中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
秋のドライブシーズンにぴったりなA5カブリオレ 高品質な走りを楽しむ
欧州車らしいエレガントさも兼ね備えた、ナイスなデザイン

アウディA5カブリオレは、なんといってもワイドなボディが魅力的。質感の高さもアウディならでは
【本記事は2009年11月にベストカーに掲載された記事となります。】エレガントなオープン4シーター、アウディA5カブリオレが日本導入となった。贅沢で高価、さらには雨の多い日本で、このような豪華なオープンモデルはまだまだ需要が少ないが、このA5カブリオレには、それを覆すだけの要素がいっぱい詰まっているのである。まず、“ひと目惚れ”しそうなスタイルは、大いに魅力的だ。全長4625mmに対し、全幅1855mmというワイドボディがもたらすドッシリとしたたたずまいは、大型シングルフレームのグリルを中心とした、アウディならではの個性と迫力を備えたフロントスタイルを作り上げた。と同時に、欧州車らしいエレガントさも兼ね備えた、ナイスなデザインではないか。
ライバルに大きく差をつける大容量

メタルトップではなく、優雅なデザインのソフトトップを採用。オープン時は15秒、クローズ時は17秒という高速で開閉可能
注目のオープン機構は、最近流行のメタルトップではなく、あえてソフトトップを採用。「優雅なエクステリアデザインを実現するため」とのことだが、このできがまたすばらしい。軽量かつ頑丈なフレームを採用し、ソフトトップとは思えない高い気密性と遮音性を確保しており、クローズ時にはA5クーペに近い快適さを持つ。開閉時間は、オープン時15秒、クローズ時17秒というクラス最速レベル。50km/h以下なら、走行中でも開閉OKという便利さだ。ソフトトップのおかげで、オープン時のトランク容量は、クローズ時の380Lに対し320Lという、ライバルに大きく差をつける大容量。
安定感は、文句なしにすばらしい

インテリアは、A5クーペと基本的に共通。大人っぽい、落ち着いた雰囲気の仕上げだ
今回の導入モデルはV6、3.2LのFSI(ガソリン直噴)にツインクラッチの7速Sトロニック、そしておなじみのクワトロ(4WD)システムを組み合わせたワングレード。走りは予想どおり「スポーティで快適」という表現につきる。1930kgという重い車重ながら、力強くスムーズに加速させる動力性能は充分。オープンボディとしては、ボディ剛性の高さは特筆すべきレベルで、クーペモデルなみの一体感に富んだハンドリングはスポーティそのもの。さらに卓越したクワトロシステムがもたらす安定感は、文句なしにすばらしい。
乗り心地もオープンを感じさせないレベルの上質さだ。

784万円は、私にはまったく手が出ない価格だが、プレミアムオープンの4シーターとしての魅力はきわめて高い。大人4名がキッチリ乗れるというのは便利。これなら、子供がいても大丈夫だ。アクティブなライフスタイルを重んじる、40歳代以上のファミリーにはぴったり。