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更新日:2019.01.27 / 掲載日:2017.12.03

トヨタクラウンマジェスタ5代目登場 4.6L、V8エンジン搭載

トヨタのトップモデルとして開発された5代目マジェスタ

ボディカラーは前ページのゴールドを含め全7色:プレミアムシルバー

ボディカラーは前ページのゴールドを含め全7色:プレミアムシルバー

【本記事は2009年4月にベストカーに掲載された記事となります。】クラウンの上級モデル、いいかえれば、トヨタブランドの頂点を極めるモデルがクラウンマジェスタである。’89年にセルシオが最上級モデルに君臨することとなったが、セルシオはレクサスブランドに移行し、「LS」と名を変えた。これにより、’05年から再び、マジェスタは“トップ・オブ・トヨタ”として、トヨタ車の王者となった。初代マジェスタのデビューは’91年。当時、先代クラウンにはセルシオと同じV8、4.3Lエンジンを積んだグレードが用意されていたが、これを独立させ、さらに豪華に仕立て上げたのがクラウンマジェスタである。以来、’04年デビューの現行型が4代目、そして今日、3月26日にフルモデルチェンジして生まれ変わった新型が5代目となる。セルシオがレクサスに移行してから、今回が初めてのモデルチェンジ。つまり、初代から4代目まではクラウンの上級モデルではあったが、「セルシオの次」という位置づけだったマジェスタだが、今回の5代目ではトヨタのトップモデルとして開発されたという、大きな意味合いの違いがある。レクサス車とは違う、トヨタ車の頂点を極める……、という意味で、5代目マジェスタは大いなる誇りと実力を持ってデビューした。

エンジン

エンジンはレクサスLSに搭載されるV8、4.6Lだが、スペックはやや抑えられて347ps、46.9kgmとなる

エンジンはレクサスLSに搭載されるV8、4.6Lだが、スペックはやや抑えられて347ps、46.9kgmとなる

搭載されるエンジンはレクサスLSにも搭載されるV8、4.6L。先代からは300ccの排気量アップだがスペックは大幅アップの347ps、46.9kgm(レクサスLSよりやや抑えられている)で余裕の走りに貢献する。ATはこれもLSと同じ8ATとなる。

王者の風格にやや問題アリなのでは!?

ボディカラーは前ページのゴールドを含め全7色:ダークブルーマイカ

ボディカラーは前ページのゴールドを含め全7色:ダークブルーマイカ

■王者の風格にやや問題アリなのでは!?とはいえ、今回のモデルの写真を見て少し失望してしまった。なんか、カローラやプレミオ/アリオンを拡大したように見えてしまうのは担当だけか!?現行型は明らかにクラウンより上、セルシオやレクサスにはない実直な貫禄があり、銀座のホステスさんたちの間で“マジェ”という愛称さえ与えられ、愛されたもんだった。果たして新型は、その風格があるのか!? 実車を見るまではなんとも言えないが……。

ジャストサイズで使い勝手がよさそう

シンプルなデザインだが、面の張りなど、後ろ姿も堂々としたものとなる新型マジェスタ。全長4990mm、全幅1810mmとなる。ただ、ちょっとリアコンビランプがシンプルすぎて、アッサリした印象。

シンプルなデザインだが、面の張りなど、後ろ姿も堂々としたものとなる新型マジェスタ。全長4990mm、全幅1810mmとなる。ただ、ちょっとリアコンビランプがシンプルすぎて、アッサリした印象。

■ジャストサイズで使い勝手がよさそうとはいうものの、マジェスタのエクステリアは、クラウンをベースに風格を与えている。大きなフロントグリル、張りを感じさせるボディの面、キリッとした表情を作り出しているヘッドランプなどなど……。シャープな印象のレクサスLSに対して、量感を感じさせる雰囲気がマジェスタの魅力となる。が、リアスタイルがちょっと地味すぎやしませんか? なんていうか、ちょっとアッサリしすぎなんだよな。ボディサイズは全長4990mm、全幅1810mm、全高1475mmでホイールベースは2925mm。先代に対して全長が25mm長く、全幅が15mm広くなっていることで、ボリューム感が生まれている。ホイールベースは先代、あるいは現行型クラウンの2850mmより75mm長くなっているが、これは最終型セルシオと同寸。ホイールベースの延長により、リアシートの足元スペースが圧倒的に広くなっているのが実感できる。大きくなったとはいえ、全長は5mを切っており、ここらが日本で普通に使うには「ちょうどいい」を感じられるギリギリ。レクサスLSではちと大きすぎという人には、まさにジャストサイズといえるだろう。

上質な空間

インパネは奇をてらうことなく、オーソドックスにまとめられている。が、ダッシュパネル、センターパネル、ステアリング、シフトノブなどには本杢をふんだんに使用する

インパネは奇をてらうことなく、オーソドックスにまとめられている。が、ダッシュパネル、センターパネル、ステアリング、シフトノブなどには本杢をふんだんに使用する

室内は本杢を惜しげもなく多用したインパネやセンターパネル、ステアリングホイール&シフトノブが上質な空間を醸し出している。液晶表示のファイングラフィックメーターも上級グレードには採用され、落ち着きと先進性を併せ持った雰囲気。「G」以上の上級グレードに採用されるプレミアム本革シートも上質なタッチで心地いい。価格は、中心的グレードとなるCタイプで695万円、最上級のGタイプでは740万円、Gタイプ・Fパッケージが790万円となる。先代マジェスタはCタイプが614万2500円なので、それなりに値段は上がっているが、エンジンの変更やインテリアの上質さなどを考えれば、充分納得の価格である。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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