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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29

価格は驚愕の249万円から本命VWゴルフの驚くべき中身とは?

価格とラインアップ

ゴルフVIIの価格 TSIトレンドライン=249万円

ゴルフVIIの価格 TSIトレンドライン=249万円

【本記事は2013年6月にベストカーに掲載された記事となります。】プレミアムコンパクトの大本命、ゴルフVIIが5月20日に発表され、6月25日から発売されることになった。その発表2週間前にドイツおよびオーストリアで、新型ゴルフVIIGTI&ゴルフVIIディーゼル(P193~)と合わせて、日本に導入予定のゴルフVIITSIハイライン、7速DSGに試乗してきた。PARTIでは、ゴルフVIIの日本仕様の詳細とともに、ショートインプレをお届けしよう。■価格とラインアップエントリーモデルのTSIトレンドラインが249万円、TSIコンフォートラインが269万円、そして上級グレードのハイラインでさえも299万円と、フォルクスワーゲングループジャパンは、かなり思い切った価格設定を打ち出してきた。なお、4月13日から先行受注が開始されている、装備充実のお買い得な発売記念限定車「ディア・エステ」はTSIコンフォートラインが750台限定で279万円、TSIハイラインが1250台限定で305万円。この2000台の生産が終了次第、今回発表のカタログモデルの生産に順次移行していくということでデリバリーは秋口前くらいになるという。驚くのは充実した装備にもかかわらず価格が安いこと。ゴルフVIには設定されていなかった先進の安全装備を全車標準装備としながらも価格はゴルフVIからほぼ据置としているからだ。

安全装備

コンフォートラインのパネルはダークシルバー/シルクマット、トレンドラインはダークシルバー/ブラッシュド

コンフォートラインのパネルはダークシルバー/シルクマット、トレンドラインはダークシルバー/ブラッシュド

全車標準となる安全装備を見ていくと、ドライバーのステアリング操作などをモニタリングして、疲労や眠気による急なステアリング操作を検知して警告を与える「ドライバー疲労検知システム」、up! でおなじみとなったミリ波レーダーによるシティエマージェンシーブレーキ(30km/h未満で作動する衝突被害軽減ブレーキ)をさらに進化させたプリクラッシュブレーキシステムの「フロントアシストプラス」、事故の危険をあらかじめ察知してシートベルトのテンションを自動的に巻き上げ、窓やサンルーフを閉じることでサイドおよびカーテンエアバッグの効果を高める「プロアクティブ・オキュパント・プロテクション」をこのクラスで初めて採用している。

TSIハイラインはピアノブラックのパネルとなる。ダッシュパネルはドライバー側に傾けられており、シフトレバーは20mm前に移動。オーソドックスなデザインだが質感や作りは1クラス上だ

TSIハイラインはピアノブラックのパネルとなる。ダッシュパネルはドライバー側に傾けられており、シフトレバーは20mm前に移動。オーソドックスなデザインだが質感や作りは1クラス上だ

さらに万一衝突事故に遭遇した場合、2次衝突の危険を最小化するために自動的にブレーキを掛けて残存する慣性エネルギーを減少させる「マルチコリジョンブレーキシステム」などのほか、高感度レーダーによるアダプティブクルーズコントロール「ACC」(コンフォートライン、ハイラインに標準)や車載カメラによるレーンキープアシストシステム「レーンアシスト」(ハイラインに標準)なども用意され、まさにこれでもかというほどの充実ぶりだ。

エンジン&ミッション

エンジンは1.2Lターボと気筒休止システム付き1.4Lターボ ■TSIトレンドラインBLUEMOTION TECHNOLOGY1.2L直4ターボ+7速DSG、105ps/17.8kgm、JC08モード燃費21.0km/L、エコカー減税=100%減税 ■TSIコンフォートラインBLUEMOTION TECHNOLOGY1.2L直4ターボ+7速DSG、105ps/17.8kgm、JC08モード燃費21.0km/L、エコカー減税=100%減税 ■TSIハイラインBLUEMOTION TECHNOLOGY1.4L直4ターボ(気筒休止システム)+7速DSG、140ps/25.5kgm、JC08モード燃費19.9km/L、エコカー減税=100%減税

エンジンは1.2Lターボと気筒休止システム付き1.4Lターボ ■TSIトレンドラインBLUEMOTION TECHNOLOGY1.2L直4ターボ+7速DSG、105ps/17.8kgm、JC08モード燃費21.0km/L、エコカー減税=100%減税 ■TSIコンフォートラインBLUEMOTION TECHNOLOGY1.2L直4ターボ+7速DSG、105ps/17.8kgm、JC08モード燃費21.0km/L、エコカー減税=100%減税 ■TSIハイラインBLUEMOTION TECHNOLOGY1.4L直4ターボ(気筒休止システム)+7速DSG、140ps/25.5kgm、JC08モード燃費19.9km/L、エコカー減税=100%減税

■エンジン&ミッションTSIトレンドラインとTSIコンフォートラインにはこれまでのSOHCからDOHC化された1.2L直噴ターボ(105ps/17.8kgm)、いっぽうTSIハイラインにはシリンダーブロックがアルミ製となり、1250~4000rpm、8.7kgmの範囲内で第2、第3シリンダーを休止させるシリンダー可変機構「アクティブシリンダーマネジメント」が新たに採用された1.4L直噴ターボ(140ps/25.5kgm)を搭載。トランスミッションは全車7速DSGだ。気になる燃費は1.2Lがゴルフ史上最高となる燃費、JC80モード21.0km/L、1.4Lが19.9km/Lを達成し、全車エコカー減税100%だ。

走りは想像以上!

■即興で描いてくれたゴルフVIIのスケッチ

■即興で描いてくれたゴルフVIIのスケッチ

■走りは想像以上!ドイツで試乗したのは1.4Lターボ+7速DSG仕様のTSIハイラインで「DCC」(アダプティブシャシーコントロール。14万7000円のオプション)装着車。タイヤはダンロップSP SPORTS MAXXの225/45R17。エンジンをかけて走り出すと低回転域から太いトルクを発生しつつもトップエンドまで気持ちよく回るエンジンフィールと静粛性の高さに感心してしまった。特にアウトバーンでの150km/hオーバーでも楽しい会話ができる静粛性にはビックリ。「あらを探そう」という心境でドイツまできたのに逆にカウンターパンチを食らってしまった。乗り心地についてもそう。これはDCCのコンフォートモードでの感想だが、ノーマルでも多少固めになる程度で大きな差はなく、低速域ではしなやかに動き、速度を増すにつれフラットになっていく抜群の乗り心地という印象は変わらない。スポーツモードでレーンチェンジを行なうと足が固くなり、ステア操作に対し車体がしっかり追従するが、快適性が損なわれていない点も秀逸。気筒休止はメーターの表示を見ないかぎり、いつ切り替わっているのか、わからなかった。100kgの軽量化により心配していたボディのガッチリ感もしっかりとあった。死角があるとすれば熟成と劇的に変わらなかったスタイリングだろうか。次号ではゴルフVII、プリウス、ボルボV40、ベンツAクラスと比較し、最終結論を出すのでお楽しみに!

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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