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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
日産ノートで横浜~名古屋往復約700kmを走破するエコドライブチャレンジ
日産のエコランに参加

新東名を下る。アクセルを一定にし80km/hのアベレージで巡行する。思いのほか疲れを感じなかった
【本記事は2013年3月にベストカーに掲載された記事となります。】昨年9月にデビューし、4カ月連続でプリウス、アクアに次ぐ3位と絶好調の新型ノート。なかでも1.2L3気筒スーパーチャージャー(HR12DDR)搭載モデルが7割を超えるというから驚きだ。その新型ノートで、エコランしませんかというお誘いを日産自動車から受けたのでいざチャレンジ! 参加媒体は計19誌。1日目は朝9時半に日産・横浜本社をスタートし、5時間半の制限時間内に、名古屋市熱田区にあるノートのエンジン工場にゴールする。2日目は名古屋納屋橋のホテルを9時に出発し、同じく5時間半以内にゴール地点の日産・横浜本社を目指し、2日間のトータル燃費で、順位を競うというもの。走行ルートは横浜・日産本社から首都高速に乗り、保土ヶ谷バイパスを経て、横浜町田から東名高速、御殿場JCTから新東名高速を走り、再び東名高速、伊勢湾岸道、名古屋高速を通るコースで復路はその逆を辿る、往復路計698km。全体の9割以上が高速走行だ。試乗車はXDIG-S、JC08モード燃費は24.0km/L。いったいどこまで伸ばせるのか?さて1日目。エアコンはオフ、ふんわりアクセル、アクセル一定、基本80km/h巡行を遵守。もちろん1800rpm以下で電磁クラッチによりスーパーチャージャーをカットできる、エコモードスイッチを入れての超燃費走行だ。
トップは29.9km/L!!

往路の燃費運転では29.2km/Lを記録。復路は後半燃費運転をやめ、普通に走って28.5km/Lと優秀な数値
東名高速伊勢原バス停付近を過ぎたあたりから、グングン燃費が伸び始め、新東名・藤枝岡部IC付近では28.5km/L、豊田南IC付近で29.0kmを突破。名古屋高速に入り、途中、流れが悪くなり60km/hで走行。木場出口を降り、ゴール地点の愛知機械工業熱田工場にたどり着いたのは制限時間の1分前、冷や汗ものだった。注目の車速燃費計は29.2km/L! 19誌中3位の成績。トップは29.9km/Lだった。スゲー!!
普通に走っても優秀な燃費

往路の燃費運転では29.2km/Lを記録。復路は後半燃費運転をやめ、普通に走って28.5km/Lと優秀な数値
一夜明け、復路は「せっかくスーパーチャージャーが付いているんだから利かせないとノートのよさがわからん」と作戦変更。名古屋から新東名まで80km/h平均で巡航し、残りの東名高速からは、エコスイッチを切り、流れに乗って普通に走り、~100km/hで走行。東名高速に乗るまでの地点での燃費は28.8km/L。それまでは1100~1500rpmのエンジン回転数だったが、スーパーチャージャーが利く1800rpm~で走行し、鬱憤を晴らした。東名・横浜町田ICから保土ヶ谷バイパスに入り、流れが悪く60km/h巡行にダウンしたものの、日産・横浜本社にゴールした時の燃費はわずか0.3km/Lダウンの28.5km/L。区間燃費の計測ではないため、正確なことはいえないが、正直凄いです、新型ノート。
ノートの最高燃費は50~60km/hの速度域

最も燃費がいいのは50~60km/hの速度域
エンジンの開発責任者に後から聞いた話だがノートの最高燃費は50~60km/hの速度域で、理論上は28km/Lとのこと。実際に走ってみて、感じたのはエコモードを使って、75~80km/hでアクセルを一定に保てば28km/L以上の燃費は余裕で出せるんじゃないかということ。2日間の往復で総合優勝したチームの燃費は30.3km/L。19誌平均は26.3km/L、BCチームは28.5km/Lで総合7位だった。