中古車購入
更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.02.20
【マツダ】スムーズで効率的な車両挙動を実現する「G-ベクタリング コントロール」

グーネット編集チーム
G-ベクタリングコントロールは、方向転換をする際ハンドリングに合わせてエンジンの出力を自動的に制御し、スムーズな方向転換をサポートするマツダ独自の運転補助システムです。
具体的な作動順序は以下の通りです。
1.ハンドルを切ったのと同時にほんのわずかにエンジン出力を落とす
2.荷重が前傾となり前輪のハンドリング応答性が向上する
3.ハンドルの舵角が元に戻るのに合わせて逆にエンジン出力を上げる
4.荷重が後傾となり安定性がアップする
GVCと略されるこの技術は、子供の安全と安心につながる技術であると評価され、2016年に経済産業省や消費者庁が後援する「第10回キッズデザイン賞」を見事受賞しました。
G-ベクタリング コントロールがもたらす効果と仕組み
G-ベクタリングコントロールが自動的にやってくれる、コーナリング時の出力調整による加重移動というものは、実はレースの時プロドライバーが行っています。
プロドライバーたちは、スピードが出た状態でのコーナリングで自らアクセルワークをして、旋回性能のアップとコーナー脱出時の安定性を高めているのですが、それを車が自ら電子制御でやってくれるということになります。
もちろん、一般道での走行はレースの時のようなスピードではありませんが、車体が大きく揺らぐようなことが無いため、体重の軽い子供が同乗していても振り回される心配が少なく、かつ安全で安心だという点が受賞のきっかけとなりました。
さらに、凹凸がある路面での旋回でも、車重の自動調整で安定性が増しているため、細かいステアリング調整などなしでスムーズにカーブを曲がり切ってくれます。
しかも、G-ベクタリングコントロールによって調整される出力というのは、前述した通りごくわずかで、きちんと旋回性能のアップと安定性は保ってくれるものの、それが本当に行われているのかわからないほど自然で、運転時に違和感を覚えることもありません。
まさに「人馬一体」を目指して、日々ドライビングサポート技術向上に磨きをかけている、マツダならではの最新技術です。
G-ベクタリング コントロールが採用されている搭載車
現在、スムーズで安全なコーナリングをだれでも手に入れられるこのG-ベクタリング コントロールが実感できるのは、以下の車種・モデルとなっています。
・CX-8
日本未発表のCX-9をベースに開発され、2017年12月からの販売が公表されている、マツダ渾身の新型クロスオーバーSUVです。
・デミオ
言わずと知れたマツダの看板車種、現行モデルである4代目DJ系の2016年10月の改良に合わせて全車に標準装備されました。
・アクセラ
往年の自動車ファンには懐かしい、「ファミリア」の事実上の後継車種で現行は3代目、2016年7月のビッグマイナーチェンジ以降の全車に装備されました。
・アテンザ
イタリア語で注目を意味する車名通り、人気と注目を集めるマツダのフラッグシップ車種です。