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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30

ユーロサスで走りバツグン!! 日産NEWフェアレディZ&フェアレディZロードスターを徹底チェック

最新のZ34を徹底チェック

マイチェン前

マイチェン前

【本記事は2012年10月にベストカーに掲載された記事となります。】現行のZ34がデビューしたのは、’08年の12月。それから約3年半が経って、ビッグマイチェンが施された。エクステリアや足回りが変更されたわけだが、そうなると黙っていないのがこの人、“Zの柳田”こと柳田春人氏だ!! 歴代Zの表も裏も知りつくした男が、最新のZ34を徹底チェックするぞ!

縦型のデイライトが全グレードに標準装備

エクステリア:フロントバンパーを変更 フロントバンパーの形状が変更され、より低く、ワイドに見える形状を採用。これにより、フロントから見たときの印象は大きく変わった。ヘッドライト下にはLEDのデイライトを採用

エクステリア:フロントバンパーを変更 フロントバンパーの形状が変更され、より低く、ワイドに見える形状を採用。これにより、フロントから見たときの印象は大きく変わった。ヘッドライト下にはLEDのデイライトを採用

Z34のマイチェンモデルが取材できるという連絡をベストカーにもらったので、慌てて仕事を切り上げ、取材現場である日産自動車に駆けつけた。まずは、クーペをじっくりチェック! 色鮮やかな特別塗装は、今回加わった新色のプレミアム・サンフレア・オレンジだ! マイチェンでダークブルーも新色として加わり、全8色のラインナップだ。新形状のフロントバンパーは、MC前より低さとワイド感を強調した形状となっているが、低くなったぶん、少しノーズがのびたような印象を与える。これはGノーズ好きにはとても好印象だ!さらに今回新しく、ヘッドライト下に縦型のデイライトが全グレードに標準装備された。エンジンスタートと連動して光るのだが、これがかなり目立つ。昼間でも視認性向上には役立つはずだし、エクステリアのワンポイントとしてもなかなかいい。

4輪アルミキャリパーの対抗ピストンブレーキ装着

足回り:新ホイール&ユーロサス&赤いキャリパー 19インチホイールのデザインが一新され、オリジナリティのある形状となった。4輪アルミキャリパーの対向ピストンブレーキは、赤く塗装されて迫力アップ。サスは欧州仕様を採用

足回り:新ホイール&ユーロサス&赤いキャリパー 19インチホイールのデザインが一新され、オリジナリティのある形状となった。4輪アルミキャリパーの対向ピストンブレーキは、赤く塗装されて迫力アップ。サスは欧州仕様を採用

さらにバージョンST(クーペのみバージョンSにも採用)には、4輪アルミキャリパーの対抗ピストンブレーキが装着される。このMCでブレーキキャリパーが赤く塗られるようになった。これは’09年に発売された40周年記念モデルと同じ演出で、ホイールから見える様は、なかなかクールだ。

インテリア

メーター色変更:3眼メーターの一番左にあたる燃料計と情報ディスプレイのベース色がグレーに変更された

メーター色変更:3眼メーターの一番左にあたる燃料計と情報ディスプレイのベース色がグレーに変更された

インテリアでは、3眼メーターの一番左、燃料計や情報を表示するパネルの色が、ダークメタリックグレーに変更された。

Zの柳田が走りをチェック

Zの柳田も満足 今回の変更点

Zの柳田も満足 今回の変更点

Zの柳田が走りをチェック今回最も注目したのは、新しいZの足回り、その名も「ユーロチューンドサスペンション」だ。バージョンST全車と、バージョンSのクーペに採用されるこのダンパーは、その名のとおり、欧州仕様と同じスペックとなっている。Zには乗り心地を重視した北米仕様とアウトバーンでの操安性を重視した固めのセッティングの欧州仕様の足があった。そしてこれまで日本仕様は、全グレード北米仕様と同じ足を使っていた。今回のMCで欧州仕様の足はさらに改良され、従来よりも乗り心地とハンドリングをバランスさせたものとなっている。実際走り始めてみると、マイチェン前の足と比べて、明らかにハードになっている。だが、単純に締め上げられているだけではなくて、不快な突き上げがかなり抑えられ、快適性は損なわれていない。路面への追従性が高いレベルで保たれ、Zの本領である高次元の走りが楽しめるようなセッティングなのだ! クーペとの相性はバッチリといえる。

ロードスター バージョンST

旧型を100点とすると110点 欧州仕様のサスは、マイチェンでさらに熟成され、乗り心地とハンドリングのバランスを向上。街中から峠まで走りが楽しめるのだ!

旧型を100点とすると110点 欧州仕様のサスは、マイチェンでさらに熟成され、乗り心地とハンドリングのバランスを向上。街中から峠まで走りが楽しめるのだ!

いっぽう、ロードスターのバージョンSTにも同じ設定のサスペンションが採用されているが、乗り心地はクーペよりマイルドな印象を受けた。これはオープンボディの剛性の違いや、重量の違いから来るものとのことだが、ハンドリングは、クーペ同様シャープである。従来型を100点とすれば、ニューZは110点へと進化した! 個人的には高速域で少し物足りなさを感じたが、市販モデルのサスとしてはかなり完成度が高い。Zを買うなら、ぜひこのユーロチューンドサスをオススメしたい!

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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