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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.28
ダイハツNEWコペンローブ、注目される快感!!
“変わろう”としている

渋谷の街に新型コペンが現わる!!街行く人の視線が熱い!!6月19日にデビューした新型コペン。すでに販売店には試乗車が用意されており、ダイハツの力の入れ方が伝わってくる。新型コペンは新たな軽スポーツ時代の革命児となる!!
【本記事は2014年8月にベストカーに掲載された記事となります。】梅雨の中休みの晴れ間ものぞく6月のある日、渋谷駅前にイエローの新型コペンが現われた。道行く人は、興味深げにコペンを見ていく……。6月19日に発表、発売開始された新型コペン。なんていうか、いったん生産を終了していたコペンが生まれ変わって2代目になって、「新型コペンが登場しましたよ?」という感じではないのだ。ダイハツがこれまでと違う“なにか”をしようとしている……、コペンというオープン2シーターのスポーツカーをアイコンに、“変わろう”としている、そういった原動力のようなものを感じる。
キーワードは『ラブ・ローカル』

電動ルーフはやっぱり注目のマト!!
新型コペンの発表会の場で、開発を取りまとめた藤下修チーフエンジニアは「4年以上前に開発をスタートさせた時、これは単なるモデルチェンジではダメだと一番最初に考えた」と言っていた。すなわち、初代コペンが登場した2002年当時とは、スポーツカーに対する世の中の状況は大きく変わっていて、単に「2代目コペン」を作ったのではユーザーに納得していただくことはできない、という意味である。「変える」をキーワードに、コペンというクルマの基本コンセプトも一新し、販売店の取り組み方や、さらにはダイハツという自動車メーカーそのものも大きく変わって行かなくてはならない、という大きなメッセージでもあった。こうしてでき上がった新型コペンはオープン2シーター軽スポーツという基本コンセプトは初代を受け継ぎつつも、すべてを変えて登場した。『ラブ・ローカル』をキーワードに、地域に密着したカーライフを積極的に提案していくことで、クルマと人々を結びつけていくことになる。
コペンサイトはコペンに関わる人たちのコミュニティ

■コペンサイトはコペンに関わる人たちのコミュニティコペンはもちろん、全国のダイハツディーラーで購入することができるし、整備や修理ももちろん近所のダイハツディーラーでOK。タントやムーヴ、ミライースとなんら違いはない。だが、そのいっぽうで全国71のダイハツディーラーに「コペンサイト」と名付けられたコペンのための特別ブースを設けた店舗を設定する。コペンサイトには専門のコペンスタイリストと呼ばれるスタッフが常駐し、コペンに関するさまざまな情報を発信していくという。コペンオーナーだけではなく、コペンファンなら誰でも立ち寄って、コペンに関する情報を手に入れたり、あるいは、集った人たち同士の情報交換の場にしてほしいという狙いである。
地域密着型

都内でコペンサイトを併設するダイハツ東京販売Dモール渋谷神泉店の高木聡志店長は「地域に密着したコペンの情報発信基地としてコペンサイトを活用していただきたいと考えています。私自身、コペンスタイリストとしていろいろとアドバイスすることができますし、今後はお客様の声をお聞きして、メーカーに届けるなどのパイプ役にもなれます」とコペンサイトのあり方を説明する。Dモール渋谷神泉店には2台の試乗車と、ショールーム2階に設置されたコペンサイトに2台の展示車があり、4色の新型コペンを直接見て触ることができるのだ。「4色のコペンを直接見ていただけるのは、全国的にもちょっとほかにはないと思います。試乗車は5MT車とCVT車を用意していますし、展示車は定期的に入れ換えていろいろなカラーを見ていただけるようにしたいと思っています」と高木店長。
地域と人とクルマが結びつく。

屋根を開けて渋谷の街へと走り出した新型コペン。道玄坂の下でクルマを止めると、「これ、新しいコペン!?」とオシャレな男性が声をかけてきた。とにかく注目度バッチリで、周囲の視線を集める新型コペンなのであった
試乗車で一般道をひと回りしてきたのだが、なにしろ渋谷駅に近い立地ということもあり、信号待ちで止まると、歩行者の視線を感じるのだ。クルマに興味なさそうな若いオシャレな女の子が指を指して『かわいい!!』なんて言っている声も聞こえてちょっと照れちゃう。信号待ちでスッと電動ルーフを開け閉めすると、とたんに周囲の視線が集まってくるのがハッキリとわかる。「これ、新しいコペンでしょ!? 初めて見たけど、いいねぇ。ボクはBMWのZ3乗っているんだけど、オープンカーだったらこんな小さいのも楽しそうだね」とオシャレな初老の紳士が声をかけてきた。あっ、これこそが「ラブ・ローカル」なんじゃなかろうか!? 街を走るコペンを見て、思わず声をかけたくなる。そこから人と人との関わり合いができていき、地域と人とクルマが結びつく。そしてクルマの楽しさが伝わっていく!!高木店長によれば、6月27日の時点で、すでに40組以上のお客さんがコペンの試乗に来店したという。イエローとシルバー2台の試乗車はフル回転状態で、試乗を終えた人たちほぼみんな笑顔で戻ってくるとのこと。