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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.06.04

日産ムラーノの概要と歴史をまとめてみた

日産ムラーノの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム

日産 ムラーノは、堅牢なセミモノコックボディを採用する本格的クロスカントリーモデル「テラノ」の後継モデルとして開発され、2002年12月に主要マーケットである北米で誕生しました。

その後、東京モーターショーで参考出品されると、大胆で洗練されたアピアランス、ゆったりとして機能的な広々とした室内空間など、今までにない新世代大型クロスオーバーSUVとしてのパッケージングが関心を集め、国内市場でも2004年9月に販売が開始されました。

薄型フロントマスクに格子型の個性的なフロントグリルを備え、全高の高い量感あふれるグラマラスで斬新なスタイリングがフラッグシップSUVとして、存在感のある佇まいをみせます。

ダイナミックな走行性能を誇る3.5L V型6気筒エンジンを筆頭に、実用域での扱いやすさに加え、優れた省燃費性能を発揮する2.5L 直列4気筒エンジンを搭載しています。

上質で仕立ての良さを感じる寛ぎのあるモダンなインテリアと相まって、ロングドライブでも余裕のある爽快な走りと居住性の高い開放的な室内空間を提供するモデルとして、国内市場でも高い人気を誇りました。

2008年9月にフルモデルチェンジが実施された2代目モデルでは、より質感を高めた内外装デザインや使い勝手を向上させたパッケージングなどが好評価を得ました。

主要マーケットである北米や欧州をはじめ、中国、ベトナム、韓国などのアジア諸国に加え、ロシアなど、世界約170ヶ国で販売される日産のグローバル基幹モデルとして確固たるポジションを築きました。

車名の「ムラーノ」は、イタリアのベネチア近郊に浮かぶ「ムラーノ島」に由来します。同島で作られるベネチアングラスは「ムラーノガラス」として親しまれ、エレガントで繊細なデザインから世界中で愛好される美術工芸品です。

美麗で人々を魅了する斬新なボディデザインを持ち、世界中で愛されるフラッグシップSUVに相応しいネーミングと言えるでしょう。

2代目モデルは2015年3月に販売が終了しましたが、国内市場ではミディアムクラスのSUVモデル「エクストレイル」へ統合されました。

初代 日産 ムラーノ Z50系(2002年~2008年)

初代 日産 ムラーノ Z50系(2002年~2008年)

グーネット編集チーム

ムラーノ Z50系は、従来のSUVの概念にとらわれることなく、新たなSUVの可能を拡げる斬新でモダンなエクステリア、スポーティセダン並みの機敏で余裕のある走行性能、心の落ち着く上質なインテリアを持つ上級クロスオーバーSUVとして誕生しました。

【エクステリア】
質感の高い太い格子の大胆なメッキグリルと一体になったシャープなヘッドランプを備え、モダンでアメリカナイズされたフロントマスクに加え、1880mmの全幅と大きく張り出したフェンダーフレア、エッジを立てたフロントバンパーからリヤエンドまで続くキャラクターライン、特徴のあるリヤクォーターガラスの意匠などが特徴です。

張りのある面構成を持つ、ボリュームのある斬新で躍動感のあるエクステリアデザインが多くの人々を魅了します。

また、大柄なボディフォルムながら、サイドブラインドモニターとサイドアンダーミラーを備えたドアミラーの採用により、フロントフェンダーよりサイドアンダーミラーを排除し、本来デザイナーが意図したのびやかで美しいボディフォルムを実現しています。

【インテリア】
シンプルながら、インストルメントパネルはパッセンジャーの目線から大きくスラントさせ、奥行きのある意匠を採り入れています。本アルミ加飾が施されたセンターパネルやメーターパネルと相まって、開放感あふれるスタイリッシュでモダンなインテリアデザインを採用しています。

厚みのたっぷりした適度に身体を沈める上質な掛け心地を提供する本革シートやリヤリクライニングシート、専用にチューニングされたBOSEサウンドシステムの採用、FF-Lプラットフォーム採用による後席のニースペースやヘッドクリアランスにも大きな余裕が生まれ、乗る人のすべてがリラックスできる上質なひとときを提供する、ラグジュアリーな室内空間が大きな魅力と言えるでしょう。

また、6:4分割可倒式機構リヤシートやラゲッジルームから簡単にリヤシートが可倒できる便利な遠隔可倒式レバーの採用により、実用性・利便性の高さも特徴のひとつです。

【パワートレイン・メカニズム】
搭載するパワートレインは、中低速域のドライバビリティや低燃費性能に優れた2.5L 直列4気筒エンジンとフルレンジ電子制御4速オートマチックトランスミッション、CVTC(連続可変バルブコントロール)機構を備え、全域にわたりスムーズでパワフルな走行性能を発揮する3.5L V型6気筒エンジンと6速マニュアルモード付エクストロニックCVT-M6の組み合わせとなります。

