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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
ハスラー燃費で大ハッスル!
燃費

ワゴンRに続いてNAエンジン車にS-エネチャージを搭載し、JC08モード燃費を29.2km/Lから32.0km/Lへと伸ばしてきたハスラー。気になる燃費はどんなものか? さっそく試乗した
【本記事は2015年7月にベストカーに掲載された記事となります。】ベストカーはS-エネチャージを搭載する以前、旧型のエネチャージを搭載するハスラーのNAモデルの燃費テストを何度かしている。前述のとおりJC08モード燃費は29.2km/Lだったが、NAだけに90~100km/hといった高速走行主体だと18km/L前後、一般道では20km/L前後で、例えば箱根を往復すると19.2km/Lという数字が残っている。JC08モード達成率は約66%だ。ベストカー編集部の足として活躍するのがハスラーのXターボ。昨年12月に納車され、すでに5000kmを走った。こちらもエネチャージが搭載されるが、ターボモデルだけにエコ運転をするかどうかで、燃費の数値が大きく変わるが、気にせず乗ればだいたい16km/L前後。JC08モード燃費は26.2km/Lだから達成率は約61%とよくない。ただしエコ運転を心がけると19km/L前後となる。
静かになった!

コックピットやシートなどインテリアに変更はない
これらの参考データを頭に新型ハスラーS-エネチャージモデルで伊豆との往復、約400kmを走った。最も大きな違いはアイドリングストップがよく効くこと。例えば、CVTのSモードにすると、アイドリングストップは効かなくなるが、減速時にはどうしてもSモードを使いたくなる。燃費を伸ばすには、アイドリングストップが働く13km/h以下になるまでにSモードをオフにすることが必要だが、タイミングが遅れてエンジンが停止しない場合があるのだ。エネチャージモデルでは2~3m走ったくらいではアイドリングストップが効かないが、S-エネチャージモデルでは見事に停止するのだ。しかも再始動時の音が従来の「ブルル」から「シュルル」へとやさしくなった。エネチャージのようにセルモーターではなくISG(モーター機能付き発電機)のほうでベルトを介して再始動するからで、その違いは室内にいてもわかるが、外で聞けば耳を疑うほど静かになった。発進から85km/hまでの加速時にはモーターアシストすることもS-エネチャージの特徴だが、加速フィール自体に大きな違いはない。エネルギーフローインジケーターを見ていると、長い上り坂などではアクセルをジワッと開けるとモーターアシストを受けられるようだ。
結果

ご覧のように平均燃費は20.6km/Lを記録。渋滞の多い市街地でより大きなメリットを感じるはず
結果として高速道路では19.1km/L、一般道で22.3km/Lを記録。平均燃費は20.6km/Lだった。達成率自体は約64%と落ちているが、高速道路走行が多かったこともあり、一般道での22.3km/Lは達成率約70%の立派な数字だ。