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更新日:2020.07.21 / 掲載日:2017.12.02
2L直噴エンジン搭載でエコカー減税対応 アテンザ『価値』アップ!
マツダらしいアテンザのマイチェン

フロントマスクの印象がちょっと変わった新型アテンザ。写真はスポーツワゴンである
【本記事は2010年2月にベストカーに掲載された記事となります。】実にマツダらしいマイチェンだと思う。地道に熟成をさせるマイチェンだ。’08年1月、2代目へと進化したアテンザだが、デビューから丸2年、1月26日にマイチェンを実施した。
品質感を高めたピアノブラック

マイチェンと同時にカスタマイズパーツも新型に対応した製品がさっそく用意されている。左からDAMD、KENSTYLE、M’s S PORTのエアロ
エクステリアの変更点は最小限にとどめられている。セダン、5ドアハッチ(スポーツ)、ワゴンともにフロントグリル、バンパー、リアコンビランプのデザインがリファインされているが、初期型と印象は大きく変わるものではない。フロントグリルはスポーツとワゴンが共通で、セダンは若干デザインの異なるメッシュタイプとなる。また、アルミホイールも新デザインへと変更。インテリアについては、インパネのセンターパネルにピアノブラックを採用するなど品質感を高めている。
直噴ガソリンエンジン(DISI)に変更
特筆ポイントは2Lエンジンが直噴ガソリンエンジン(DISI)に変更されたこと。従来型からパフォーマンスアップ(150ps→153ps、18.6kgm→19.3kgm)しながら10・15モード燃費は14.2km/Lから15.0km/Lへと向上しており、これによってエコカー減税50%の対象となっている。ただ残念なのは、せっかくDISIエンジンを採用したのに、アイドリングストップ(i-stop)が不採用だということ。i-stopの採用には補助バッテリーの搭載などが必要で、そこまでの大がかりな変更はできなかったため。
高速直進時の操安性があがる

インパネまわりは、クロームメッキとピアノブラックのセンターパネルを組み合わせた上質なものとなる
このほか、足回りも熟成されていて、初期型で指摘されていたタウンスピード領域でのゴツゴツした乗り心地を改善し、また、ステアリング切り始めでのゲインの立ち上がりが強かったのをややマイルドにして、特に高速直進時の操安性を高めている。こうした熟成がいかにもマツダらしいところ。

グレード体系はセダン、ワゴンは2Lが中心となり、スポーツは2.5Lのみの搭載にしぼって各車の性格を明確化。価格は各グレード、マイチェン前の価格をほぼキープしている。