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更新日:2019.06.17 / 掲載日:2018.02.13
【プジョー】制限速度をドライバーへ告知するスピードリミットインフォメーション(SLI)とは

グーネット編集チーム
ここでは、プジョーが提供しているスピードリミットインフォメーション(SLI)について解説していきます。
スピードリミットインフォメーション(SLI)とは
スピードリミットインフォメーションとは運転の際の速度超過を防止する技術となります。
略されて「SLI」と呼ばれることがあります。
まず、道路に設置されている速度制限標識を、搭載されているカメラが読み取ります。
その後、ヘッドアップインストルメントパネル内にある、デジタル車速メーター表示の下部に制限速度がはっきりと示され、一目でドライバーが確認することができるようになります。
開発をしたのは、フランス最大の自動車メーカーグループ「グループPSA」。同社の高級車種ブランド、プジョー・シトロエンの各現行モデルに採用されています。
また、両ブランドの車種に併せて採用されている、
・スピードリミッター
30km/h以上から自由に設定できる制限速度になると、アクセルを踏んでも加速しない装備。
・クルーズコントロール
アクセルを踏まなくても、40km/h以上で自由に速度を設定すると、車が自動的にその速度をキープしてくれる装備。
といった自動運転機能と密に連動し、より安全な速度管理をサポートします。
スピードリミットインフォメーションがもたらす効果
プジョーやシトロエンの本場であるフランスでは、日本のように道路ごとの制限速度がバラバラではなく、下記のように一定のスピードで定められています。
・高速道路 … 130km/h
・一般道(国道級の広い道路) … 90km/h
・市街地などの道幅が狭い道路 … 50km/h
※雨天時や視界の悪い場合は、さらに低い速度制限がかかる可能性があります。
そして、各道路に設置されているオービスは非常に厳格で、1km超過しただけでもしっかりと撮影され、場合によっては「スピード違反」として摘発対象となります。
そのため、大きな道路から街中に入った際などにうっかり制限速度標識を見逃しても、それがメーターに表記されるこのスピードリミットインフォメーションが、非常に役立つという訳です。
さらに、前述のスピードリミッターと連動でしっかり制限速度を設定してさえいれば、スピードリミットインフォメーションからの情報から、車が自動的に制限速度を超えないように管理してくれます。
もちろん、日本の道路でも速度制限はあり、フランスを上回るほど細かく区分けされています。
特に高速道路から一般道に降りた直後、見晴らしがよく道幅も広めの郊外の道路での走行などといった、つい制限速度をオーバーしてしまいやすいケースで、このスピードリミットインフォメーションは威力を発揮してくれます。
スピードリミットインフォメーションが採用されている主な現行車種
プジョーの現行車種で、このスピードリミットインフォメーションが採用されている主だったモデルは、以下の通りです。
・PEUGEOT 308( SW ・Allure)
2009年に初登場したモデルで現行は2代目、5ドアハッチバック式のCセグメント車種です。
・プジョー3008
同グループのシトロエン・「C4ピカソ」とともに、グループPSAが新開発したプラットホームが採用された、クロスオーバーSUVです。
一回り大きなサイズの兄弟車種、「5008」の現行モデルにも、スピードリミットインフォメーションが採用されています。