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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
速さより楽しさのレクサスGS F!!
誰もが笑顔になれるクルマ

ブルーに彩られたサージタンクもF専用。Fのエンジンには「見る楽しみ」も備えられている
【本記事は2015年12月にベストカーに掲載された記事となります。】レクサスGS FはV8、5LNA、477ps/54.0kgmエンジンを搭載するが、こだわったのは速さではなく楽しさ。それも公道からサーキットまでシームレスに楽しめるクルマとして開発されている。「速さはすぐに飽きますが、楽しさは飽きないんです」と開発責任者の矢口幸彦氏。また「運転スキルに関係なく、誰もが笑顔になれるクルマ」も大事なコンセプトにしているという。運転スキルに関係なく楽しめるとはどういうことなのか。矢口氏はこう説明する。「サーキットのストレートを全開で飛ばすだけでも楽しめるということです。コーナーは安全に曲がり、直線でフルパワーを味わってもらう。それだけでも充分に楽しめるクルマにしているということです」。そのため477psのパワーを発揮するエンジンが必要だったし、それ以上にこだわったのがサウンド、レスポンス、伸び感。ヤマハとの共同開発で、この「F」専用のエンジンを作り上げた。
ハイテク装備が満載

F専用装備が満載の内装。先進予防安全装備「レクサスセーフティシステム+」が標準装備だ
レクサスらしく、ハイテク装備も満載だ。走行状態に応じて後輪左右の駆動力をコントロールして、最適なコーナリングを実現する駆動力制御システムTVDを標準装備。これには「スタンダード」「スラローム」「サーキット」の3モードが設定されている。スポーツモード付きVDIM(車両姿勢安定制御システム)も標準装備。こちらも「ノーマル」「スポーツ」「エキスパート」の3モードがあり、「エキスパート」を選択すると、フルカウンターに近いドリフト走行を楽しめるというから、腕のあるドライバーも存分に楽しめる。さらに、こだわりのエンジンサウンドにも最新装備が入っている。改良型のASC(アクティブサウンドコントロール)を採用し、特に中高速域で迫力の音を演出。なお、トランスミッションは、Mポジションの時には0.1秒で変速が可能な8速ATだ。
気持ちを昂ぶらせる専用装備

F専用装備が満載の内装。先進予防安全装備「レクサスセーフティシステム+」が標準装備だ
インテリアはレザーとアルカンターラを多用した手触りと質感のいいもの。アスリートのボディスーツをモチーフにした専用シートや、走行モードによってデザインと表示内容が変わるメーターなど、ドライバーの気持ちを昂ぶらせる専用装備が多数投入されている。
違う指標で戦うクルマ

GS Fのデビューと同時にノーマルのGSもマイチェンを受けた
ベンツのAMG、BMWのM、アウディのRSが競合車となるレクサスの「F」だが、それらをベンチマークにはせず「違う指標で戦えるクルマにしました」と矢口氏。ドイツ車にはない、日本車ならではの味と性能を持ったスーパーセダンというわけだ。なお、ノーマルのGSも同時にマイナーチェンジを受けている(下写真)。