2.5Lエンジン搭載車は2WD/FF駆動、3.5Lエンジン搭載車は2WD/FF駆動に加え、さまざまなシーンで卓越した走破性能と安心感の高いスタビリティ性能を発揮するオールモード機構を備える電子制御式フルタイム4WDモデルが用意されています。

足回りには4輪独立懸架式サスペンションを採用し、リヤには路面のうねりや凹凸への追従性に優れるマルチリンク式サスペンションを備え、リニアなハンドリング性能とロールを抑えダンピングの効いた乗り心地を実現しています。

【安全性能】
むち打ち傷害を軽減する前席アクティブヘッドレストや運転席&助手席SRSエアバッグシステムデュアルエアバッグをはじめ、夜間の安全走行をアシストするバイキセノンヘッドランプやオートライトシステム、安全なパーキング操作を支援するサイドブラインドモニター&バックビューモニターなどを標準装備し、優れた安全性能を備えています。

日産 ムラーノ(MURANO)250XL(2004年9月モデル)

ボディタイプ:SUV・クロスカントリー・ライトクロカン
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4770×1880×1685mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2080×1560×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)225/65R18 103S(後)225/65R18 103S
エンジンタイプ:QR25DE(NEO)型 直列4気筒DOHC
排気量:2488cc
最高出力:163ps(120kW)/5200rpm
最大トルク:25.0kg・m(245N・m)/3600rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:10.6km/リットル
車両重量:1640kg
価格:2,856,000円
自動車税:年間45,000円 ※

※自動車税は2018年2月時点で参照したものとなります。

ムラーノ 250XL(2004年9月) のカタログ情報(10023168)| 中古車の情報なら【グーネット】

■日産 ムラーノ PNZ50系、PZ50系、TZ50系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション

・主なグレード「250XL」「350XV」「350XV FOUR」。

・主なオプション
インテリジェントキー(運転席/助手席/バックドア感知、作動確認機能付)、エンジンイモビライザー、ステアリングスイッチ(オーディオ&ハンズフリーフォン)、プラズマクラスターイオンピュアトロン(除菌機能付)、カーウイングスナビゲーションシステム(DVD方式、ハンズフリーフォン、ボイスコマンド付)、電動ガラスサンルーフ(ワンアクション・チルト&5ポジションスライド)、ルーフレール、SRSカーテンエアバッグシステムなど。

・カラーバリエーション
スーパーブラック、トワイライトグレー(PM)、ダイヤモンドシルバー(M)、ブリリアントシルバー(M)、ブライトカッパー(M)、エクセレントブルー(P)、ホワイトパール(3P)、シリカブレス(RPM)、ルミナスゴールド(M)など。
(発売時期・グレードにより異なります)

日産 ムラーノ PNZ50系の中古車一覧

日産 ムラーノ PZ50系の中古車一覧

日産 ムラーノ TZ50系の中古車一覧

2代目 日産 ムラーノ Z51系(2008年~2015年)

2代目 日産 ムラーノ Z51系(2008年~2015年)

グーネット編集チーム

ムラーノ Z51系は、プラットフォームを一新させるとともに、抑揚のあるダイナミックで踏ん張り感のあるエクステリアデザイン、スポーティ感を高めた上質で開放的なインテリア、ドライバーのイメージするラインを忠実にトレースする、爽快なドライブフィールを提供する日産のフラッグシップSUVとして、2008年9月に誕生しました。

先代モデルの持つ優れたパッケージデザインを継承しつつ、より質感の高い存在感のあるプレミアムSUVとして開発され、主要マーケットである北米を含め世界中で愛される人気モデルです。

【エクステリア】
モダンアートデザインをテーマに、基本的なボディフォルムは初代モデルを踏襲しながら、踏ん張りのある金属の塊から削り出したようななめらかなスカルプチャーデザインとなっています。

縦基調のメッキラジエーターグリルと一体となった精悍な4連プロジェクターヘッドランプを備えたフロントマスク、立体的で安定感のある大型フロントバンパーから連続するボリュームのあるワイド感を強調するフロントフェンダーの意匠など、硬質でアグレッシブな佇まいが特徴です。

サイドビューはうねりのある躍動感のある面構成を持ち、フロントマスクからボンネットフード、ルーフエンドまで一気に続くダイナミックでのびやかなシルエットが洗練されたプレミアム感を強調しています。

また、跳ね上がったリヤクォーターウインドウの形状が、初代モデルを彷彿させるアイコンとなっています。リヤセクションも同様に初代モデルからのキープコンセプトながら、フラッシュサーフェス化により、グラマラスでモダンな印象を与えます。

【インテリア】
ダッシュボードには、初代モデルから続くラグビーボールシェイプデザインを取り入れています。ソフトパッドで覆われた質感の高いドアトリムやステッチを施したソフトなタッチのアームレストに加え、随所に上質な本アルミやクロームメッキ加飾を施すなど、素材感をいかした開放感のあるモダンなインテリアが心地よい室内空間を生み出しています。

