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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.05
新型フィットのデビュー前に一手を打つ! トヨタ ヴィッツかわいくお化粧直し
内外装のリフレッシュ

MC前
【本記事は2007年10月にベストカーに掲載された記事となります。】2代目となるヴィッツがデビューしたのは2005年2月だったが、あっという間に2年半が経過し、初めてのお化粧直しとなるマイナーチェンジが実施された。お化粧直しと表現したとおり、今回の変更点は内外装のリフレッシュが中心。
彩りも豊か

リアもバンパーガードが追加されたことで大きく印象が変わった。ドアミラーウインカーが全車標準装備とされているのもポイント
まず外観は、フロントまわりではヘッドランプ、バンパー、グリルの形状を意匠変更し、リアまわりはバンパーとコンビネーションランプの意匠が変更されている。涙目型のヘッドランプやバンパーガードなどによって、先代ヴィッツをイメージさせるスタイリングとなった。現行ヴィッツは滑らかな曲面ながらどことなく冷たい感じもあったが、今回の変更でよりかわいらしさが増した印象だ。さらに、ボディカラーに新色4色を追加しており、全15カラーから選択が可能になり、彩りも豊かになった。
グレードごとの個性

センタークラスター左右にある小物入れの形状が見直され、膝が当たるという不満の声を解消している
内装はセンタークラスターのパネルの色味を変更して暖かみのある空間を演出し、グレードごとの個性を際だたせる効果も狙っている。そしてSRSサイドエアバッグ(運転席&助手席)、SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)を全車標準装備としている。これは先日トヨタが「今後出る新型車に標準装備とする」と発表しており、安全性の向上で効果が絶大だ。
走りのグレードのRS

標準とRSで顔が違います RS(左)の顔つきは変わらず、涙目を採用して変化の大きい標準モデル(右)はかわいらしい印象が強い。どっちが好み?
そして走りのグレードのRSでは、これまでは1.5Lのみに設定されていたが、今回新たに1.3Lモデルを追加している。そしてどちらのCVT車にもパドルシフトが新採用されたのもトピック。このパドルシフトは手触りもよく、小気味よく変速が可能。なお、RSは標準グレードのようなデザイン変更はほとんど行なわれず、これまでと同じ顔つきとされている。開発担当によると追って(1年後くらいとか)RSも新デザインに変わるというので、どうしても新しい顔のRSがほしい! という人は、しばらく待つのも手だ。
価格

価格は標準タイプがそれぞれ2万1000円アップ、RS(CVTモデル)は4万2000円アップと、若干ながら値上がりしているが、安全装備の充実分でしっかりと元が取れる。見た目はかわいく、装備も充実したヴィッツ。その魅力はぐーんとアップ!