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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
三菱エコカー試乗(2)デリカD:5はミニバンとディーゼルパワー絶妙のマッチング!
終始カリカリ賑やかで、振動も小さくない

ミニバンの場合、エンジンと運転席が近いので遮音は難しい
【本記事は2013年2月にベストカーに掲載された記事となります。】先最端の技術力を見せつたアウトランダーPHEVからデリカD:5のディーゼルに乗り換えたら、なんだか懐かしくなり「こいつもいいなぁ~」と思ってしまった。エンジン始動時から見事イメージ通りのディーゼルなのである。CX-5のディーゼルは、カリカリというノッキング音をほとんど出さない。走り出しても終始滑らかで振動も“ほぼ”なし。なのになのに! デリカD:5ときたら終始カリカリ賑やかで、振動も小さくないのだ。
旧世代のディーゼルそのものといった感じがいい

ガソリンとディーゼルの違いはメーターくらい。回転数が違う
一昔と隔世の感があるCX-5と比べたら、デリカD:5ってもう旧世代のディーゼルそのものといった感じ。アクセル踏んでからパワー出るまでのタイムラグも残っている。燃費は6速ATのロックアップ領域が狭いため(領域を広くすると振動が出てしまうという)、伸び悩みますな。アイドルストップだって付いてません。ここまで読んで「酷いディーゼルね!」と思うかもしれないけれど、そんなことまったくなし! 私はけっこう喜んでいたりして。
価格がフレンドリー

ガソリンとディーゼルの違いはメーターくらい。回転数が違う
コレはコレで悪くないです。そもそも価格からしてフレンドリー。同じ装備内容のガソリン車と比べ30万円しか高くない。ウチ、補助金が14万円出るし、ECOカー免税の対象にもなっているため、実質的に12万円高程度になる。それでいて実用燃費で20%よく、燃料となる軽油はガソリンより15%くらい安価。燃料コストは走行1万kmごとに6万円も安いのだった。2万km走っただけで12万円高い分のモトが取れてしまう計算。
迷うことなくディーゼル

ガソリンとディーゼルの違いはメーターくらい。回転数が違う
CX-5のディーゼルと比べれば賑やかで振動も出ているエンジンながら、不快かと聞かれれば「そうでもない」と答えておく。トルクフルだし、100km/hにクルーズコントロールをセットして高速を巡航してると「どこまででも走って行けそうだな」と思う快適さを持つ。乗り心地もいい。ガソリンのD:5を買おうと考えているなら、迷うことなくディーゼルでしょう!最大のライバルは同じくらいの御予算で買えるアウトランダーPHEVか。