センターコンソールにはモダンファニチャーをイメージさせる、機能性を重視した幅のある意匠を採用し、サイドに配されたクロームメッキ箇所と相まって、豪華でセンスの良いコクピットデザインがプレミアム感を一層高めます。

やわらかな空調コントロールで室内をインテリジェントに保つ「マイルドフローエアコン」やフロントガラスとガラスルーフをシームレスなパネルでつなぐ「スタイリッシュガラスルーフ」を採り入れています。

後席のレッグスペースや頭上、肩回りなど、圧迫感のない十分な空間を確保し、丁寧に仕上げられた身体を優しく包み込む、ロングドライブでも疲れの少ないシートの採用と相まって、上質なホスピタリティを提供する、明るく快適な居住性を提供します。

【パワーユニット・メカニズム】
搭載するパワーユニットは、2.5L 直列4気筒エンジンと3.5L V型6気筒エンジンの先代モデルからのキャリーオーバーながら、アダプティブシフトコントロール(ASC)がついた新型エクストロニックCVTとの組み合わせにより、走行状態に応じたインテリジェントなシフトチェンジ制御を行い、なめらかで伸びのある走行性能と優れた省燃費性能を両立しています。

また、プラットフォームも先代モデルから、より剛性を強化し、プレミアムセダン並みの静粛性としなやかでフラットな乗り心地、操縦安定性を実現するD-プラットフォームへ変更されました。

4輪リバウンドスプリング内蔵の新開発サスペンションと相まって、ロールを抑えた剛性の高いリニアなハンドリング性能を実現し、スポーティドライブをアシストします。

駆動方式は2.5Lモデルには2WD/FFとフルタイム4WD、3.5Lモデルにはフルタイム4WDのみ設定されています。

フルタイム4WD機構は、ドライバーの狙ったラインをなめらかなコーナーリングを実現し、走行安定性を高めた、最適なトルク配分を行うオールモード4X4-iシステムが搭載されています。

【安全性能】
縦列駐車や狭い道路でのすれ違いの際の視野確保をアシストする「サイドブラインドモニター」や目視では確認しづらい後方視界の安全確認をサポートする、車幅・距離・予想進路線表示機能付「バックビューモニター」をはじめ、全方位コンパチビリティボディ「ゾーンボディ」、歩行者への衝突ダメージを軽減する衝撃吸収構造を備える「歩行者傷害軽減ボディ」など、優れた安全性能を備えています。

日産 ムラーノ(MURANO)250XL FOUR(2008年9月モデル)

ボディタイプ:SUV・クロスカントリー・ライトクロカン
乗車定員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:4825×1895×1700mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2065×1550×1255mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)235/65R18 106S(後)235/65R18 106S
エンジンタイプ:QR25DE型 直列4気筒DOHC
排気量:2488cc
最高出力:170ps(125kW)/5600rpm
最大トルク:25.0kg・m(245N・m)/3900rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.4km/リットル
車両重量:1740kg
価格:3,150,000円
自動車税:年間45,000円 ※

※自動車税は2018年2月時点で参照したものとなります。

ムラーノ 250XL FOUR(2008年9月) のカタログ情報(10050905)| 中古車の情報なら【グーネット】

■2代目 日産 ムラーノ PNZ51系、TNZ51系、TZ51系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション

・主なグレード
「250XL FOUR」「250XV FOUR」「350XL FOUR」「350XV FOUR」。

・主なオプション
フロントバンパー組込みハロゲンフォグランプ、ハイパーLEDデイライト、電動格納式リモコンカラードドアミラー(ポジションメモリー連動)、フロントサイドビューモニター、電動チルト&テレスコピックステアリング(ポジションメモリー連動)、オートスピードコントロール装置、パーソナルドライビングポジションメモリーシステム(ステアリング/運転席/ドアミラー、インテリジェントキー連動)、リモコン可倒式リヤシート(6:4分割式&リクライニング付、電動復帰タイプ)、カーウイングスナビゲーションシステム(HDD方式、高精細7インチワイド液晶モニター、マルチファンクションスイッチ/タッチパネル併用操作、TV、ハンズフリーフォン、ボイスコマンド、Bluetooth、車両情報表示機能、DVDビデオ再生機能、ミュージックボックス、外部映像入力端子付)、BOSEサウンドシステム(CD一体AM/FM電子チューナーラジオ、11スピーカー、MP3/WMA再生機能付)、リモコンオートバックドア(挟み込み防止機構付)など。

・カラーバリエーション
スーパーブラック、ボルドーレッド(P)、フランボワーズレッド(2P)、ダークメタルグレー(M)、ブリリアントシルバー(M)、ブレードシルバー(M)、スチールブルー(M)、ブリリアントホワイトパール(3P)、グレイッシュブロンズ(M)など。
(発売時期・グレードにより異なります)

日産 ムラーノ PNZ51系の中古車一覧

日産 ムラーノ TNZ51系の中古車一覧

日産 ムラーノ TZ51系の中古車一覧

日産 ムラーノの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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