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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.01
セダンのS60に続いて導入されたスポーティでエコなボルボの新ワゴンV60
スポーティなイメージを押し出しているV60

ウエストラインが後方に向けてせり上がる、スポーティなデザインのワゴンとなっている
【本記事は2011年6月にベストカーに掲載された記事となります。】1月に発表された、ボルボのミドルセダンの新型S60。シャープなスタイリング、高められたシャシー性能、そしてボルボならではの高い安全性が特徴だったが、そのワゴンバージョンのV60もついに日本に導入される。ボルボのなかではV50とドル箱のV70の中間を埋めるスポーツワゴンがV60となり、ライバルはBMW3シリーズツーリングやアウディA4ワゴン、ベンツCクラスワゴンなどになる。セダンのS60と並んでスポーティなイメージを押し出しているV60は、シャープなフロントマスクデザイン、リアに向けて上方に駆け上がるウエストラインなど、躍動感あふれるスタイリングとなっている。
質感の高い走りを実現

1.6L直噴ターボエンジンは180psを発生。燃費は12.6km/Lで50%減税対応
もちろん走りもスポーティだ。ステアリングギアレシオは先代の60シリーズより10%クィックに変更され、ステアリング回りの剛性も高められている。サスペンションもスプリングやマウント、ブッシュ、ダンパーを強化。ハードな走行に応えるだけでなく、質感の高い走りを実現している。日本仕様に搭載されるエンジンは2種類で、ベーシックなDRIVeグレードには、新開発の1.6L直噴ターボエンジンが搭載される。クリーンで好燃費に仕上げられたこの180psエンジンは、効率に優れたデュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせで10・15モード燃費12.6km/L、燃費基準+20%を達成している。排ガス基準は4つ★の75%低減レベルなので、グリーン減税50%に適合する。これによって約11万円の減税となるのだ。上級グレードには3Lの横置き直6ターボエンジンを採用。304psを発生し、高められたシャシー性能によって豪快な走りが楽しめる。
重要なトランクスペース

トランクスペースは430L。分割可倒式のリアシートを倒せば、最大1241Lとなる
ワゴンにとって重要なトランクスペースだが、平常時で430Lあり、小さめなゴルフバッグ4つが収納可能。40:20:40に3分割可倒できるリアシートを採用し、最大1241Lもの広大なスペースが生み出せる。助手席シートバックを倒せば、3mの長尺物も収納できる。
安全性も極めて高い

スッキリとして上質なインテリアは、満足感が高い。操作系も使いやすく配置されている
ボルボならではの安全性も極めて高い。先進的なハイテク技術である歩行者検知機能付き追突回避、軽減フルオートブレーキシステムを採用。レーダーとカメラによって車両前方の歩行者を検知、危険だと判断した時に警告を発し、さらにドライバーの対処が遅れた場合、自動的にフルブレーキがかけられる。赤外線レーザーを使って前車との距離を測り、追突を回避するシステムも採用されている。
価格

DRIVe 395万円/T6 AWD SE 539万円/T6 AWD R-DESIGN 599万円
ベーシックな1.6LのDRIVeは395万円、最上級のR-DESIGNは599万円という戦略的価格だ。