中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
11代目スズキ キャリイ登場!! これぞ農林水産業御用達だッ!!
なんと14年ぶりのモデルチェンジ

【本記事は2013年10月にベストカーに掲載された記事となります。】もう14年も愛用してきた仕事の相棒、キャリイがずいぶんとくたびれちまってねぇ~。こないだなんか、雨降りあとの畑仕事の帰り、泥にはまって途方に暮れちまったよ。でもね、毎日のように畑仕事で酷使しているけど、錆びて荷台に穴が開いたりしないのはたいしたもんだよ!! どれ、キャリイが14年ぶりにモデルチェンジしたっていうからよ、オイラもちょこっと発表会場に忍び込もうって腹。東京23区の北西部から西武池袋線に乗って都心の発表会場に潜り込ませてもらったよ。
ショートホイールベースが嬉しいねぇ!!

■ショートホイールベースが嬉しいねぇ!!14年前に買ったオイラのキャリイは前輪がうんと前にあるタイプ。なんでもスズキの開発担当者が大いに悩んで「今後の衝突安全対応を考えると、タイヤを前に出したセミキャブタイプが有利になる」と判断したって話。ただね、こいつは小回りが効かないんだよ。畑の畦道は細くて曲がりくねっているだろ!? 開発者だというお兄ちゃんに聞いたら、先代のホイールベースは2350mmあって最小回転半径は4.1mだという。なんでも要望が多く寄せられて、慌てて途中からタイヤが運転席の真下あたりに位置するフルキャブオーバータイプのショートホイールベースモデルを追加したってことだけど、オイラの買った後だし、知らなかったよ。こちらはホイールベースが1905mmと445mmも短くなっても回転半径も3.6mになっているというから悔しいね。ってなわけで、この新型キャリイは最初からフルキャブオーバーでホイールベースは1905mm、最小回転半径は3.6mの1本で勝負するってことだ。
広い足元スペース

クラストップの室内幅1310mmが嬉しい
ちょいと運転席にも座らせてもらったけど、俺たち畑仕事は長靴はいていたりするだろ!? 開発陣たちはそんなことまで気を遣ってくれていて、乗り降りする足元が引っかからないように広くとってあったり、畦道のぬかるみではまらないようにフロック機能まで付けてくれている。こいつは嬉しいよ!! しかも、ほんのちょっとだけどオイラのキャリイより運転席が広くなっている。オイオイ、肝心の荷台を削ってキャビンを広くしたのか!? と思ったら、荷台寸法は従来どおりだという。どういうことかと聞いてみたら、足元のぺダルを前に出すようにしたうえ、後部では荷台との仕切り部分の形状を工夫することで荷台を犠牲にすることなくキャビンを広くできたというね。
軽トラのくせに荷台の穴あき保証5年だとよ!!

クラストップの荷台長、2030mmを実現
■軽トラのくせに荷台の穴あき保証5年だとよ!!なんでもキャリイのユーザーの52.1%が農林水産業従事者だという。ま、オイラの仲間だ。濡れたままの農機具や作物、水産業だとズバリ海水滴る魚を乗せたりするワケよ。ま、クルマのボディにとっては過酷だわな。なのに、なんと荷台も含めて外板表面の錆び保証は3年、穴あき錆び保証は5年だっていうからビックリだねぇ。なんでも、荷台はもちろんのこと、キャビンのアウトサイドパネルやアングルポストにまで亜鉛メッキの防錆鋼板をふんだんに使っているとのこと。さらにフレームにも防錆鋼板を使って万全を期しているという。また、荷台は分離タイプだから、それでも錆びて穴が開いたりしちまったら、そっくり交換できるって寸法よ。助かるねぇ、こいつは。
田んぼには4WD

頼りになる相棒が大進化!
いちおうエンジンにも触れておくと、直列3気筒の658ccNAで50ps/6.4kgm。5MTがメインだけど3速AT仕様もある。パートタイム4WDも設定されるから田んぼ仕事だったらそっちだな。