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更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.07.18
【テスラ】万一の際も車内の温度を保つ「キャビンオーバーヒート プロテクション」とは

グーネット編集チーム
車内にいる小さな子供やペットを守る「キャビン オーバーヒート プロテクション」。
テスラが業界でも初めて開発に成功したこの機能は、大型バッテリーによって実現したものです。
ここでは、キャビン オーバーヒート プロテクションについてご紹介します。
「キャビンオーバーヒート プロテクション」とは
テスラは「キャビン オーバーヒート プロテクション」機能を実装に成功しました。
この機能は、車両がオフの状態でも、車内を安全な温度に保持するものです。
これにより、夏場の車内高温による不慮の事故を防ぐことができるようになりました。
この技術は、テスラが独自に開発した大型バッテリーによってこの機能を実現しました。
進化を続けるテスラのバッテリーについて
「キャビン オーバーヒート プロテクション」機能の実現には、テスラが開発したとある大型バッテリーの功績がありました。
テスラのバッテリーには、パナソニック製の18650バッテリーがこれまで使われてきました。
18650バッテリーは、本来、ノートパソコンなどに使われるものでしたが、新しくEV用のリチウムイオンバッテリー2170が登場しました。
このバッテリーは、従来使われてきた18650バッテリーと比較して、2倍の容量があるといわれています。
更に、コストも低減できているといわれています。
パナソニック製のバッテリーはテスラの優秀なバッテリーマネージメントと融合することで、EVの魅力を高める存在となったといわれています。
テスラのバッテリー生産の拠点は米国ネバダ州のギガファクトリー
米国ネバダ州にあるバッテリーの生産工場ギガファクトリーは、テスラモーターズとパナソニックが共同経営で運営しています。
2017年1月に2170バッテリー(テスラの家庭用蓄電池のパワーウォール用)の生産をスタートさせ、6月からはモデル3用に搭載するために、増産体制に入ったといわれます。
現在、ギガファクトリーではフル稼働でバッテリーの生産を続けているといわれています。
ただ、工場内には空きがあるため、この先、生産ラインを増設して、もっとバッテリーを増産できる予定だといわれています(2017年12月時点)。
テスラの「キャビン オーバーヒート プロテクション」機能は、夏場など車内の気温が上がり易い季節に車内にいる小さな子供やペットを守るために開発されました。
お子さんやペットを乗せてドライブすることが多い人は、この機能があると安心です。
テスラを支えているパナソニックのバッテリーは進化を遂げています。
テスラのバッテリー生産の拠点である米国ネバダ州のギガファクトリーで、新しいバッテリーが増産体制に入っており、バッテリーがもっと進化することで、テスラのEVに新しい可能性が生まれるかもしれません。