円)
自動車税:年間58,000円 ※
年間維持費:約194,792円
・GGH35W:3.5L/8AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:10.4km/L
年間ガソリン代:約139,423円(961.5L×145円)
自動車税:年間58,000円 ※
年間維持費:約197,423円
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ヴェルファイアの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
ヴェルファイアは人気の高い上級ミニバンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
ヴェルファイアの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 トヨタ ヴェルファイア 20系:79.8~488万円
ANH20W:86.8~389万円
ANH25W:95.9~366.4万円
GGH20W:99~398万円
GGH25W:98~488万円
2.4Z:88~369万円
2.4Z G’s:275.4~319.9万円
3.5Z プラチナムセレクション:126.2~238万円
2代目 トヨタ ヴェルファイア 30系:148~789万円
AGH30W:148~719.8万円
AGH35W:249.8~484.8万円
GGH30W:298.8~789万円
GGH35W:314.9~669万円
2.5V:277.8~399.9万円
2.5Z Aエディション:295~698万円
3.5 エグゼクティブラウンジ:480~789万円
ヴェルファイアの中古車では、初代モデルは2008年の誕生から最終モデルの2015年モデルまで幅があるため、走行距離10,000km未満の低走行車から10万km程度の走行車まで100万円前半から200万円代半ばのレンジの中で多くの登録車が見受けられます。
2代目モデルは比較的登録から年数が浅いため、走行距離も少ない低年式車が多く見受けられます。リリースされた2015年モデルが最も登録台数が多く、走行距離1万km~3万km、価格も280万円以上とまだまだ高値安定傾向にあります(上記中古価格帯については、2018年5月10日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。