中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
BMW3シリーズマイチェン!! 11月13日発売開始!! 仕様変身!!
大きなマイナーチェンジとしては初めて

ツーリング(ワゴン)もM3も同時にマイチェン!! ワゴン(ツーリング)もM3もいっせいにマイチェン。すべて車幅は1800mmに収まっている
【本記事は2008年12月にベストカーに掲載された記事となります。】世界的な金融危機の煽りを受け、「まだ影響は少ないほう」といわれている日本市場でも、高級輸入車ブランドは大幅な販売減に苦しんでいる。BMWもその例に漏れず苦戦を強いられており、今年10月の日本市場での販売台数は昨年同月比マイナス29%と急ブレーキ。BMWグループ全体でみるとミニ、ロールスロイスが堅調な売り上げをみせてはいるが、肝心かなめのBMWブランドが足を引っ張っているかたちとなっている。そんななか、BMWブランドの最量販モデルである3シリーズがマイナーチェンジを実施した。現行モデルのE90系が発売されてから3年をへて、年次改良ではなくそれなりに大きなマイナーチェンジとしては初めてとなる。
最大の目玉は日本仕様に向けて実施された車幅減

i-Driveが高機能化しており、ナビ画面も大型化
さてさっそくその変更点だが、最大の目玉は日本仕様に向けて実施された車幅減。ドアノブ形状の見直しにより全幅が1815mmから1800mmに変更され、市街地の狭い駐車場によく見られる1800mm制限をクリアできる車幅となっている。BMWジャパンのエンジニアリング・ディビジョン担当であるネビオ・マンツェ氏はこの3シリーズマイチェン発表時に「車庫証明取得の可否に関わる問題がこれでクリアになる」と、この変更をアピールした。このほかのエクステリア変更点としては、キドニーグリルの意匠変更(横幅が若干広がっている)、ボンネット中央部のキャラクターライン追加、ドアミラー大型化、エアインテーク大型化・形状変更などが挙げられる。旧型と比べないと変更部分は確認しづらいが、パッと見で判断するならドアミラーの先端が尖っているのが旧型、四角いのが新型ということで判断できそう。
BMWブランドの大黒柱3シリーズ

主要諸元
またBMWの独自技術であるカーナビ&オーディオ総合ユニット「i-Drive」にも変更が加えられている。従来はコントロールキーがひとつだけだったがボタンを追加して操作性を向上し、また最量販モデルである320iにも標準装備化した(価格上昇はそのため。それ以外は基本据え置き)。前述のマンツェ氏はこの点にも触れ、「日本仕様は(本国ドイツ仕様の)3倍の専用機能を設けた。日本はハイテク機器が一般化した市場であり、お客様の高機能への期待度が高い」とし、高性能をアピールした。さてさて、今年1~9月の累計販売台数は1万3819台だったBMW3シリーズ。これはBMWブランドのなかでは1シリーズの5769台を大きく引き離しての最量販モデルとなる。まさにBMWブランドの大黒柱である3シリーズが、今回のマイチェンでどこまで販売台数を伸ばせるか。楽しみだ。