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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27

フィットセダンその名はホンダ グレイス

一問一答Q&Aでグレイスを解剖

【本記事は2015年1月にベストカーに掲載された記事となります。】1月10日のレジェンドに続いてホンダが12月1日にリリースしたのが『グレイス』。ホンダは、’14年前半はヴェゼル以降、フィットのリコール問題などもあり新車投入のスケジュールが大幅に遅れていたのだが、’14年終盤にきて動きが活発になってきた。さて、新たなネーミングを与えられて登場した『グレイス』とはどんなクルマなのか!? 一問一答Q&Aでグレイスを解剖していこう!!

フィットの4ドアセダン版なの!?

全長4440mm、全幅1695mm、全高1475mmでホイールベース2600mmの4ドアセダンボディとなるグレイス。フィットに対しホイールベースは70mm延長され、全長は485mm長くなっている。スタイリッシュなまとまり感だ

全長4440mm、全幅1695mm、全高1475mmでホイールベース2600mmの4ドアセダンボディとなるグレイス。フィットに対しホイールベースは70mm延長され、全長は485mm長くなっている。スタイリッシュなまとまり感だ

Q、つまりは、フィットの4ドアセダン版なの!?A、フィットハイブリッドをベースにホイールベースを70mm延長して4ドアセダンとしたのがグレイス。基本プラットフォームはフィットと共通なので、低床フラットフロア、床下配置の燃料タンクなどによる室内の広さはフィットと同じ。ボディサイズは全長4440mm、全幅1695mm、全高1475mmでホイールベースは2600mm。5ナンバーサイズである。

グレイスはハイブリッドのみの設定なの!?

グレイスに設定されるのはハイブリッドモデルのみで、フィットのような非ハイブリッドモデルの設定はない。装備の違いにより3タイプのグレードがあり、各グレードにFFと4WDが設定される

グレイスに設定されるのはハイブリッドモデルのみで、フィットのような非ハイブリッドモデルの設定はない。装備の違いにより3タイプのグレードがあり、各グレードにFFと4WDが設定される

Q、グレイスはハイブリッドのみの設定なの!?A、フィットには1.3Lのガソリンエンジン搭載モデルや、1.5LのRSなどのグレードも設定されているが、グレイスは1.5Lハイブリッドのみというシンプルなグレード体系。装備の違いによりEX、LX、DXの3グレードが設定され、各グレードにFFと4WDが用意されている。Q、パワートレーンはフィットハイブリッドと同じなの!?A、アトキンソンサイクル化された直列4気筒1.5Lエンジンを搭載し、モーターを組み込んだ7速DCTを組み合わせたハイブリッドシステムはフィットハイブリッドのものと同じ。エンジンの最高出力は110ps、最大トルクは13.7kgmでモーターは29.5ps/16.3kgm。システム出力137psというスペックもフィットハイブリッドとまったく同じである。フィットハイブリッドでは度重なるハイブリッドシステムの不具合がリコールを引き起こしたが、「徹底した原因究明と、再発防止のための品質管理には時間を割きました。もう、この問題でご迷惑をかけることはないようにいたします」とホンダ開発陣はコメント。7速DCTにモーターを組み込んでハイブリッドシステムとして構成をするシステムは、ドライバビリティの面でも優れており、実際フィットやヴェゼルでは走りの楽しさが高く評価されている。リコール問題で「トラブルを出し切った」とすれば、今後の品質の維持に期待をしたいところだ。

燃費と居住性は!?

トランクはこのとおり、広々!!

トランクはこのとおり、広々!!

Q、燃費はフィットハイブリッドと同じ程度なの!?A、グレイスのJC08モード燃費は34.4km/L。これは全グレード共通なので、フィットハイブリッドの33.6km/Lよりも燃費がいいということ。車重は1180kgとフィットハイブリッドよりも50kg重いにもかかわらず、フィットを上回る燃費をマークしているのはHBのフィットよりセダンボディのほうが空力に優れるためという。Q、後席の居住性はどうなのでしょう!?A、「先進のMMパッケージ」とホンダがいうように、低床フラットフロアをベースとした室内空間は広々。特に、フィットに対し70mm延長されたホイールベースは後席居住性に活かされており、身長176cmの編集部ウメキがリアシートに実際座ってみると、ヘッドクリアランスはコブシひとつぶん以上の余裕があり、また、ニースペースは余裕たっぷりでヒザが前席シートバックに当たることはなく、足元も前席下にスッと入り込むのでリラックスした姿勢で乗ることができることが確認できた。リアシートそのものは、比較的背もたれが立ったアップライトな着座姿勢で長距離移動でも疲れが少なそうな印象だった。リアシート用エアコン吹き出し口があるなど、後席の使い勝手を重視したクルマなのだな、ということが実感できる。 ちなみにトランクスペースは奥が深くてたっぷりサイズの430L。トランク下にハイブリッドのコントロールユニットが配置されているのだが、充分な荷室スペースを確保している。

お値段は!?

Q、お値段は!?A、ボトムとなるDXグレードのFFモデルが195万円。LXが204万円、最上級のEXが221万円。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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