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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
3L直6エンジンを追加! BMW3シリーズ年目の熟成
LEDライトバーを新採用

LEDターンインジケーターがヘッドライト上部に配置され、キドニーグリルからヘッドライトにかけてLEDライトバーを追加。LEDリアコンビランプはL字型が強調
【本記事は2015年9月にベストカーに掲載された記事となります。】BMW3シリーズがデビュー3年目でマイナーチェンジし、8月20日に発表された。マイナーチェンジのポイントは、大きくわけて3つ。まずはエクステリアとインテリアの小変更だ。ターンインジケーターがヘッドライト上部へ配置され、LEDのコロナリングスモールライトからキドニーグリルにかけて伸びるLEDライトバーを新採用。左右のエアインテークを備えたフロントエプロンも新デザインに変更されている。リアコンビランプは、よりL字型が強調されたデザインとなり、ランプ内には強い曲線を描いたLEDライトバーが埋め込まれた。インテリアにおいては、センターパネルが従来のマットブラック仕上げから、ハイグロスブラック仕上げに変更、エアコン吹き出し口にはクロームアクセントを追加した。
新型3L直6ターボ(326ps/45.9kgm)を積んだ340iが追加された

326ps/45.9kgmの3L直6初搭載! BMWグループの全モデルのなかで初めて新世代の3L直6ターボを搭載するNEW340i。従来の335iから20ps/5.1kgm向上した326ps/45.9kgmを発生。ちなみにM3セダンは3L直6ターボで431ps/56.1kgm
次に今回のマイナーチェンジで最も大きいポイントとなるエンジンの刷新。日本仕様最大の変更点は、新たに新型3L直6ターボ(326ps/45.9kgm)を積んだ340iが追加されたこと。さらに328iの2L直4ターボエンジンは245psから252psになり、車名は330iに変更された。320iの2L直4ターボは184psと最高出力は同じだが、最大トルクはMTのみ27.5kgmから29.6kgmへと向上。ちなみに320dは本国では新世代の2L直4ディーゼルターボへ切り替わり、最高出力を184psから190ps、最大トルクが38.7kgmから40.8kgmに向上しているが、日本仕様はポスト新長期規制に適合させるのに時間がかかるため、当面、現行エンジンを踏襲するそうだ。また1.5L3気筒エンジン搭載車の導入は今回見送られたのは残念。
ダンパー設定とハンドリング特性を変更

340(i セダン)の価格はラグジュアリー、Mスポーツともに776万円:BMW340iのエクステリア。左右に広がるエアインテークを備えたフロント回り。リア回りはL字型がより強調され、ランプ内の照明の形状も変更され直線的なものから曲線を描くLEDライトバーを採用している
3つめは足回りの変更だ。標準仕様、アダプティブサスペンション仕様、Mスポーツ仕様のいずれもダンパー設定とハンドリング特性を変更し、乗り心地の向上とブッシュ系を締めることで操舵一体感を高めている。価格は340iラグジュアリー、同Mスポーツが776万円。320iSE、320i、320d、各車種のMスポーツが価格据え置き、スポーツが2万円アップ、ラグジュアリーが22万円アップ。逆に330iは328iから最大24万円引き下げられている。