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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2017.12.05
「そこまでやるか」の大マイナーチェンジ VW トゥアレグ
約4年のマイナーチェンジ

リアのテールランプはスモーク化され、V8のタイヤは18から19インチにワンサイズ大型化された
【本記事は2007年7月にベストカーに掲載された記事となります。】約4年ぶりにマイナーチェンジしたトゥアレグのリリースを見て驚いた。なんと2300もの部品が新規に開発されたと書いてある。VGJは要するに「外観も中身も大幅改造したのでいいトゥアレグができました」といいたいらしい。ハッキリいって2年前に大枚はたいてトゥアレグを買った私としてはこれは歓迎できないニュースだ。何よりローンがまだ35回分も残っている。「密かにたいしたことないといいのにな~」と思いつつ試乗会が行なわれている箱根に向かった。ステアリングを握った。
乗り心地がちがう!?

パサートの3.2L V6をベースにした、直噴仕様の3.6L狭角V6エンジン。バンク角は10.6度。39ps/5.1kgmアップの280ps/36.7kgm
走り出して、最初の角を曲がってビックリ。乗り心地がぜ~んぜん違いました。最初に試乗したのは私と同じエアサス仕様のV8。その乗り心地たるや確実にワンランクアップした感じ。路面への当たりがソフトになり、動きはしなやか。自分のクルマでいつも気になっていたタイヤのバタつきもないしステアリングフィールもスムーズになっている。これはのっけからガツンとやられた気分。このことを商品企画の人に尋ねると「基本的にエアサスは同じですが、センサーを増やして姿勢制御をしっかりやっているので、その効果が出ているのではないですか」とのこと。う~ん、悔しい。パサートの3.2L V6をベースにしたエンジンはV6、V8ともに直噴となりV6が39ps/5.1kgm、V8が39ps/3.1kgmもパワーアップ。特にV6は3.2Lから3.6Lになり280ps(V8は349ps/44.9kgm)になった。旧モデルでも街中での走りはV8とたいした違いがなかっただけにこれからトゥアレグを買おうという人には約200万円安いV6のほうをおすすめ。旧モデルのV8とV6の購入比率も2対8なので、私のように無理してV8を買う必要はないかも。旧型との外観上の大きな違いはフロントフェイス。ほかのシリーズと同じようにワッペングリルになり、ヘッドライト形状も涙目に変更。そしてついに日本の法規に合わせてフェンダーの先にとってつけたようなサイドアンダーミラーが付いた。確かにいいところばかりの新型だが、ここだけは私も救われた感じ。嗚呼、旧型でよかった!? 価格はV6が549万円(旧型は529万円)、V8が735万円(旧型は729万円)。
編集担当 FENEK鵜飼のオススメポイント

インパネは旧型と基本的に同じ。新たにカギを差さなくてもエンジンを始動できるキーレスアクセスとなった。少し悔しい~
編集担当 FENEK鵜飼のオススメポイントガッチリした剛性感、質感の高いインテリア、イバリ度の高い外車SUVは数あれど、ベンツSクラスから乗り換えても満足度が高い私のMC前のトゥアレグ。そのトゥアレグがV6、V8ともに39psもパワーアップし、価格は6万~20万円のアップに抑えられている。しかもCDCエアサスの乗り心地がかなりよくなっている。ハッキリいってすぐにでも乗り換えたい! ボディカラーも8色、インテリアカラーも3色に増えた。これから外車SUVを考えている人、オススメ度200%です。