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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30
欧州ライバル車を引き離す圧倒的な実力のレクサスGS
ハイパフォーマンスモデル

アトキンソンサイクルの3.5L V6エンジン(295ps/36.3kgm)に電気モーター(200ps/28.0kgm)を組み合わせる。注目の燃費は、なんとJC08モード12.8km/Lから18.2km/Lへと約42%も向上している
【本記事は2012年5月にベストカーに掲載された記事となります。】ガソリンモデルに続いて3月19日に発売開始されたレクサスGS450h。先代の4.6L V8モデルに代わるハイパフォーマンスモデルとしての役割を担う。エンジンはアトキンソンサイクル化した3.5L V6ガソリン(295ps/36.3kgm)に電気モーター(200ps/28.0kgm)を組み合わせる。注目はJC08モード12.8km/Lから18.2km/Lへと約42%も向上した燃費。モーターこそ従来からの1KMを引き継ぐがエンジン回転数などに応じて吸気ポートからの燃料噴射とシリンダー内への直接噴射を使い分ける燃料噴射システムD4-Sの採用やモーターやジェネレーターの摩擦損失低減など細部にわたる改良の結果という。
ボディ剛性感の高さを実感!
試乗したのは18インチタイヤを履くバージョンL。路面のいい一般道では乗り心地の上質さだけが前面に出るが、芦ノ湖スカイラインに至る荒れた路面を走ってみるとボディ剛性感の高さを実感。荒れた路面を乗り越える際にはサスがしなやかに、そして粘るように動いているのが手に取るようにわかる。しかも電動パワステのフィーリングも正確で、思ったとおりにラインをトレースしていく。乗った瞬間からしなやかで上質さを感じるBMW5シリーズにはおよばないがしっかりしたボディ剛性感と、65000rpmまで一気に加速していくパワー感、「クウォーン」というエキゾーストサウンドにより攻めてみたくなる衝動にかられるのだ。
価格
低燃費とスポーツセダンに相応しい走りのよさ。レクサス開発陣がじっくりと走り込んだ成果がよく出ていると思う。価格は700万からFスポーツの800万円。欧州ライバル車を欲しいと思っている人には待ってと声を大にしていいたい。