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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
フォレスターが大幅改良 驚きの全方位進化!!
驚きの進化を遂げたフォレスター

アクティブ・トルク・ベクタリングで走りが激変!!旋回中に内輪側(前後輪共)のブレーキを制御することでライントレース性が格段に向上
【本記事は2015年11月にベストカーに掲載された記事となります。】10月28日に東京モーターショーで正式発表される、大幅改良された新型フォレスターの試乗会が、栃木県にあるGKPドライブライン ジャパンのテストコースで行われた。現行型と比較して、2.0XTアイサイトの見た目は、それほど大きく変化していないのだが、見た目ではわからない先進安全性能と走行性能で、スバルの本気度が感じられる驚きの進化を遂げていた!
足回りを一新!!

リアコンビランプは赤いレンズを上部に集約させることで、リフトアップ感を演出する
■足回りを一新!!まず駐車場から出るときに気づいたのは、大きく舵を切るシーンでのラクさだ。これはステアリングギヤ比を従来の15.5:1から、14.0:1に変更したことによる効果だ。ハンドルを切る量が減り、急いでハンドルを戻す負担も減るので、交差点などで揺り返すようなことも少なくなるだろう。そして今回の改良で最も大きく変化を感じられたのが、乗り心地の格段の向上だ。現行型で発生していたピッチングがなくなっていたのだ。この点について開発主査の桐生氏に話を聞くと、「ダンパーのオイルや、ピストンバルブの構造を変更することで、初期の動き出しを格段に向上させています。また、リアのショックアブソーバーのレバー比を理想である1に近づけるため、取り付け位置を変更、従来の約70%から約5%向上させています。これらの効果が大きいです」とのことで、微少な動きでもダンパーが減衰するようになり、乗り心地だけでなく路面の追従性も向上し、操安性の向上にも繋がっているそうだ。
フルモデルチェンジ級の進化

アイサイトVer3を搭載!ブレーキランプを識別できる、カラー認識のカメラを搭載したことで安全性がさらに向上
最後はタイトコーナーが多く設定されたハンドリング路も走行したが、前述した改良点に加え、今回からターボモデルに装着されたアクティブ・トルク・ベクタリングのおかげで、コーナーにちょっと高めの速度で進入しても、コーナーリング時にアンダーステアは顔を出さず、すんなり曲がれてしまった。アイサイトver3をはじめとした先進安全機能だけでなく、乗り心地もハンドリング性能も格段の向上をした新型フォレスター。これはもはやフルモデルチェンジ級の進化だ。