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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04

2.5Lターボ搭載!! 世界一運転のうまくなるクルマ レガシィS402セダン/ワゴン

S402セダン535万5000円 S402ワゴン549万1500円

S402セダン535万5000円 S402ワゴン549万1500円

【本記事は2008年6月にベストカーに掲載された記事となります。】スバルのモータースポーツ部門STIが徹底的にチューニングしたコンプリートカーに与えられる称号が「S」。Sを冠した車名は、ほかのSTIバージョンなどとはひと味もふた味も違った、STIの気合いの入ったモデルなのである。エクステリアは一見大きな変更はないように感じるが、実はフロントフェンダーが左右20mmずつ拡幅しており、全幅は1770mm。これは、235/40R18サイズのタイヤを収めるために必要だったのだが、さりげなくハイパフォーマンスを主張するエクステリアとなる。

エンジンは2.5Lターボをスペシャルチューン

スペシャルチューンの2.5Lターボは285馬力、40.0kgm発揮 エンジンは豪州仕様に搭載される水平対向4気筒2.5Lターボをベースに圧縮比のアップやツインスクロールターボの採用などでチューン。285馬力、40.0kgmを発揮する

スペシャルチューンの2.5Lターボは285馬力、40.0kgm発揮 エンジンは豪州仕様に搭載される水平対向4気筒2.5Lターボをベースに圧縮比のアップやツインスクロールターボの採用などでチューン。285馬力、40.0kgmを発揮する

Sシリーズの開発コンセプトは、過激な走りだけではない、トータルバランスを追求した大人のグランドツーリングカー。もちろん今回のS402もこのコンセプトを踏襲している。というか、そのコンセプトをより忠実に具現化しているといっていいだろう。「究極のグランドツーリングカー」、「世界一運転が上手くなるクルマ」が開発のテーマとなっている。そのためにチョイスされたのが、日本仕様には搭載されていなかった水平対向4気筒2.5Lターボエンジン。豪州向けのモデルには2.5Lターボが搭載されているが、S402に搭載されるのは、それとは違うスペシャルチューニングされた2.5Lターボで、ターボチャージャーはツインスクロールタイプが組み合わされている。エンジン本体もピストンの変更により圧縮比を8.6までアップ。専用セッティングされたツインスクロールターボに等長等爆エキゾーストシステム、専用低排圧マフラーを組み合わせ、吸排気効率を向上。最高出力285ps/5600rpm、最大トルク40.0kgm/2000~4800rpmを発揮している。ここで注目なのが最大トルクで、40.0kgmという最大トルクを2000回転で発生し、これがフラットに4800回転まで維持されているところ。過激なパワーではなく、扱いやすく、それでいて力強いエンジン特性を目指していることがよくわかる。これこそがS402の目指すところなのだ。

シャシーチューンこそS402の真骨頂!!

ここがSTI流チューンのポイント!! 写真右側上下はビルシュタインダンパーを採用する前後サス。左上は6ポッドキャリパーのフロントブレーキ。左下がフレキシブルロアアームバー。これらが上質な走りを作り出すのだ

ここがSTI流チューンのポイント!! 写真右側上下はビルシュタインダンパーを採用する前後サス。左上は6ポッドキャリパーのフロントブレーキ。左下がフレキシブルロアアームバー。これらが上質な走りを作り出すのだ

S402が目指したのは「強靱でしなやかな走り」。専用チューニングされたビルシュタインダンパー&コイルスプリングを採用し、微少入力からリニアに反応するセッティングを実現。S402で特徴的なのが「フレキシブルボディ補剛」という考え方。ボディは硬ければいいと言うものではなく、ガッチリした骨格を持ちながら、適度に入力をいなすことが必要だという考え方だ。この考え方に則って採用されているのがフレキシブルタワーバー、ロアアームバー、フロアバーの3アイテム。ボディ補強アイテムだが、一部可動状態とすることで特定の応力を逃がし、ボディの動きを最適化するのだ。これにより強靱だけどしなやかな動きの足回りを実現している。ブレーキはフロントにはインプレッサRA-LRにも採用されたブレンボ製対向6ポッドキャリパー、リアには対向2ポッドキャリパーが採用され、安定したブレーキング性能を追求。価格はセダンが535万5000円、ワゴンが549万1500円。発売開始は6月28日。

アウトバック25XT2.5Lターボ搭載で走り超スムーズ!!

アウトバックの2.5L NAではちょっと物足りないと思っていた人に朗報。レガシィシリーズ国内初投入となる2.5Lターボエンジンを搭載したアウトバック25XTが特別仕様車としてラインアップに加わった。最高出力265馬力、最大トルク35.7kgmの2.5Lターボは、レガシィGTに搭載される2Lターボよりも低速からトルクが立ち上がり、力強い走りを見せてくれる。ターボが効いていない低回転のトルクが太いので、ブン回さなくても力強い動力性能を味わえる。このエンジン搭載に合わせて車高が25mmローダウンされてオンロード用タイヤが装着されたことで、峠道でのフットワークがグンとアップ。右へ左へと、けっこうハイペースで飛ばすような走りにもキッチリ対応してくれるのがうれしい。それでも最低地上高は180mmを確保しているので、アウトバックの魅力が大幅にスポイルされることはない。価格は347万250円だ。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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