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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.02

プジョー/シトロエンの人気量販モデル207&C4 ピカソが内容・価格ともに魅力的に進化

“スタイル1.4”を戦略的な価格で投入

フェイスリフトを受けた207は、189万円から始まる、戦略的な価格設定だ!

フェイスリフトを受けた207は、189万円から始まる、戦略的な価格設定だ!

【本記事は2010年1月にベストカーに掲載された記事となります。】09年のプジョーはニューモデルの端境期にあたったため、前年比マイナス35%とたいへん業績不振だ。そこで、こういうデフレ経済下はやっぱりプライスバリューということで、主力207シリーズの価格を改訂。さらに、1.4Lエンジンに2ペダル5MTを組み合わせた“スタイル1.4”を189万円という戦略的な価格で投入してきた。今回試乗した207は、この“スタイル1.4”ではなくラグジュアリーモデルの“シェロ”だったが、こちらも旧モデルとの比較では17万円のプライスダウン(249万円)。フランス車好きには嬉しいマイナーチェンジとなっている。

フロントグリルなどが変わって、顔つきがちょっとアッサリ系になったこの新型207だが、ランニングコンポーネンツには変更がないから走りっぷりは基本的に従来どおり。206の頃から比べるとドッシリ重厚になった乗り心地は、プジョー一族の名に恥じないしなやかさを提供してくれるし、インテリアの質感もかなり上質。この“シェロ”はガラストップやレザーシートが標準だから、Bセグのコンパクトにしてはけっこうラグジュアリーな気分も味わえる。

ただし、課題はやっぱり旧式な4ATとそれに足を引っ張られる燃費で、ライバルのVWポロが7速DSGで17.0km/Lをマークしているのに対して、こちらのカタログ値は11.2km/L。コレが実燃費とイコールじゃないのはわかってるけど、エコカー減税の基準にははるかに届かないのは痛い。プジョーもいよいよ’10年シーズンから新しい小型6速ATの日本導入を開始する予定だけど、日本のファンはほんとに首を長~くして待ってるんだからよろしく頼みますよ。いっぽう、シトロエンのほうは逆風下にもかかわらず前年比マイナス7.8%と健闘。C4ピカソやC5で新しいファンを掘り起こすのに成功したらしい。

「アレ、このクルマなんかフツーと違うね」

シトロエンC5は全車7インチのHDDナビが標準となった。地デジチューナー、VICS、ETCも標準で、かなりお買い得な価格設定となった

シトロエンC5は全車7インチのHDDナビが標準となった。地デジチューナー、VICS、ETCも標準で、かなりお買い得な価格設定となった

こちらのほうはナビがインダッシュに標準装着となったC5の最新モデルに乗ったのだが、このクルマのスゴイところは、乗ればどんなにクルマに鈍感な人でも「アレ、このクルマなんかフツーと違うね」と感じさせる強い個性を持っているコト。2Lが419万円(ワゴンは439万円)、3Lは494万円(ワゴンは514万円)と15万~20万円値上がりしたが、約34万円相当の装備向上を行なっているので、お買い得といえる。

燃費面で有利なC4ピカソ

C4ピカソは、’09年2月に全車1.6Lターボとなり、価格も全車377万円となった。今回は6EGSの試乗をトライしたが、2ペダルMTのEGSは、極低速で動きがギクシャクしてしまう欠点がある。しかし、燃費面で有利で、4ATが10・15モードで8.6km/Lなのに対して、10.7km/Lまで向上するのがすばらしい。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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