BMW5シリーズ

いっそう強調されたワイド感

【本記事は2013年10月にベストカーに掲載された記事となります。】マイナーチェンジしたBMW5シリーズが9月12日に発売された。今回のマイチェンでは、外観デザインにも手が入れられ、フリント回りではキドニーグリルやフロントバンパーの形状を一新して、より存在感あふれるデザインを実現。リア回りでは、BMW伝統のL字型コンビネーションランプをよりシャープなデザインに変更するとともに、リアバンパーには左右のリフレクターと連続したデザインのスリップを採用するなど、ワイド感がいっそう強調された。

充実の安全装備

「モダン」「ラグジュアリー」「Mスポーツ」のグレードが設定され、内装もそれぞれに合わせた装備となる。写真はMスポーツ

グレード体系も見直され、「モダン」「ラグジュアリー」のデザインラインと、「Mスポーツ」をラインアップに設定。それぞれ、外観と内装はコンセプトに合わせた装備を採用している。そのほか装備面では、衝突を回避＆被害の軽減を図る歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」に加えて、通信機能を利用して自動的に事故や車両情報をコールセンターやディーラに通知する「BMW SOSコール」および「BMWテレサービス」を全車に標準装備。

パワーと燃費が向上

スペシャルモデルのM5もほかの5シリーズ同様にグリルやライト回りのデザインが変更された

また、5シリーズグランツーリスモには、スポーツフィールと低燃費を両立した2L直4ターボエンジン搭載の528iを追加設定したほか、ラゲッジルームを従来よりも60L拡大して実用性を向上。いっぽうで、セダンとツーリングの550iには、グランツーリスモに採用されている新型の4.4L、V8ターボエンジンを新搭載し、パワーと燃費が向上している。価格帯は、5シリーズセダンが660万～1118万円（M5は1510万円）、5シリーズツーリングが693万～1151万円、5シリーズグランツーリスモが748万～1196万円となっている。

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