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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
ゴルフVIIの兄弟車、アウディA3は小さな高級車
新世代MQBプラットフォーム

ボディサイズは全長4325×全幅1785×全高1450mm。兄弟車のゴルフと比べても全長が60mm長いが逆に全幅は15mm小さく、全高が10~25mm短い
【本記事は2013年11月にベストカーに掲載された記事となります。】同じグループのVWゴルフと共通の新世代MQBプラットフォームを持った新型アウディA3スポーツバック。
佇まいはまさに小さな高級車

ラインアップは、まず122psの1.4L直4ターボを搭載する1.4TFSI(308万円)、次にアウディがシリンダー・オン・デマンド(COD)と呼ぶ、気筒休止システム付きの140ps、1.4L直4ターボの1.4TFSI with COD(347万円)。そして180psの1.8L直4ターボを搭載する、1.8FSIクワトロが393万円。試乗車は気筒休止なしの1.4TFSIと1.8TFSIクワトロ。実際に見て感心したのは、アウディらしいボディパネルの質感の高さ。この佇まいはまさに小さな高級車だ。
心地いいガッチリ感と乗り心地

1.4TFSIのコクピット。本革ステアリング、ソフトパッド、シルバー基調のパネルなど質感は高い
1.4TFSIから試乗したが、まず感じるのがステアリングとボディの軽さ。アクセルを強めに踏んでいくと6000rpmあたりまで一気に吹け上がり、デュアルクラッチの7速Sトロニックとのできのよさも相まって軽快そのもの。またボディのガッチリ感と乗り心地のよさが実に心地よかった。フルタイム4WDの1.8TFSIクワトロは安定感が抜群によかった。下からのトルク感とアクセルを踏んだ時のダッシュのよさが気持ちいい。ドライバーが任意に制御系を設定できるドライブセレクトをダイナミックモードに切り替えると、スタビリティの高さとレスポンスのよさでコーナーをトレースしながらと軽く駆け抜けていく。ゴルフVIIよりほぼ同内容グレードで約50万円高いが、上級セダンに負けない佇まい、スポーティに振られた走り、ブランド代と考えれば高くないかも。