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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04

人気のムーヴにおしゃれな派生車登場 その名はムーヴコンテ

カスタム:ヘッドライトに丸形のアクセントがつき、フロントグリル、バンパーのデザインが異なることで、標準タイプとは雰囲気が変わる

カスタム:ヘッドライトに丸形のアクセントがつき、フロントグリル、バンパーのデザインが異なることで、標準タイプとは雰囲気が変わる

【本記事は2008年9月にベストカーに掲載された記事となります。】ダイハツお得意の“基幹車種からの派生モデル”にニューモデルが登場した。先代ムーヴには「ムーヴラテ」が派生モデルとして存在していたが、新型ムーヴをベースとした派生モデルとした誕生したのが「ムーヴコンテ」である。

若いユーザーを獲得したいという狙いのムーヴコンテ

ダイハツの派生車種はディーラーオプションとしてカスタム用品が充実しているのが特徴的。コンテにもさまざまなカスタマイズ用品が用意されているのだが、フードストライプ、メッキグリル、ロアスカートを組み合わせたこのスタイルがなかなかカッコよろしい。単品での購入も可能である

ダイハツの派生車種はディーラーオプションとしてカスタム用品が充実しているのが特徴的。コンテにもさまざまなカスタマイズ用品が用意されているのだが、フードストライプ、メッキグリル、ロアスカートを組み合わせたこのスタイルがなかなかカッコよろしい。単品での購入も可能である

ラテは先代ムーヴの派生車という位置づけだったが、実はシャシーは先代ムーヴと共用ではなく専用となっていた。だが、今回の「コンテ」は現行型ムーヴとシャシーを共用して誕生。ムーヴからの派生車ということで、コンテは、ラテの後継車的なポジションにあるけれど、直接のモデルチェンジではなく、あくまでもラテとは別の、新型ムーヴからの派生車として誕生した、まったく新しいモデル、という位置づけとして捉えるべき。「自分らしさを大切にする方が思い描いたユーザーです。居心地のよさをテーマに開発を進めました」開発責任者の大継直人チーフエンジニアは言う。軽自動車新車販売の約67%がムーヴやタント、ワゴンRやゼストなどのスペース系に集中している。いっぽうでムーヴのユーザーはムーヴとともに年齢を重ね、若いユーザーがムーヴから離れてしまっている現実があるのだという。ムーヴコンテは若いユーザーを獲得したいという狙いをもって開発された。

シンプルで居心地のいい空間を提供する

ムーヴコンテ標準タイプの室内である。写真向かって左側が運転席となるのだが、シート下に設けられたスイッチがパワーエントリーシートのスイッチである

ムーヴコンテ標準タイプの室内である。写真向かって左側が運転席となるのだが、シート下に設けられたスイッチがパワーエントリーシートのスイッチである

デザインテーマは「スクエア+」。ベースとなったムーヴはタマゴ形のフォルムが特徴的だが、コンテはムーヴとは対極的なスクエアなボディシルエットが印象的。ボンネットフードとルーフラインはほぼ水平一直線で、フロントマスクはストンと直線的に切り落とされている。ルーフエンドからリアゲートにかけてもほぼ垂直にスパンと裁ち落としたような潔いフォルム。だけど、ディテールをよく見ると、例えばボンネットからフロントマスクにつながる角や、ルーフからサイドパネルに繋がる角、ルーフエンドからCピラーのラインなど、面取りをしたようなRがつけられていることがわかる。直線的なフォルムと柔らかく面取りされたエッジ部が融合して、刺々しくないスクエアなフォルムが実現されているのだ。コンテにもダイハツ軽自動車の方程式にのっとって標準仕様とカスタムが設定されている。カスタムも基本的なフォルムは標準モデルとまったく同じだが、ヘッドライトのデザイン、フロントグリル、バンパー回りのデザインでカスタムらしさを演出。後ろ姿ではルーフスポイラーやクリアタイプのリアコンビランプなどで差別化を図っている。が……、コンテの「素」のよさ感は標準タイプのほうがよく表現されているかな。

インテリアもスクエアでシンプルで上質なイメージ

エクステリアに合わせてスクエアなイメージでデザインされたインパネ。写真上がカスタムで右上が標準タイプのインパネ。基本的な造形は同じだが、色遣いの違いで印象は大きく異なったものとなる

エクステリアに合わせてスクエアなイメージでデザインされたインパネ。写真上がカスタムで右上が標準タイプのインパネ。基本的な造形は同じだが、色遣いの違いで印象は大きく異なったものとなる

インテリアも外観に合わせてスッキリ、シンプルだけど、ちょっとひと味違うって感じを演出。プレミアムソファシートと名づけられたシートは、フランス人デザイナーによるものだという。パイピング部にアクセントカラーを配するなど、ちょっとオシャレな雰囲気を作り上げている。コンテの運転席シートには「パワーエントリーシート」と呼ばれる電動スライド機構が採用されていて、通常の前後パワースライドに加え、乗降時にスイッチワンプッシュで80mm後方にスライド。乗車時にはワンプッシュで元の位置に復帰するので、乗降時の足元スペースに余裕ができてスムーズな乗降が可能となる、というわけ。こんな装備は兄貴分のムーヴにも付いていない、コンテだけの特別装備。このパワーエントリーシート、LとカスタムXを除く全車に標準装備となっている。

主要諸元

主要諸元

室内空間はベースがムーヴだからして、余裕タップリで使い勝手のよさももちろん受け継いでいる。ムーヴと同じどころか、スクエアなボディ形状のため、運転席から前方の頭上スペースはムーヴよりも広く開放感タップリ。ムーヴより快適な室内空間を作り上げている。設定されるグレードは標準タイプが全車NAエンジン(58馬力、6.6kgm)の搭載で、CVTが組み合わされるX(122万8500円)とXリミテッド(128万1000円)、4速ATが組み合わされるL(103万9500円)、Lリミテッド(111万3000円)の4タイプ。カスタムは64馬力、10.5kgmを発揮するターボを搭載するカスタムRS(155万4000円)とNAのカスタムX(133万3500円)の2タイプ。カスタムのトランスミッションはCVTのみで4AT搭載車の設定はない。各グレードにFFと4WDがそれぞれ設定されている。4WDは12万750円高となる。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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