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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.28

国産ライバルを凌ぐ積載性 ワゴンの黒船、VWゴルフヴァリアント来たる!

COTYのイヤーカーに輸入車として初めて選出

新型ゴルフヴァリアントのポイント:●1.2L直4ターボのTSIコンフォートラインが269万5000円、1.4L直4ターボのTSIハイラインが322万5000円という戦略的な価格 ●よりスタイリッシュになったエクステリア ●ラゲッジ容量は先代に比べ105L拡大した605L ●同クラス最高レベルの安全装備 ●機能的で上質なインテリア ●JC08モード燃費は19.5~21.0km/L

新型ゴルフヴァリアントのポイント:●1.2L直4ターボのTSIコンフォートラインが269万5000円、1.4L直4ターボのTSIハイラインが322万5000円という戦略的な価格 ●よりスタイリッシュになったエクステリア ●ラゲッジ容量は先代に比べ105L拡大した605L ●同クラス最高レベルの安全装備 ●機能的で上質なインテリア ●JC08モード燃費は19.5~21.0km/L

【本記事は2014年1月にベストカーに掲載された記事となります。】今年6月25日に発売され、すでに累計受注台数1万3000台を突破、COTYのイヤーカーに輸入車として初めて選出されるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのゴルフVII。そのゴルフVIIにワゴンモデルのヴァリアントが加わった。

ラインナップ

ハッチバックから全長を310mm拡大した全長4575×全幅1800×全高1485mm先代ゴルフヴァリアントに比べ、全長が30mm長く、全幅が15mmワイド、全高が45mm低くなった。ホイールベースは60mm長くなった2635mm。新型ゴルフヴァリアントはDピラーやテールランプなどハッチバックとあまり変わらないためシャープでスポーティ

ハッチバックから全長を310mm拡大した全長4575×全幅1800×全高1485mm先代ゴルフヴァリアントに比べ、全長が30mm長く、全幅が15mmワイド、全高が45mm低くなった。ホイールベースは60mm長くなった2635mm。新型ゴルフヴァリアントはDピラーやテールランプなどハッチバックとあまり変わらないためシャープでスポーティ

ラインアップは1.2L直4ターボ+7速DSGのTSIコンフォートラインが269万5000円、1.4L直4ターボ(気筒休止システムなし)のTSIハイラインが322万5000円。国産車でいうと、プリウスα(5人乗り)=235万~300万円、アテンザワゴン=252万~348万円、そして1月4日に先行予約が開始されるスバルレヴォーグ(予想価格は260万~330万円)とバッティングする価格帯である。

スタイリング

最初にスタイリングを見てほしい。コの字型をしたDピラーとリアゲート、テールランプのデザインをハッチバックのゴルフを継承しているのが見て取れる。シャープでスポーティ、歴代ゴルフヴァリアントのなかで最もスタイリッシュだ。スリーサイズは全長4575×全幅1800×全高1485mmと、ハッチバックに比べ全幅は同じだが全長が310mm延長され、全高は25mm高くなった。

ラゲッジ容量

ラゲッジ容量605Lとライバルを蹴散らす広さ:(1)(2)ラゲッジ容量は通常時、先代より100L増となる605L。リアシートを倒し、フロントシートのバックレストまで荷室として利用すれば最大1620Lまで広がる。ベンツEクラスワゴンの655Lにはさすがにおよばないがアテンザワゴンが506L、プリウスα(5人乗り)が535Lだから桁違いの広さだ(3)(4)ゴルフバッグは横に2個、スーツケースも余裕で入った(5)トノカバーやラゲッジネットパーテーションはラゲッジ床下に収納できる

ラゲッジ容量605Lとライバルを蹴散らす広さ:(1)(2)ラゲッジ容量は通常時、先代より100L増となる605L。リアシートを倒し、フロントシートのバックレストまで荷室として利用すれば最大1620Lまで広がる。ベンツEクラスワゴンの655Lにはさすがにおよばないがアテンザワゴンが506L、プリウスα(5人乗り)が535Lだから桁違いの広さだ(3)(4)ゴルフバッグは横に2個、スーツケースも余裕で入った(5)トノカバーやラゲッジネットパーテーションはラゲッジ床下に収納できる

最大の注目はラゲッジ容量。リアゲートを開けた途端、圧倒的な広さに驚いた。それもそのはず、ラゲッジ容量は5人乗車の通常時で先代よりも100Lも増えた605L。ライバルたるプリウスα(5人乗り)が535L、アテンザワゴンが506L、来春登場のレヴォーグが522L。さすがにEクラスワゴンの655Lにはおよばないが、完全にライバルを圧倒。また後席の背もたれをラゲッジ左右のレバーで倒せるなど、使い勝手も日本車のレベルにきた。

ラゲッジ容量とは反比例な走り

使い勝手も改善して便利!:ラゲッジの開口部は地上から630mmの高さ。通常時の奥行きは1055mm、幅はもっとも狭くても1003m

使い勝手も改善して便利!:ラゲッジの開口部は地上から630mmの高さ。通常時の奥行きは1055mm、幅はもっとも狭くても1003m

さすがにラゲッジ容量がここまで広いと走りは犠牲になっているだろうと、タカを括って走り出してみる。ハッチバックに比べ両グレードともに60kg重くなっているのだが、キレのいいシャープなハンドリングは健在だし、ワゴンにありがちなリアヘビーな印象もなし。ハッチバックを試乗した時に、クラウン並みの乗り心地と評価したが、それはヴァリアントに乗っても変わりなし! 16インチアルミホイールのコンフォートラインよりも17インチアルミホイール+アダプティブシャシーDCC(可変ダンパー)を装着したハイラインのほうがしなやかさ、上質さは上。特にコンフォートモードは雲上の感覚といっても大げさではない。

7速DSGの優秀さ

上質なインテリアと広い居住スペース:7速DSGのシフトレバー左上にドライビングプロファイル切り替えスイッチがある

上質なインテリアと広い居住スペース:7速DSGのシフトレバー左上にドライビングプロファイル切り替えスイッチがある

コンフォートラインで105ps/17.8kgm、ハイラインで140ps/25.5kgmと、カタログスペックを見ただけでは「非力」と思うかもしれないが、7速DSGの優秀さも手伝って、俊敏そのもの。1.2Lでさえも不満を感じることはないだろう。それでいて、JC08モード燃費はコンフォートラインが21.0km/L、ハイラインが19.5km/Lと優秀だ。もちろん安全性においても抜かりはない。9個のエアバッグをはじめ、衝突軽減ブレーキ「プリクラッシュブレーキ“フロントアシストプラス”」を標準装備としたほか、衝突時に自動的にブレーキをかけて二次衝突を防ぐ「マルチコリジョンブレーキシステム」、事故が起きる可能性を予測し、早い段階で乗員保護機能の作動に備える「プロアクティブ・オキュパント・プロテクション」も標準装備。TSIハイラインにはアダプティブクルーズコントロール「ACC」、レーンキープアシストシステム「レーンアシスト」も標準装備し、クラスを超えた最新の安全性を備える。

ワゴンのヒット作、間違いなし!

ラゲッジ容量がクラス最大、見た目も走りもスポーティさがここまでくると“スポーツワゴン”と呼んでいいと思う。レヴォーグとともにワゴンのヒット作になるのは間違いない!

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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