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更新日:2018.11.29 / 掲載日:2017.12.03
日本で一番売れてるVWオールラインアップ!ゴルフ・パサートヴァリアント・ジェッタ試乗!!
VWオールラインアップ試乗会

足元には7.5J×18インチの専用ホイールに225/40R18サイズのP-ZEROを装着
【本記事は2009年1月にベストカーに掲載された記事となります。】
シングルチャージャー(ターボ)とツインチャージャー(ターボ+スーパーチャージャー)の過給器付きTSIエンジンに加え、2ペダルMTのDSG(ダイレクトシフト・ギア・ボックス)により高性能と低燃費を両立させた点が高く評価されている現在のVW。今回、VWオールラインアップ試乗会でその神髄をさらに味わいたいと思い、(1)ゴルフの主力モデル、GTIに設定された“ゴルフGTIピレリ”、(2)市販モデルの歴代VW車で最速のパサートヴァリアントR36、そして(3)1.4L直4ターボ+スーパーチャージャーに初めて7速DSGを搭載したジェッタTSIコンフォートラインの3台を試乗車に選んだ。
注目の1台目はゴルフGTIピレリ。その名のとおり、ピレリとのコラボによるスペシャルモデルだが、実は初代ゴルフGTIに設定され、瞬く間に完売したモデルで25年ぶりに復活。
フロント&リアスポイラーやサイドスカート、ダークテールライトなどが装備され、足元には225/40R18サイズのピレリP-ZEROが装着。サスペンションもリセッティングされている。インテリアはP-ZEROタイヤのパターンを模したレザー&マイクロファイバーのコンビネーションシート、本革部分にはイエローステッチが入る。
エンジンは大径ターボやシリンダーヘッド、ピストンの変更、ECU、マフラーなどの変更によりノーマルのGTIに比べ30ps/30.6kgmにパワーアップ。これに伴い7速DSGの2速がハイギアード化。
ノーマルGTIとの走りの差は高速域の伸び、吹け上がりがさらにシャープになり、加速フィールはシビれるほど。乗り心地は不快ではない範囲でソリッド感が若干高まっている。このプレミアムぶりで46万円アップの405万円はバーゲンプライス(限定1000台)。
パサートR36

299psの3.6L V6を搭載! VW市販車最速のワゴン パサートヴァリアントR36
次に試乗したのはVWの市販車最速というパサートR36。ゴルフR32に次ぐRシリーズの第2弾で、スポーツワゴンらしいアグレッシブさをもつ。エクステリアはシルバーのフロントグリルや専用バンパー&リアスポイラー、クロームのエキゾーストパーツ、235/40R18タイヤと専用アルミホイールを装備。インテリアはレザーとアルカンタラの専用スポーツシート、Rロゴが刻まれたステアリングなどスペシャルな内容。
3.2LV6エンジンを3.6Lに拡大

R36専用チューンが施された299ps/35.7kgmの3.6L V6に6速DSGを組み合わせる。外観は専用バンパーやリアスポイラーなどのエアロパーツや235/40R18タイヤを装備
足回りはステアリング特性とともに減衰力を3段階に調節できるアダプティブシャシーコントロールに加え、専用のスポーツサスペンションを装備。エンジンは3.2LV6エンジンを3.6Lに拡大し299ps/35.7kgmを発生。カッチリした重厚な乗り心地、剛性感たっぷりのハンドリング、豪快な加速など本当に気持ちいい。ゴルフR32と比べるとこちらはふた回りほど大人といった味。価格は590万円。
TSIコンフォートライン

DSGがこれまでの6速から7速に変更されたことで走りが大幅に向上
最後に試乗したのは、実用性とスポーティさを兼ね備えたジェッタTSIコンフォートライン。注目なのは1.4L直4ツインチャージャーに初めて7速DSGが組み合わされたこと。6速DSG時代に比べ、格段にスムーズさが増し、走り自体もパワフルさが感じられる。
低燃費と300万円という価格以上の魅力

160psの1.4Lターボ+SCエンジンに7速DSGを搭載 ジェッタTSIコンフォートライン
燃費もジェッタTSIスポーツラインの12.6km/Lに対し、15.0km/Lと優秀だ。1.4L直4ながら160ps/24.5kgmと2LNA以上の実力。実用性と走りの楽しさ、そして低燃費と300万円という価格以上の魅力を感じた。