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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.01
パワーも低燃費も手に入れ、7年ぶりに大進化を遂げたBMW X3!!
新型BMWX3がいよいよ誕生

【本記事は2011年5月にベストカーに掲載された記事となります。】新型BMWX3がいよいよ誕生、ニューモデルは2グレードで展開されるが、xDrive35iと呼ばれる上級グレードは直6、3Lツインターボ搭載で306ps/40.8kgmと圧倒的なパワー&トルクを持ちながら、10・15モード燃費は12.0km/Lと低燃費を実現している。理由はいわゆるアイドリングストップにあたるエンジンオートスタート/ストップ機能を採用したから。先代モデルの30iが8.4km/Lだから実に45%の燃費向上だという。4WDシステムは定評ある電子制御タイプのxDriveで安定感とスポーティさを両立している。新型の出来はどうか? 石川真禧照氏が先行試乗した。
BMWのX3が約7年ぶりにフルチェンジ

電子制御4WD、xDriveの安定性もかなりのもので安心感がある
プレミアムコンパクトSUVというジャンルを築いたBMWのX3が約7年ぶりにフルチェンジした。一時期は一世を風靡したX3だが弟分のX1の出現で、その存在がやや薄くなった。特に日本市場ではX1の販売が好調なこともあり、テコ入れの必要性があった。それが新型の投入で実現する。新型X3の日本発売を前にアメリカ・アトランタの海外試乗会に参加した。新型の基本的なプロポーションは現行型と変わっていない。しかし、フロントのキドニーグリルは大きく、テールランプもスッキリとしたデザインになった。ボディサイズは全長65mm、全幅25mm、ホイールベース15mm大きくなり、全高は変わらない。エンジンは528iなどに用いられる直列6気筒3L直噴エンジンのほかに335iなどと同じ3L直噴ツインターボをラインアップし、旧モデルに比べてパワー/トルクと燃費を大幅に向上させている。特に3Lツインターボの胸のすく加速フィールはライバル車にないもの。いっぽうNAのほうはBMWらしいしっとり感があってこちらも好ましい。
乗り心地がしなやかに

内装も新世代BMWらしい整理されたラインが特徴。ATはNA、ターボともに8速
ミッションは8速ATを新採用し、アイドリングストップ機能も装備された。もちろん四輪駆動で前後のトルク配分を可変制御する電子制御タイプだ。新設計のサスペンションは、乗り心地がしなやかになったのが特徴。オンロードでもオフロードでもゴツゴツとした動きがない。
完成度はかなり高い

キープコンセプトだがフロントもリアもスッキリした印象
後席まわりの居住空間が改善され、ラゲッジスペースも幅が広くなり、リアシートの背もたれが4/2/4分割になって、使いやすくなったうえで容量もアップしている。確実に進化したX3の完成度はかなり高い。